異文化コミュニケーションを促す日本の伝統・文化のオラリティ理解教育のエデュポート
Project/Area Number |
20K02928
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Research Category |
Grant-in-Aid for Scientific Research (C)
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Allocation Type | Multi-year Fund |
Section | 一般 |
Review Section |
Basic Section 09040:Education on school subjects and primary/secondary education-related
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Research Institution | Kobe Shinwa Women's University |
Principal Investigator |
畑野 裕子 神戸親和女子大学, 教育学部, 教授 (80167585)
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Project Period (FY) |
2020-04-01 – 2024-03-31
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Project Status |
Granted (Fiscal Year 2022)
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Budget Amount *help |
¥4,290,000 (Direct Cost: ¥3,300,000、Indirect Cost: ¥990,000)
Fiscal Year 2022: ¥1,430,000 (Direct Cost: ¥1,100,000、Indirect Cost: ¥330,000)
Fiscal Year 2021: ¥1,300,000 (Direct Cost: ¥1,000,000、Indirect Cost: ¥300,000)
Fiscal Year 2020: ¥1,560,000 (Direct Cost: ¥1,200,000、Indirect Cost: ¥360,000)
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Keywords | 異文化コミュニケーション / 日本の伝統・文化 / オラリティ / 異文化 / コミュニケーション / エデュポート |
Outline of Research at the Start |
本研究は、「日本の伝統・文化」に特有のしぐさや身振り、表情等、身体的な相互作用に重要な役割を果たす「オラリティ」(身体性)に関する理解教育を構築しようとするものである。具体的には、「日本の伝統・文化」に関する「オラリティ」と、その教育について、先行研究や文献を整理・分析し、インタビュー等による資料を収集してまとめる。そして、異文化コミュニケーションを促すための教育モデルとして、「日本の伝統・文化」の「オラリティ」を生かしたプログラムの開発を試みる。さらに、開発したプログラムに関して、グローバルに海外発信(エデュポート)を試みる予定である。
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Outline of Annual Research Achievements |
本研究の目的は、異文化交流における「日本の伝統・文化」に関して、リテラシーに加え、これまで未開拓であったオラリティ(身体性)に着目し、より効果的なコミュニケーションを促す日本の教育モデルの検討を試みることである。 これまで、研究の到達点や課題を明らかにするために、まず、「日本の伝統・文化」や「身体性」に関して、CiNii等のデータベースを用い、研究論文等の資料収集を行なった。これらCiNiiに掲載されている論文を中心に検討した研究結果については、「よさこい系および YOSAKOIソーラン系の祭りや踊り」の研究動向に関する一考察としてまとめ、研究紀要に執筆した。 また、身体に関わる実践的な資料については、日本で試みられている野口体操の事例資料が得られ、特に道具を用いたユニークな野口体操の応用事例は興味深く、その概要を研究紀要にまとめた。さらに、国際学会(The 2020 Yokohama Sport Conference)で発表することができた。(A New Approach for Effective Demonstration of Noguchi Taiso by Using Tools in Creative Lesson at A Vocational School in Japan. Factors Affecting Continuation of Dance by Students Who Participated in the Yosakoi Festival in Japan) しかしながら、当初予定していた国内外の学会等における研究発表や実演による資料収集、フィールドワークに関しては、令和5年5月8日の新型コロナウイルス感染症の5類感染症移行における規制緩和まで、感染防止対策に関わる様々な制限のため、計画通りに実施することが難しかった。
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Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
4: Progress in research has been delayed.
Reason
これまで、当初予定していた資料収集などについて、データベースを用いた国内資料やウェブサイトに掲載されている資料については、ある程度収集することができた。しかしながら、実演を伴う実践的な報告資料等やフィールドワークに関しては、国内やウェブ資料のみならず、国際(海外)学会・研究会の発表等の実演に関する資料収集やフィールドワークも予定していた。初年度は、年度末(2023年3月)まで、新型コロナウィルス感染防止に関わり様々な制限があったため、当初の計画であった海外渡航を断念せざるをえなかった。したがって、国際学会や研究会における実演を伴う資料収集やフィールドワークに関しては、当初の計画通りに実施することが難しかった。
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Strategy for Future Research Activity |
現段階(2023年4月)では、令和5年5月8日の新型コロナウイルス感染症の5類感染症移行に伴い、様々な感染防止に関わる規制緩和が報道されている。したがって、本年度は、当初の計画であったフィールドワークや海外渡航などによる資料収集を実施予定である。だだし、国際学会の発表(査読のあるアブストラクト)については、応募締め切りがコロナ患者急増の昨年度冬期であったため、応募を見送っている。 このように、国際学会での発表以外は当初の研究計画から大幅な変更はなく、おおむね交付申請書に記載した研究目的を果たせるように、計画や実施の軌道修正に務め、進行する予定である。
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Report
(3 results)
Research Products
(5 results)