「学びに向かう態度」を育てる授業モデルの開発と小集団活動における指導技法の研究
Project/Area Number |
20K02429
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Research Category |
Grant-in-Aid for Scientific Research (C)
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Allocation Type | Multi-year Fund |
Section | 一般 |
Review Section |
Basic Section 09010:Education-related
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Research Institution | Yasuda Women's University (2021-2023) Hiroshima University (2020) |
Principal Investigator |
深澤 広明 安田女子大学, 教育学部, 教授 (70165249)
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Project Period (FY) |
2020-04-01 – 2025-03-31
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Project Status |
Granted (Fiscal Year 2023)
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Budget Amount *help |
¥3,510,000 (Direct Cost: ¥2,700,000、Indirect Cost: ¥810,000)
Fiscal Year 2022: ¥1,300,000 (Direct Cost: ¥1,000,000、Indirect Cost: ¥300,000)
Fiscal Year 2021: ¥1,040,000 (Direct Cost: ¥800,000、Indirect Cost: ¥240,000)
Fiscal Year 2020: ¥1,170,000 (Direct Cost: ¥900,000、Indirect Cost: ¥270,000)
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Keywords | 学びに向かう態度 / 学習集団 / 授業研究 / 小集団活動 / 教材研究 / 授業分析 / 授業評価 / 学習集団づくり / イエナ・プラン / 授業モデルの開発 |
Outline of Research at the Start |
本研究は、わが国の教育実践で展開してきた学習集団づくりの授業において、小集団活動を媒介としながら「学びに向かう態度」の育成に取り組んできた理論と実践を教育実践史研究の視点から批判的に検証するとともに「イエナ・プラン」との比較検討を行うことで、これからの授業で求められる小集団指導のあり方についてキー・コンピテンシーの一つである「異質な人々からなる集団で相互にかかわり合う」という視点にふさわしいものとして再構築し、授業改善モデルを提示するとともに、授業における小集団活動のあり方を具体的な事例(レシピ)と小集団指導の技法(タクト)として開発するものである。
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Outline of Annual Research Achievements |
コロナ禍の状況が緩和したことを受けて授業研究のフィールドワークについても広島県内のみならず長崎県諫早市や大阪市の研究会に対面で昨年に引き続き参加する機会をつくることができ、直接の授業参観と授業記録をふまえながら授業関係者に直接会って意見交流を行うことで小集団活動の実際やそれを支える教師の指導的評価活のあり方について教師自身の思いをふまえての事例を集めることができた。事例について一時的な分析をすると「学びに向かう」態度を授業で育成するためには、導入で子どもたちが身近に感じながらもハッとする学習課題の提示が有効であること、また授業の展開においては多様な意見の分布が用意され、それらをめぐっての比較=類比的な視覚的提示が学びを活性化させることが授業モデルの開発に必要なことが仮説的に確認できた。また新採教員が2名ずつ採用される小学校において2日間にわたって教材研究を中心とする事前検討会の機会に参加したことで、教材研究をふまえた小集団活動の組織化のあり方について検討することができた。また実際の授業を観察すると教材研究が若い教師の授業を支える面もあるが、同時に最終場面の本時のまとめが「教え込み」的な傾向になりやすく、授業全体を板書にもとづいて振り返るための授業指導のあり方に課題のあることが判明した。また、多様な子どもたちを授業でサポートしていくために「ケア」論について共同研究を展開し学会で発表することができた。
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Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
3: Progress in research has been slightly delayed.
Reason
昨年に比べてコロナ対応も緩和しているので対面での授業研究の機会が増えたが、その整理等に時間を取ることが少なからずできておらず、来年度に持ち越さざるを得ない部分があるが、研究のまとめに向けてのみ通しが立ったので、主観的には「おおむね順調」のレベルに戻ることができた印象であるが、客観的には「やや遅れている」と言わざるを得ない。
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Strategy for Future Research Activity |
昨年度までに収集した授業研究の資料やデータを体系的に整理することによって、当初の目標である「授業モデル」の開発と「小集団活動の指導技法」の具体的なレシピ作成し、研究会等でも報告し、そこでの評価や修正をふまえて研究をまとめたい。
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Report
(4 results)
Research Products
(10 results)