アクティブ・ラーニングに資する論理的思考育成メソッドの有効性評価に関する研究
Project/Area Number |
20K03080
|
Research Category |
Grant-in-Aid for Scientific Research (C)
|
Allocation Type | Multi-year Fund |
Section | 一般 |
Review Section |
Basic Section 09070:Educational technology-related
|
Research Institution | Otemon Gakuin University |
Principal Investigator |
佐藤 友美子 追手門学院大学, 地域創造学部, 教授 (10734923)
|
Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
齊藤 一誠 追手門学院大学, 国際教養学部, 教授 (60785880)
村上 亨 追手門学院大学, 経済学部, 教授 (80190883)
今堀 洋子 追手門学院大学, 地域創造学部, 准教授 (70306504)
神吉 直人 追手門学院大学, 経営学部, 准教授 (90467671)
|
Project Period (FY) |
2020-04-01 – 2022-03-31
|
Project Status |
Discontinued (Fiscal Year 2021)
|
Budget Amount *help |
¥2,860,000 (Direct Cost: ¥2,200,000、Indirect Cost: ¥660,000)
Fiscal Year 2022: ¥910,000 (Direct Cost: ¥700,000、Indirect Cost: ¥210,000)
Fiscal Year 2021: ¥910,000 (Direct Cost: ¥700,000、Indirect Cost: ¥210,000)
Fiscal Year 2020: ¥1,040,000 (Direct Cost: ¥800,000、Indirect Cost: ¥240,000)
|
Keywords | アクティブ・ラーニング / 論理的思考 / コミュニケーション力 / 社会人基礎力 / コミュニケーション / 評価 |
Outline of Research at the Start |
アクティブ・ラーニングに必要なコミュニケーションのコツや論理的思考のためのツールをステップ毎に分かりやすく解説し、必要に応じて参照出来る副読本“ロジコミメソッド(Logical Communication Method)”を作成した。本研究は当該副読本を学生に配布し、様々なアクティブ・ラーニングの授業で実験的に使用し、その有効性を検証しようとするものである。授業の参与観察、学生・教員双方へのアンケート調査、ヒアリング調査を行う。 当該副読本は、社会人基礎力に標榜される汎用的能力の養成を目指しているので、企業の人事研修担当者と利用者へのヒアリング調査を合わせて行う。
|
Outline of Annual Research Achievements |
この研究の目的はアクティブ・ラーニングに必要なコミュニケーション能力と論理的思考力育成のために必要な項目を網羅した「ロジコミ・メソッド(ロジカルコミュニケーション・メソッド)」の有効性を検証し、発展させることであった。 まず「ロジコミ・メソッド」の有効性を評価するため、授業やプロジェクト学習において、副読本として使用し、その有効性についてアンケートなどにより評価することを計画した。しかし、研究期間全体がコロナ禍であったため授業の多くがオンライン授業になり、アクティブ・ラーニングそのものが十分に行われず研究の目的である有効性評価に関する知見を十分に集めることができなかった。数は少ないが、使用した授業での評価はおおむね好評で、特にキャリア教育科目では評価が高く、効果が感じられた。また学生モニターを募集し、授業だけでなく、様々な課外活動の場面での使い勝手や意見を聴取し、メソッドの改定版を作成した。 有効性の評価以外では、より多くの人に使ってもらうことを意図し、ロジコミ・メソッドを解説した「一人で思う、二人で語る、みんなで考える」を岩波ジュニア新書として2020年度に出版した。学びの研究を進めるため、2020年度にU&Cストラテジー代表池田輝政氏、2021年度には大阪府立茨木高等学校教諭入交享子氏・公立はこだて未来大学教授美馬のゆり氏を招聘し研究会を実施し、現場での課題等について議論を重ねた。ロジコミ・メソッドの社会への展開を考え、2021年には学生研究員と企業の若手社員で社会で使うための企業版「ロジコミ・メソッド」の作成に着手し、大筋をまとめることができた。 以上、コロナ禍ということもあり活動が制限される中で、ロジコミ・メソッドの有効性については初期の目的を十分に達することができなかった。一方でメソッドの改定や「学び」についの議論を進めることができた。
|
Report
(2 results)
Research Products
(4 results)