前向き子育てプログラムによる幼児の社会適応性への効果
Project/Area Number |
20K02719
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Research Category |
Grant-in-Aid for Scientific Research (C)
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Allocation Type | Multi-year Fund |
Section | 一般 |
Review Section |
Basic Section 09030:Childhood and nursery/pre-school education-related
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Research Institution | Fukuoka Jo Gakuin University |
Principal Investigator |
藤田 一郎 福岡女学院大学, 人間関係学部, 教授 (60228989)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
赤間 健一 福岡女学院大学, 人間関係学部, 准教授 (40469078)
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Project Period (FY) |
2020-04-01 – 2025-03-31
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Project Status |
Granted (Fiscal Year 2023)
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Budget Amount *help |
¥4,290,000 (Direct Cost: ¥3,300,000、Indirect Cost: ¥990,000)
Fiscal Year 2022: ¥520,000 (Direct Cost: ¥400,000、Indirect Cost: ¥120,000)
Fiscal Year 2021: ¥1,950,000 (Direct Cost: ¥1,500,000、Indirect Cost: ¥450,000)
Fiscal Year 2020: ¥1,820,000 (Direct Cost: ¥1,400,000、Indirect Cost: ¥420,000)
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Keywords | 前向き子育てプログラム / 幼児 / 社会適応性 |
Outline of Research at the Start |
保護者が子どもの心理状況に応じた子育てを行うのは容易ではなく、子育て方法について学ぶ機会も少ない。本研究では、保育園、幼稚園の先生が前向き子育てプログラム「トリプルP」ファシリテーターになり、園で開催する子育て講座を幼児の保護者が受講して、家庭と園の子育て環境が変わることにより、子どもの社会的適応性が向上するのかを検証する。子育て講座実施前後に子どもの心理・行動について親および園の担任への質問紙で評価する。
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Outline of Annual Research Achievements |
本研究では、保育園、幼稚園の先生が前向き子育てプログラム「トリプルP」ファシリテーターになり、園で開催する子育て講座を幼児の保護者が受講して、家庭と園の子育て環境が変わることにより、子どもの社会的適応性が向上するのかを検証する。福岡県宗像医師会、園医会の協力のもとに地域レベルの介入調査を計画している。 令和5年6月10日(土)、研究代表者及び協力者は「トリプルPジャパン研究会」に参加し、本研究実施方法の再検討を行った。7月、研究代表者は宗像医師会会長、副会長とともにファシリテーター養成およびシンポジウム開催について検討した。 トリプルPグループワークの開催について宗像医師会事務局、幼稚園園長らと協議したが、日程調整や開催条件が整わず、今年度のグループワークは開催しなかった。 宗像市・福津市の保育園、幼稚園にトリプルPセミナーの案内を配布し、11月11日(土)、宗像医師会にて研究代表者が講師となりセミナーを開催した。セミナー後、参加者に質問紙調査を行い、トリプルPの子育て技術が保育実践で役立つことを事例提示等で確認した。 宗像医師会と協力して、令和6年5月26日(日)、宗像医師会にて「子育て応援シンポジウム」を開催する計画を立案した。2023年度が研究期間最終年度のため、延長して2024年度も継続することにした。保育園、幼稚園の保護者を対象としてトリプルPセミナーおよびグループワークをオンラインまたは対面で開催して質問紙調査を行う予定である。
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Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
4: Progress in research has been delayed.
Reason
令和2年度、令和3年度にファシリテーター資格を取得した保育園・幼稚園の先生方には、保育現場での子育てスキルの活用を提案した。 ファシリテーター資格を取得した園の先生と協力し、保育園、幼稚園の保護者を対象としたトリプルPセミナー、およびグループワークを開催する計画であったが、日程調整や開催条件等が整わず、保護者を対象としたグループワークは開催できなかった。 宗像医師会事務局と研究代表者が協力して「トリプルPセミナー」を開催し、保育士・幼稚園教諭への質問紙調査から保育現場でのトリプルP子育て技術の有用性を確認できた。 宗像医師会と協力して、令和6年5月に「子育て応援シンポジウム」開催を立案した。
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Strategy for Future Research Activity |
研究期間を延長して令和6年度に本研究課題を継続する。 令和2年度、令和3年度にトリプルPファシリテーター資格を取得した宗像市・福津市の保育士、幼稚園教諭とともに、保育園、幼稚園の保護者を対象としたトリプルPセミナー、およびグループワークを開催して質問紙調査を行う。ファシリテーターである保育園・幼稚園の先生方には、保育現場での子育てスキルの活用を提案する。 令和6年5月に「子育て応援シンポジウム」を開催し、子育てプログラムの普及啓発活動を推進する計画である。その後、トリプルPファシリテーター資格をもつ保育園・幼稚園とセミナー、およびグループワーク開催について相談していく。 トリプルPグループワーク開催前後に、保護者および担任の保育士・幼稚園教諭に質問紙調査を行う。質問紙は、子どもの適応性:Strengths and Difficulties Questionnaire, SDQ、親の適応性:Depression-Anxiety-Stress Scale, DASS、幼児用社会的スキル尺度(保育者評定版)を使用する予定である。
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Report
(4 results)
Research Products
(5 results)