Project/Area Number |
20K02418
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Research Category |
Grant-in-Aid for Scientific Research (C)
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Allocation Type | Multi-year Fund |
Section | 一般 |
Review Section |
Basic Section 08030:Family and consumer sciences, and culture and living-related
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Research Institution | Yamagata Prefectural Yonezawa University of Nutrition Sciences (2021-2022) Kobe Gakuin University (2020) |
Principal Investigator |
南 育子 山形県立米沢栄養大学, 健康栄養学部, 講師 (50712816)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
中川 敏法 滋賀県立大学, 環境科学部, 講師 (00734261)
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Project Period (FY) |
2020-04-01 – 2024-03-31
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Project Status |
Granted (Fiscal Year 2022)
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Budget Amount *help |
¥4,420,000 (Direct Cost: ¥3,400,000、Indirect Cost: ¥1,020,000)
Fiscal Year 2023: ¥650,000 (Direct Cost: ¥500,000、Indirect Cost: ¥150,000)
Fiscal Year 2022: ¥650,000 (Direct Cost: ¥500,000、Indirect Cost: ¥150,000)
Fiscal Year 2021: ¥650,000 (Direct Cost: ¥500,000、Indirect Cost: ¥150,000)
Fiscal Year 2020: ¥2,470,000 (Direct Cost: ¥1,900,000、Indirect Cost: ¥570,000)
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Keywords | アレルゲン / エピトープ / 食物アレルギー / アレルゲンコンポーネント / 加熱調理 |
Outline of Research at the Start |
本研究では、データベースから、タンパク質の変性によりエピトープの構造が変化し抗原性の低下が予測されるアレルゲンコンポーネントを測定対象として選択し、実際に各アレルゲンコンポーネントを含む食物に調理・加工処理を施し、そのエピトープ部位の変性や分解を解析し、抗原性の変化を測定する。患者数が多い原因食物については重点的に解析を行う。
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Outline of Annual Research Achievements |
食物アレルゲンとなるタンパク質は加熱等の処理により変性し抗原性が変化する。本研究では、食物アレルギーの主要なアレルゲンコンポーネントについて、そのエピトープの部位および立体構造の情報を基に、調理や加工による抗原性の変化、アレルゲンコンポーネントおよびエピトープの消化酵素による分解の受け易さの変動について解析する。 本年は複数の国際的なアレルゲンのデータベースを検索し、食物アレルギーの主要な原因食品の主なアレルゲンコンポーネントのアミノ酸配列を取得し、消化酵素によりエピトープ配列部位が分解を受けて抗原性が低下する可能性を検討した。特定原材料およびそれに準ずる食品の主要なアレルゲンコンポーネントのアミノ酸配列をUniProtKBから取得し、その配列を基にAllergen Database for Food Safety(ADFS)のエピトープ検索により、国際的なデータベースに登録されている主要なエピトープ配列の情報を得た。それらの中の連続性エピトープについて、アライメントによりエピトープ部位を特定し、消化酵素によるin vitro消化実験で生成する分解フラグメントの情報からエピトープ部位の分解による抗原性の低下を調べた。また、食物アレルギーの原因食品ごとの患者数の割合が、近年、変化していることから、実際に解明が求められる食物アレルギーの原因食品と問題の実態を明らかにするために実施したアンケート調査の解析を進めた。さらに実験材料調達の整備を進めた。
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Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
4: Progress in research has been delayed.
Reason
研究環境が変化し、研究計画などを再度、検討し直す必要があった。
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Strategy for Future Research Activity |
主要なアレルゲンコンポーネントのアミノ酸配列を国際的なデータベースから取得し、その配列を基にエピトープ検索により主要なエピトープ配列の情報を得る。構造的エピトープについては、調理や加工、また摂食後の消化液による物理的、化学的変化に対する抵抗性について、連続性エピトープについては、消化酵素による分解の受け易さについて相同性検索機能などを用いて検討する。アライメントによりエピトープ部位を特定し、消化酵素によるin vitro消化実験で生成する分解フラグメントの情報からエピトープ部位の分解による抗原性の低下を解析する。さらに電気泳動により分解フラグメントを調べる。アミノ酸配列モチーフと消化に対する耐性の関連についても検証する。 並行して、近年に患者数が増加傾向にあり、解明が求められる原因食品と、食物アレルギーに関する問題の実態を明らかにするために実施したアンケート調査結果を解析する。アンケート調査においては結果から問題を探索するために統計解析やデータ解析法の導入を試みる。
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