0歳児保育の質の評価と評価スケール開発に関する研究
Project/Area Number |
20K02646
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Research Category |
Grant-in-Aid for Scientific Research (C)
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Allocation Type | Multi-year Fund |
Section | 一般 |
Review Section |
Basic Section 09030:Childhood and nursery/pre-school education-related
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Research Institution | Tsurumi Junior College |
Principal Investigator |
天野 珠路 鶴見大学短期大学部, 保育科, 教授 (70585934)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
福丸 由佳 白梅学園大学, 子ども学部, 教授 (10334567)
白川 佳子 共立女子大学, 家政学部, 教授 (20259716)
村上 博文 白梅学園大学, 子ども学部, 准教授 (30612139)
河合 高鋭 鶴見大学短期大学部, 保育科, 准教授 (50612850)
松田 佳尚 白梅学園大学, 子ども学部, 教授 (60342854)
汐見 稔幸 白梅学園大学, 子ども学部, 名誉教授 (70146752)
松永 静子 秋草学園短期大学, その他部局等, 教授 (70551563)
早坂 めぐみ 高千穂大学, 人間科学部, 准教授 (70821677)
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Project Period (FY) |
2020-04-01 – 2025-03-31
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Project Status |
Granted (Fiscal Year 2023)
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Budget Amount *help |
¥4,160,000 (Direct Cost: ¥3,200,000、Indirect Cost: ¥960,000)
Fiscal Year 2023: ¥520,000 (Direct Cost: ¥400,000、Indirect Cost: ¥120,000)
Fiscal Year 2022: ¥1,430,000 (Direct Cost: ¥1,100,000、Indirect Cost: ¥330,000)
Fiscal Year 2021: ¥1,430,000 (Direct Cost: ¥1,100,000、Indirect Cost: ¥330,000)
Fiscal Year 2020: ¥780,000 (Direct Cost: ¥600,000、Indirect Cost: ¥180,000)
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Keywords | 乳児保育 / 評価 / 保育環境スケール / 子育て支援 / 保育の質 / 観察調査分析 / 聴き取り調査分析 / アンケート調査分析 / 観察調査 / 撮影記録 / 保護者アンケート / 統計分析 / 0歳児保育 / 保育者 / 保護者 / 保育内容 / 保育環境 / 保育環境の質 / 関係性の質 / 評価スケール |
Outline of Research at the Start |
0歳児保育実施園への調査により、0歳児保育の質を保育環境の質及び関係性の質の二つの側面から分析・考察し、0歳児保育に特化した保育の質の評価と評価スケールの開発を行う。0歳児保育においては、乳児の未熟性や月齢による個人差に留意した保育内容、保育環境、そして保育者の適切な関わりが欠かせない。さらに保護者へのソーシャルサポートが重要となる。保護者との関係性と保育環境等との関連性や相互性にも着目し、様々な側面を持つ保育の質を総合的に捉えながら、有効かつ実効性の高い評価スケールの作成・活用を目指す。
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Outline of Annual Research Achievements |
2023年度は、これまでの調査(質問紙調査、聞き取り調査、観察調査、アンケート調査)を踏まえ、0歳児保育の評価の観点を明らかにする作業とともに、5月から9月にかけて、評価に関する国内外の取組や制度等に関するオンライン勉強会を行った。各担当者が資料を示しながらプレゼンを行い、活発な質疑応答や話し合いがなされた。また、勉強会の内容を踏まえ、乳児保育に特化した評価スケールについての検討を行い、多様な方法を試作していくこととなった。 3年にわたる保護者への縦断アンケート(0歳児で保育所入所した保護者の方に3年間継続してお答えいただく)が終了し、その結果の分析や考察を進めていった。アンケートの結果の一部を踏まえ「乳幼児の子育て意識に関する縦断調査(3)コロナ禍における子育て意識の変化」と題して日本乳幼児教育・保育者養成学会第4回研究大会(2023.12.23)で発表した。 一方、既に質問紙調査、観察調査を行い、考察・分析の結果、評価が高かった5つの保育園を訪問し「ITERS-3」(新保育環境評価スケール0・1・2歳)による項目観察を行う。11月から12月にかけて複数の研究メンバーで午前中3時間、0歳児保育を観察し、評価点の平均値を出すとともに考察を重ねた。また、先行研究と比較しながら0歳児保育の特質や課題等を明らかにしていった。この内容及び既に実施した保育所への質問紙調査の結果・分析を踏まえ「0歳児保育の質の評価に関する調査研究その1」と題して日本保育学会第77回大会(2024.5.11)に発表する予定である。
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Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
3: Progress in research has been slightly delayed.
Reason
本研究の目的である0歳児保育に特化した評価スケールの開発は、様々な意見が出て多様なアプローチを試みるが、まだ流動的で確定的なものにはなっていない。評価に対する疑問や悩みが出ることで「勉強会」を実施し研究メンバーの共通理解を図ったり、諸外国の評価スケールや先駆的な取り組みを自ら実行することで納得する点や課題点を整理した。しかし、評価スケールの開発までには至らず、評価の方法なども含め検討する時間がやや足りなかった。
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Strategy for Future Research Activity |
当初4年間の研究であったが、コロナ禍での調査研究の停滞や保育現場での観察調査の中断などもあり、4年で研究をまとめられず、研究期間を1年延長する。2024年を最終年度として、これまでの様々な調査や検討を踏まえ、0歳児保育の評価スケールの試案を複数作るとともに、複数の保育現場での試行(パイロット)を予定して行う。 現場で保育者たちが使いたくなる評価スケール、保育の振り返りをスムーズに進めるための評価スケール等、保育現場で活用できるものにするため、方法論や示し方、可視化の方法等も含め、検討を行い、研究の結果報告書を作成する。
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Report
(4 results)
Research Products
(4 results)