Project/Area Number |
20K03173
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Research Category |
Grant-in-Aid for Scientific Research (C)
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Allocation Type | Multi-year Fund |
Section | 一般 |
Review Section |
Basic Section 09070:Educational technology-related
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Research Institution | Tsukuba University of Technology |
Principal Investigator |
皆川 洋喜 筑波技術大学, 産業技術学部, 教授 (00273285)
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Project Period (FY) |
2020-04-01 – 2024-03-31
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Project Status |
Completed (Fiscal Year 2023)
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Budget Amount *help |
¥1,950,000 (Direct Cost: ¥1,500,000、Indirect Cost: ¥450,000)
Fiscal Year 2022: ¥520,000 (Direct Cost: ¥400,000、Indirect Cost: ¥120,000)
Fiscal Year 2021: ¥780,000 (Direct Cost: ¥600,000、Indirect Cost: ¥180,000)
Fiscal Year 2020: ¥650,000 (Direct Cost: ¥500,000、Indirect Cost: ¥150,000)
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Keywords | 視覚障害 / 聴覚障害 / 障害特性 / 音楽 / コミュニケーション |
Outline of Research at the Start |
視覚に障害がある人と聴覚に障害がある人とが、音・光・振動を介してリズム情報を共有し、共にリズムを楽しむことができるシステムを実現する。まず、加速度センサを手や足に装着し、その動きをリズム情報として読み取る。リズム情報は、同じく手や足に取り付けられた振動モータにより、振動として他者に伝えられる。さらに、視覚に障害がある人には音の情報も、聴覚に障害がある人には光の情報も付加し、残存する感覚も活用してリズムを楽しむことができるようにする。
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Outline of Annual Research Achievements |
リズム情報共有システムの基本システムとして、加速度センサと振動モータによる個人用小型端末の試作を行った。小型端末は、シングルボードコンピュータ、加速度センサ、振動モータにより構成される。試作した2台の小型端末はケーブルで接続され、相互にリズム情報を交換できる。ユーザA用の小型端末A(加速度センサA、振動モータA)とユーザB用の小型端末B(加速度センサB、振動モータB)を用いて、次のようにリズム情報を共有できる。ユーザAの腕には加速度センサAと振動モータAが、ユーザBの腕には加速度センサBと振動モータBが、それぞれ取り付けられている。ユーザAが腕の動きで表現したリズム情報が加速度センサAより小型端末Aに入力され、小型端末Bを介して振動モータBの振動として出力され、ユーザBの腕に伝えられる。同様に、ユーザBの腕の動きは、加速度センサB-振動モータAを介してユーザAの腕に伝えれられる。 この、振動によるリズム情報の共有は、視覚に障害がある人と聴覚に障害がある人との間での共通の情報共有メディアとして用いる。今後は、音(ブザー)および光(LED)によるリズム情報提示機能も付加し、それぞれの障害の特性を活かしたより幅広い情報共有の方法について、評価実験により検討を行う。 本学の視覚・聴覚に障害がある学生たちの協力を得てシステムの評価を行い、研究を進めていく予定であったが、新型コロナの影響により実現することができなかったため、実施対象を健常者、様々な障害者を含めた多様な人々に対するリズム情報共有によるコミュニケーションへと研究方針を変更する。
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