Project/Area Number |
20K02749
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Research Category |
Grant-in-Aid for Scientific Research (C)
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Allocation Type | Multi-year Fund |
Section | 一般 |
Review Section |
Basic Section 09040:Education on school subjects and primary/secondary education-related
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Research Institution | Kansai University of Welfare Sciences |
Principal Investigator |
香田 健治 関西福祉科学大学, 教育学部, 准教授 (80783159)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
東尾 晃世 関西福祉科学大学, 教育学部, 講師 (10804908)
竹原 章雄 関西女子短期大学, その他部局等, 教授 (50849867)
浦郷 淳 長崎国際大学, 人間社会学部, 講師 (00910275)
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Project Period (FY) |
2020-04-01 – 2025-03-31
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Project Status |
Granted (Fiscal Year 2023)
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Budget Amount *help |
¥4,290,000 (Direct Cost: ¥3,300,000、Indirect Cost: ¥990,000)
Fiscal Year 2022: ¥1,300,000 (Direct Cost: ¥1,000,000、Indirect Cost: ¥300,000)
Fiscal Year 2021: ¥1,300,000 (Direct Cost: ¥1,000,000、Indirect Cost: ¥300,000)
Fiscal Year 2020: ¥1,690,000 (Direct Cost: ¥1,300,000、Indirect Cost: ¥390,000)
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Keywords | 総合的な学習 / 評価の信頼性、差異性 / 評価規準 / モデレーション法 / 評価の観点 / 評価の信頼性と妥当性 / 総合的学習 / 評価の規準 / ルーブリック開発 / モデレーション研修 / 評価研修 / 「深い学び」 / 評価研修モデル |
Outline of Research at the Start |
本研究は、児童の学習評価の妥当性、信頼性を向上させるためのルーブリックとその段階に適合した評価事例集を作成することに繋がる。評価研修モデル開発によって、児童の「深い学び」を見取る教師個々人の評価力量が向上し、ルーブリックにより学習の成果を可視化することができるとともに、「主体的・対話的で深い学び」の視点での教師の指導改善及び指導力の向上に繋がる。
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Outline of Annual Research Achievements |
本研究の目的は「深い学び」を適切に見取る教師の評価力量を高めるために、どのような評価研修モデルが必要なのかを調査し、そのモデル開発を行うことである。 令和3年に実施した「深い学び」の評価方法及び評価研修の実施状況の調査から、評価研については、調査対象において、殆ど実施されていないのが現状であることが一定程度明らかとなった。この結果を踏まえ、研究協力者との研究打合せを行い、モデレーション(moderation)法を活用した評価セミナーを令和5年7月に仙台市、8月に大阪市、令和6年2月に岐阜で実施した。 該当年度においては、昨年度の研究結果を日本生活科・総合的学習教育学会自由研究発表において、「総合的学習における質的評価の差異性に関する研究-モデレーション研修の事例検討を通して-」をテーマとして、小学校第5学年の総合的学習の単元名「米豆郎(まいずろう)~Happyプレゼント大作戦~」における第3単元「コロナ禍における地域をHappyにするために考え、行動しよう」と第4単元「活動をふりかえろう」での4名の児童の振り返りの記述について評価するモデレーション法を活用したオンライン研修を実施した。本発表では、小学校の担任教師4名の採点とその特徴についてSCATを用いて検討し、その結果、観点「まとめ・表現」における評価規準「商品の開発、決定、販売活動を通して、身に付けた力と、自己の成長、学びによる自己の変容などについて表現している」についての評価において、各評価者の評価の記述の視点に共通性もみられるものの差異性がある。「まとめ・表現」に関する評価であるが、「主体的に学習に取り組む態度」での評価に関する要素が表出していることが明らかとなった。
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Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
2: Research has progressed on the whole more than it was originally planned.
Reason
仙台市、大阪市、岐阜市での3回の評価セミナーを通して、本研究に必要なデータを得ることができた。 データをもとに論文としてまとめ、学会発表をするとともに、紀要や学会誌に上梓することができた。
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Strategy for Future Research Activity |
これまでに、実態調査の結果を論文としてまとめ、モデレーション法を活用した研修によって得たデータをもとに、2本の論文として上梓することができた。 今後は、これらの成果を報告書として、冊子にまとめ配布する。
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