Exploring teaching methods that encourage diverse awareness through the use of automated grading of lesson plans and automated feedback systems
Project/Area Number |
20K03182
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Research Category |
Grant-in-Aid for Scientific Research (C)
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Allocation Type | Multi-year Fund |
Section | 一般 |
Review Section |
Basic Section 09070:Educational technology-related
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Research Institution | Hokkai-Gakuen University |
Principal Investigator |
歌代 崇史 北海学園大学, 経済学部, 教授 (40580220)
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Project Period (FY) |
2020-04-01 – 2024-03-31
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Project Status |
Granted (Fiscal Year 2022)
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Budget Amount *help |
¥4,420,000 (Direct Cost: ¥3,400,000、Indirect Cost: ¥1,020,000)
Fiscal Year 2022: ¥1,690,000 (Direct Cost: ¥1,300,000、Indirect Cost: ¥390,000)
Fiscal Year 2021: ¥1,170,000 (Direct Cost: ¥900,000、Indirect Cost: ¥270,000)
Fiscal Year 2020: ¥1,560,000 (Direct Cost: ¥1,200,000、Indirect Cost: ¥360,000)
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Keywords | 教員養成 / 教師教育 / e-learning / 自動評価 / 言語処理 / 自動採点 / 日本語教育 / 教案 / 自動フィードバック |
Outline of Research at the Start |
日本語教員養成課程では、実習生が模擬授業を行う前に教案を作成し、教員はその教案に関して指導を行っている。しかし、履修者が多いため教員1人が実習生の教案全てを添削し、個別に指導を行うのは、非常に負荷が高く、時間的に困難であることが多い。本研究の目的は、教案の採点とフィードバックを自動で行うシステムを開発し、実習生に複数回の教案修正(より深い授業シミュレーション)ができる環境を提供しつつ、システムを利用して多様な視点の気付きを促す教授方法を探求することである。
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Outline of Annual Research Achievements |
本研究の目的は、教案の採点とフィードバックを自動的に行うシステムを開発することおよび、そのシステムをどのように授業に導入すれば実習生の多様な気付きが得られるのかを探求することである。 2022年度は遅れていたシステム開発を進める予定であった。PCの使用に不慣れな実習生も想定されることから、できる限り汎用的アプリケーション(MS Word等)とWebを組み合わせてシステムの構築を目指した。実習生が記述した教案をWeb上で提出すると、システムが解析し、即時的に採点と改善すべき点や考慮すべき点を表示する機能を実装する予定であった。また、広く日本語教員養成課程で使用してもらうことを想定し、システムからのフィードバックと実習生の教案の改善点が紐付け可能なログ機能の実装を目指した。さらに開発したシステムを実習生に実際に使用してもらい、自動採点・自動フィードバックの感想およびシステムのユーザビリティーを質問紙およびインタビューにより収集する予定であった。しかし、コロナ禍の影響でシステム開発を発注した会社の人員不足等により予定していたシステムの根幹部分の開発が滞ってしまった。根幹部分というのは、実習生の入力した教案(自然言語)の解析部分の開発である。本研究の目的は実践教育場面でのシステム使用が前提としてあるため、システム開発の遅れが研究全体の遅れにつながっている。 一方で、本研究の関連分野である教師の意思決定、教師教育、マイクロティーチング等に関する文献を収集し、システム導入後の分析に有用な調査を進めている。
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Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
4: Progress in research has been delayed.
Reason
2022年度は2021年度からのシステム開発の遅れを取り戻すべく研究を進める予定であったが、コロナ禍から回復しつつあったとはいえ、開発を依頼した会社の人員不足が解消されず、システムの根幹部分の開発が滞った。特に時間を要している箇所は実習生の入力した教案を解析部分である。ここでは日本語教育で用いられる文型という言語単位を基にして自然言語処理を行うため、通常のMeCab、CaboCha等を使用した解析にさらにもう一段「文型」という単位を加えて処理をする必要がある。この処理の実装が難しく、時間のかかる作業となっている。しかし、本研究で不可欠なシステムの根幹部であるため継続して慎重に開発を進める必要があると考える。
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Strategy for Future Research Activity |
2023年度はまず開発が遅れているシステムの完成に注力し、教室において使用できるレベルのものができた時点で実際の日本語教員養成課程の授業で使用する予定である。想定している授業は、システムからのフィードバックを基に実習生が自分が作成した教案を見返し、まずは個人で教案の改善に取り組むというものである。その後、改善した教案をグループで共有し、討論を通して更なる改善を試みる。このグループでの討論において、どのような視点に気づき、話し合いがなされるのかデータ収集を行い、分析する予定である。また、討論における気付きがどのように教案の改善に結びついているのかも検討する。
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Report
(3 results)
Research Products
(1 results)
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[Book] 言語研究の扉を開く2021
Author(s)
阿佐宏一郎, 歌代崇史, 木塚雅貴, John Matthews, Takashi Ishizaki, 久米啓介, 平川眞規子, 穂苅友洋, 村野井仁, 若林茂則, 靱江静, 倉田俊二, 堀田隆一, 手塚順孝, 新井洋一, 井筒勝信, 北原賢一, 篠原俊吾, 星英仁, 山田祥一, 河西良治
Total Pages
317
Publisher
開拓社
ISBN
9784758922975
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