「学び続ける教員」の基盤の育成を志向する教員養成スタンダードの開発的研究
Project/Area Number |
20K02455
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Research Category |
Grant-in-Aid for Scientific Research (C)
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Allocation Type | Multi-year Fund |
Section | 一般 |
Review Section |
Basic Section 09010:Education-related
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Research Institution | Hyogo University of Teacher Education |
Principal Investigator |
別惣 淳二 兵庫教育大学, 学校教育研究科, 教授 (90304146)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
大関 達也 兵庫教育大学, 学校教育研究科, 教授 (80379867)
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Project Period (FY) |
2020-04-01 – 2024-03-31
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Project Status |
Granted (Fiscal Year 2022)
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Budget Amount *help |
¥2,470,000 (Direct Cost: ¥1,900,000、Indirect Cost: ¥570,000)
Fiscal Year 2023: ¥1,170,000 (Direct Cost: ¥900,000、Indirect Cost: ¥270,000)
Fiscal Year 2022: ¥780,000 (Direct Cost: ¥600,000、Indirect Cost: ¥180,000)
Fiscal Year 2021: ¥260,000 (Direct Cost: ¥200,000、Indirect Cost: ¥60,000)
Fiscal Year 2020: ¥260,000 (Direct Cost: ¥200,000、Indirect Cost: ¥60,000)
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Keywords | 教員養成スタンダード / 学び続ける教員 / 資質・能力 / 教師像 / 資質能力観 / 体験と省察の往還 / 理想の教師像 / 小学校教員としての資質・能力 |
Outline of Research at the Start |
本研究の目的は、教員養成課程における学生の理想の教師像の特性とその形成過程を明らかにすると共に、近畿圏の指導主事や学校教員ならびに全国の教員養成大学の大学教員、全国の公立小学校教員に対する質問紙調査から、「学び続ける教員」を育成する上で養成段階において最小限身につけるべき資質・能力を明らかにすることによって、「学び続ける教員」の基盤の育成を志向する教員養成スタンダードを開発することである。このスタンダードを開発することによって、大学側からの教員として求められる資質・能力のみならず、学ぶ側と将来学生を受け入れる側の両面からの教員として求められる資質・能力を明確にすることができるものと考えられる。
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Outline of Annual Research Achievements |
令和4年度の研究の目的は、教員の養成段階において「学び続ける教員」になるための基盤を身に付けるために、大学4年間を通してどのような資質・能力を身に付ける必要があるのかを質問紙調査から明らかにすることである。 本研究では、「「学び続ける教員」になるための基盤として学生が大学卒業時までに教員として身に付けるべき資質能力に関する調査」(質問紙調査)を1次調査として実施した。調査対象者は、兵庫県下の教育委員会の指導主事(小・中学校籍)、近畿地区国立大学附属学校教員、全国教育大学及び近畿地区国私立大学教育学部教員、計約1000人を対象とした。調査時期は令和4年7月下旬に調査依頼をし、協力いただける教育機関に対し令和4年9月1日~9月30日にMicrosoft Formsからの記述回答を求めた。その結果、136件の記述回答が得られた。 記述回答を分類した結果、(1)学び続ける姿勢と力、(2)児童・生徒の発達段階や多様性の理解と関わり方、(3)教科等の指導方法及び学習環境、(4)教科等の指導上の専門的知識・理解、(5)教科等の指導計画の立案と授業評価、(6)児童・生徒の学習活動における評価観点と評価方法、(7)学級の運営や経営、(8)学級・学年での生徒指導や教育相談、(9)キャリア教育を視野に入れた進路指導、(10)特別活動における企画・運営・指導、(11)特別な配慮や支援が必要な児童生徒への対応、(12)教育におけるICTや情報データの利活用、データリテラシー、(13)教員としてふさわしい言動・態度・意識・倫理、(14)教員同士や専門スタッフとの連携・協働や保護者・地域との関係づくり、(15)社会の変化に対する学校の役割と意義、(16)教員としての幅広い教養、(17)教育制度・法規及び職務の理解など、32項目の内容に集約された。
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Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
3: Progress in research has been slightly delayed.
Reason
令和3年度の研究成果を論文にするために、令和4年度の多くの時間をそれに費やした。それによって、令和4年度は計画どおりに質問紙調査を実施し、そこで得られた記述回答を32項目に整理するところまで行ったが、記述内容の構造化まで進んでいない。
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Strategy for Future Research Activity |
記述内容の構造化を行うために、6月末日までに理論枠組みを設定する。その後、8月末日までに記述内容の構造化を行う。9月から、令和5年度の研究として全国規模の二次調査を実施する。
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Report
(3 results)
Research Products
(3 results)