三陸復興創生のための地域課題解決力を育む小中一貫総合的学習カリキュラムの開発
Project/Area Number |
20K02505
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Research Category |
Grant-in-Aid for Scientific Research (C)
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Allocation Type | Multi-year Fund |
Section | 一般 |
Review Section |
Basic Section 09010:Education-related
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Research Institution | Iwate University |
Principal Investigator |
田代 高章 岩手大学, 教育学部, 教授 (70294486)
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Project Period (FY) |
2020-04-01 – 2025-03-31
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Project Status |
Granted (Fiscal Year 2023)
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Budget Amount *help |
¥2,600,000 (Direct Cost: ¥2,000,000、Indirect Cost: ¥600,000)
Fiscal Year 2022: ¥650,000 (Direct Cost: ¥500,000、Indirect Cost: ¥150,000)
Fiscal Year 2021: ¥780,000 (Direct Cost: ¥600,000、Indirect Cost: ¥180,000)
Fiscal Year 2020: ¥1,170,000 (Direct Cost: ¥900,000、Indirect Cost: ¥270,000)
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Keywords | カリキュラム開発 / 総合的な学習(探究)の時間 / 学校種間連携 / 地域課題解決 / 社会参画 / 総合的な学習の時間 / 校種間連携 / 課題解決 / 校種間接続(小中一貫) / 地域課題解決力 / 社会参画力 / 地域創造(地域創生) / 小中一貫 / 三陸復興・地域創生 / 総合的学習 / 三陸復興創生 |
Outline of Research at the Start |
三陸被災地では未だ地域の復興・創生が進まず、その後も自然災害に見舞われ、人口減少が深刻化する現状にある。この現状に対して、被災地域の小中学生が、三陸復興・地域創生に向けて現実の地域課題を発見し、課題解決のための提言・行動ができるような地域課題解決力の育成をめざす系統的な小中一貫の総合的学習カリキュラムを開発することを研究目的とする。 カリキュラム原案の修正改善を重ねることを通じて、被災地の小中学校において実践的に活用しうるモデルカリキュラムとして提案し、それによって、三陸被災地を中心とする地域の復興創生に取り組む小中学校の支援を実現するとともに、将来の地域を創る主権者の育成に貢献していく。
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Outline of Annual Research Achievements |
三陸沿岸部、中山間地域を中心に、震災後に少子高齢化や過疎化がより一層進む地域の学校において、これからの地域の再生や創造に向かう主体を形成するための、地域課題解決型の校種間接続の総合的な学習のカリキュラムの実態と、これから求められる学校カリキュラムの有効な開発をめざして継続研究を行ってきた。 研究期間内に、研究当初より校種間接続を踏まえた総合学習カリキュラムに取り組む地域課題解決の探究活動の学校状況について、青森県東通村・東通学園、岩手県沿岸部の大槌町・大槌学園、岩手県中山間地域の住田町・町内全公立小中高5校の訪問調査を行った。 それらについて全体計画・単元計画等や地域連携協働に関する資料の収集、行政職・管理職・教諭等へのインタビューやアンケート調査を行った。この間は、コロナ禍の影響から、子どもが地域の人々と直接交流しつつ協働して活動する探究活動には制約が生じた場合もあり、成果を挙げつつある事例もあるものの実践状況は多様となっており、カリキュラム検証を十分に行える資料収集には至っていない。また、教員間の意識の違いによって校種をつなぐカリキュラムの意義と目的の共有が課題となる状況もみられる。研究の進捗としては、当初の想定より遅れがちで、各学校毎のある程度得られた実践状況も踏まえて、理論面でのカリキュラム構想の修正提案(目的・内容・方法・評価と地域連携のあり方の視点での捉え直し)を含めた継続研究が必要である。 成果の一部について、「学校種間によって子どもの学びと育ちをどう保障するか」(日本教育方法学会編『教育方法52 新時代の授業研究と学校間連携の新展開』図書文化、110-125頁、2023年)として発表した。
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Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
4: Progress in research has been delayed.
Reason
コロナ禍の影響がまだ残っており、さらに教員の働き方改革の影響もあり、直接の学校訪問、授業観察、アンケート・聞き取り調査への対応についての時間と回数に制約があり、オンラインや間接情報ではない直接の実態把握を踏まえた、カリキュラム改善のための各学校との協議検討が不十分となった。各学校の実態に応じた、地域創造に資する力を育成する校種間連携の総合的学習カリキュラムの修正改善には至っていないため、進捗状況は遅れていると判断した。
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Strategy for Future Research Activity |
各学校に負担をかけない範囲での訪問調査に絞り込むため、当面は、校種間連携の総合的学習を中心に地域課題解決力を育む探究学習カリキュラムを展開する岩手県内の学校(特に、大槌学園「ふるさと科」、住田町「地域創造学」)を中心に、小中一貫教育として求められる地域課題解決力を育むに資する校種間連携の全体カリキュラムの改善提案を目ざしていく。そのための訪問調査や実践観察も実施し、各校の関係教員とのインタビューと協議も実施する。また、理論的にも、課題解決学習や探究の概念検討と、それについての今日的状況を踏まえた学校カリキュラムにおける意義についても再度整理する。
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Report
(4 results)
Research Products
(6 results)