子どものヘルスリテラシー(健康リテラシー)とQOL(EQ-5D-Y)の研究
Project/Area Number |
20K02658
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Research Category |
Grant-in-Aid for Scientific Research (C)
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Allocation Type | Multi-year Fund |
Section | 一般 |
Review Section |
Basic Section 09030:Childhood and nursery/pre-school education-related
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Research Institution | Daito Bunka University |
Principal Investigator |
杉森 裕樹 大東文化大学, スポーツ健康科学部, 教授 (20276554)
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Project Period (FY) |
2020-04-01 – 2024-03-31
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Project Status |
Granted (Fiscal Year 2022)
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Budget Amount *help |
¥3,900,000 (Direct Cost: ¥3,000,000、Indirect Cost: ¥900,000)
Fiscal Year 2022: ¥910,000 (Direct Cost: ¥700,000、Indirect Cost: ¥210,000)
Fiscal Year 2021: ¥910,000 (Direct Cost: ¥700,000、Indirect Cost: ¥210,000)
Fiscal Year 2020: ¥2,080,000 (Direct Cost: ¥1,600,000、Indirect Cost: ¥480,000)
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Keywords | ヘルスリテラシー / 子ども / EQ5DーY / HLSAC / QOL / EQ-5D-Y / QOL |
Outline of Research at the Start |
子ども(学童期、青年期)のライフステージは、健康的な発育や成人期を通した個人の健康や幸福に、極めて重要なターゲットとなる年代である。しかしながら、子どものヘルスリテラシー(健康リテラシー)については、その公衆衛生学的な重要性にもかかわらず、国際的にも未だ学術的な概念モデルとその評価法のコンセンサスが得られていない。本研究では、日本語版の子どものヘルスリテラシー評価ツールを開発する。このツールと、すでに確立されている心臓病など成人病のリスクファクターの知識と子ども用QOL尺度日本語版との相関性を検討し、ツールの妥当性を検討する。この領域における研究の基礎的学術課題の端緒を開くことを目的とする。
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Outline of Annual Research Achievements |
本研究では、PaakkariらのHLSACを翻訳し、日本語版の子どものヘルスリテラシー評価ツールを開発することを目的とする。子ども(学童期、青年期)のライフステージは、健康的な発育や成人期を通した個人の健康や幸福に、極めて重要なターゲットとなる年代である。しかしながら、子どものヘルスリテラシー(健康リテラシー)については、その公衆衛生学的な重要性にもかかわらず、国際的にも未だ学術的な概念モデルとその評価法のコンセンサスが得られていない。この評価ツールと、すでに確立されている心血管疾患(CVD)のリスクファクターの知識(機能的ヘルスリテラシー)と子ども用QOL尺度であるEQ-5D-Y日本語版との相関性を検討し、ツールの妥当性を検証する。この領域における研究の基礎的学術課題の端緒を開くことを目的とするものである。 一方で、初年度(2020-2022年度)からコロナ禍のため、研究自体が遂行し得ない状況となってしまった。オンラインをはじめとする教育サービスの一からの再検討を強いられ、どうしても研究に割ける時間が乏しい状況が続いた。医療機関におけるクラスター発生が数多く報告されており、医療体制の崩壊が危惧されている首都圏(一都三県)で複数回の緊急事態宣言が発出され、遠方への出張制限の要請や3密を避けることなどによる感染蔓延防止が第一義となり、本来不可欠な研究協力者との打合せや対面によるインタビュー調査を中断せざるを得ない年度が続いた。リモート会議は複数回開催し、京都大学エコチルセンター所長(中山健夫教授)や、子どもを対象とした質問票の作成とその妥当性の検証(神奈川県立保健福祉大 城川美佳准教授)については進めている。また、EQ-5D-Y日本語版の対象年齢の拡大の可否も、開発者の一人(横浜市大 五十嵐中准教授)再現性や妥当性の検討などを進めている状況である。
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Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
4: Progress in research has been delayed.
Reason
HLSAC日本語版の再現性や妥当性の検討などは中学生がいる母親100名を対象に2020年度にweb調査を施行した。(114名の中学生:男子60名 女子54名/1年43名 2年32名 3年39名)解析結果として、HLSAC:Validity(GFI:0.804 CFI:0.727 RMSEA:0.181)、Reliability (Theoretical Knowledge: Cronbachα0.75 Practical Knowledge α=0.44, Critical Thinking α0.73, Self awareness α0.70, Citizenship α0.52, HLSAC TOTAL α0.83)であった。HLSACを本対象者とPaakari,Oの先行論文と比較すると、中1男子のHL:27.71点(Original:31.90)、中3男子のHL:29.41点(32.39点)、中1女子のHL:28.79点(32.51点)中学3年女子のHL:30.55点(33.32点)、全体 29.09点(32.55)であり、全体的にHL点数が低い。EQ-5D-Yでは①Mobility(No problem/Some problem/A lot of problem : (96.4%/9.6%/0%)②Looking after myself (100%/0%/0%) ③Doing usual activities (92.1%/7.0%/0%) ④Having pain or discomfort (76.3%/22.8%/0.9%) ⑤Feeling worried, sad or unhappy(65.8%/33.3%/0.9%)であった。 コロナの為、対面調査がかなわず、今日に至っている。今年度は最終年度であり、可能な手段でデータ収集及び解析を進める予定である。
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Strategy for Future Research Activity |
2020-2021年度に中断せざるを得なかった、本格的な調査を今年度も試みる。対面によるインタビュー調査や会場を限定した調査票配付による調査は、コロナ禍においてはリスクがあり諦め、郵送法による自記式調査票の配付や、インターネット調査会社を使った調査方法に切り替えを検討中である。なるべく早めに研究計画の遅れを取り戻すとともに、新しい手法(インターネット調査母集団など)による調査結果の偏りなどの評価も同時に行う。なお、一部再開された、京都大学エコチルセンターなどでは、少人数の母親のインタビューによる背景調査も検討中である。
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Report
(3 results)
Research Products
(5 results)
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[Journal Article] Five cluster classifications of long COVID and their background factors: A cross-sectional study in Japan2023
Author(s)
Tsuchida T, Yoshimura N, Ishizuka K, Katayama K, Inoue Y, Hirose M, Nakagama Y, Kido Y, Sugimori H, Matsuda T, Ohira Y.
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Journal Title
Clin Exp Med
Volume: 7
Issue: 7
Pages: 1-8
DOI
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Peer Reviewed / Open Access
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