多重刺激の視点からみた重症心身障がい児の生活環境の在り方に関する実践的研究
Project/Area Number |
20K02697
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Research Category |
Grant-in-Aid for Scientific Research (C)
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Allocation Type | Multi-year Fund |
Section | 一般 |
Review Section |
Basic Section 09030:Childhood and nursery/pre-school education-related
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Research Institution | Gifu National College of Technology |
Principal Investigator |
今田 太一郎 岐阜工業高等専門学校, その他部局等, 准教授 (40300579)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
青木 哲 岐阜工業高等専門学校, その他部局等, 教授 (80321438)
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Project Period (FY) |
2020-04-01 – 2024-03-31
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Project Status |
Completed (Fiscal Year 2023)
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Budget Amount *help |
¥4,160,000 (Direct Cost: ¥3,200,000、Indirect Cost: ¥960,000)
Fiscal Year 2023: ¥650,000 (Direct Cost: ¥500,000、Indirect Cost: ¥150,000)
Fiscal Year 2022: ¥910,000 (Direct Cost: ¥700,000、Indirect Cost: ¥210,000)
Fiscal Year 2021: ¥1,430,000 (Direct Cost: ¥1,100,000、Indirect Cost: ¥330,000)
Fiscal Year 2020: ¥1,170,000 (Direct Cost: ¥900,000、Indirect Cost: ¥270,000)
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Keywords | 環境刺激装置 / 重症心身障がい児 / ピアジェ / 認知の発達 / 刺激要素 / 療育 / 刺激 / 遠隔コミュニケーション / 環境刺激 / 認知発達 / 訪問看護施設 |
Outline of Research at the Start |
本研究は重症心身障がい児を対象に含み、病院を拠点にデイケアも実施する訪問介護施設を研究・実践の対象とし、医療・福祉及び環境工学の専門家と協働して実践、研究を進める。 研究は、重症児を対象に含むデイケア施設における環境の環境刺激装置(多重刺激装置)化とデイケア施設利用者の自宅生活環境の環境刺激装置(多重刺激装置)化という2段階で構成されている。また、それぞれの段階において実践を通して得られたデータを基に認知の発達と環境刺激に分析を行い、環境刺激装置の存り方について検討を行う。
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Outline of Annual Research Achievements |
本研究では、生活環境に既に存在する刺激及び、生活環境に新たに組み込む刺激の総体を環境刺激装置(Environmental Manupilation Device 以下E.M.D.)として捉える視点を提起し、E.M.D.の開発、活用実験を通して重症児の生活環境を環境刺激装置化させるための具体的な方法を建築計画学的視点から明らかにすることを目的としている。 本研究は助成期間中にE.M.D.を社会実装に向けた活用実験の段階まで進めることができた。在宅の重症児の療育環境の調査・分析によって重症児の周りに段階的な認識範囲が広がっており、認識可能な範囲にある事物との関わりによって認知発達の発達が促されること、能動的な動きが事象に対する認知を促進する可能性があり、また、認知の対象となる領域を広げることを示せたことは本研究の成果の一端であると考える。 また、上記の認知発達に関わる仕組みは、施設における療育環境にE.M.D.を組み込む方法としての3つのモード設定の理論的基盤となった。この3つのモード設定によって療育環境に段階的にE.M.D.を組み込んでいくプロセス形成、状況に応じたE.M.D.の柔軟な活用の可能性が広がった。 次に療育施設TにおけるE.M.D.の活用計画の立案を通して、地理的要素などの施設を取り巻く環境をシナリオやメディアを通してE.M.D.に取り込む計画手法を示すことができた。加えてE.M.D.を療育空間に設置して計画を終えるのではなく、計画者と療育スタッフの間のインタラクティブなプロセスによって療育環境を持続的かつ、能動的に環境刺激装置として発展させていく可能性が示唆された。 本研究における成果は、既設、新設に関わらず重症児の療育空間を認知発達を促す環境の充実につながると考える。
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Report
(4 results)
Research Products
(10 results)