とっさの判断から展開する対話、表現活動を取り入れた授業内活動の設計、実施と評価
Project/Area Number |
20K03105
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Research Category |
Grant-in-Aid for Scientific Research (C)
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Allocation Type | Multi-year Fund |
Section | 一般 |
Review Section |
Basic Section 09070:Educational technology-related
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Research Institution | Waseda University |
Principal Investigator |
保崎 則雄 早稲田大学, 人間科学学術院, 教授 (70221562)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
藤城 晴佳 東洋大学, 情報連携学部, 助教 (00824559)
山地 弘起 独立行政法人大学入試センター, 独立行政法人大学入試センター, 教授 (10220360)
斎藤 隆枝 国際医療福祉大学, 総合教育センター, 助教 (20827802)
土井 香乙里 ものつくり大学, 技能工芸学部, 講師 (60409703)
北村 史 長崎大学, 情報データ科学部, 助教 (90613860)
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Project Period (FY) |
2020-04-01 – 2024-03-31
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Project Status |
Completed (Fiscal Year 2023)
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Budget Amount *help |
¥3,380,000 (Direct Cost: ¥2,600,000、Indirect Cost: ¥780,000)
Fiscal Year 2022: ¥1,170,000 (Direct Cost: ¥900,000、Indirect Cost: ¥270,000)
Fiscal Year 2021: ¥1,040,000 (Direct Cost: ¥800,000、Indirect Cost: ¥240,000)
Fiscal Year 2020: ¥1,170,000 (Direct Cost: ¥900,000、Indirect Cost: ¥270,000)
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Keywords | オンライン学習 / 協働 / ものづくり / 相互評価 / オンライン授業 / 対面式授業 / 協働作業 / 相互学習 / 作り直し / 振り返り / とっさのコミュニケーション / 文字によるコミュニケーション / 英語学習におけるコミュニケーション / 身体表現活動 / オンライン型授業 / 映像制作 / 修正作業 / プレゼンテーション / 言語コミュニケーション / 身体表現 / パラ言語 / 授業内対話 |
Outline of Research at the Start |
初年度は、実際に研究代表者の保崎、研究分担者である各人が、自分の担当する授業における授業内の対話活動について注目して、データを収集分析をする。初年度末に、それぞれの授業を分析した結果を持ち寄り、次年度に向けて、共通する分析方法、視点を検討して備える。2年目には授業での対話を共通の方法で分析する。3年目には継続して分析を行い、関連学会で報告する。
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Outline of Annual Research Achievements |
2023年度は、昨年度の対面型の授業「Media Production Studies」の授業の分析をもとに関連分野の学会誌に投稿したもの(研究成果発表を参照)を踏まえて、同じオンラインでの学び、コミュニケーションの分析を、春学期の社会人大学、eスクール科目「メディアコミュニケーション学」の14週の授業をもとにして分析した。分析対象としたのは、主に、毎回のオンデマンド授業映像視聴後に各受講生がMoodle上のフォーラムに書き込む2種類の書き込みメッセージである。2種類の書き込みは、1)授業映像視聴に関する理解、疑問などのコメント、2)他の受講生の書き込みについてのコメントや追加情報、意見など、の2種類である。 分析の結果、明らかになったことは以下の通りである。授業内容がフォーラムでのディスカッションでのコメントのしやすさという要素と関係してはいたが、その書きやすさというのは教員側の書き込みのタイミング、文体、創発性といったことばかりではなく、社会人受講生の書き込みのマナーや問題提起のやり方、お互いのコメントへの関わり方といったことに起因していることが、学期最後の「授業の振り返り」の内容を読んで明らかになった。同様に1)ディスカッション活動への参加の肯定感、2)教員側からのコメント内容の有用性、3)オンデマンド授業映像の内容や文字でのディスカッションへの手応えというものが、学びへの積極性へとつながっていることが明らかになった。これらのことから総合的にオンラインのみでの授業において、学びが深まる要素というのは、教え方の適切性、わかりやすさというだけではなく、学びのコミュニティ(教える側と学ぶ側)における参加者属性というものが大きな影響を与えることが再確認されたということは、授業の原点回帰のような視点で考えて興味深い。
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Report
(4 results)
Research Products
(16 results)