Project/Area Number |
20K03241
|
Research Category |
Grant-in-Aid for Scientific Research (C)
|
Allocation Type | Multi-year Fund |
Section | 一般 |
Review Section |
Basic Section 09080:Science education-related
|
Research Institution | Ishikawa National College of Technology |
Principal Investigator |
山田 悟 石川工業高等専門学校, 電気工学科, 教授 (40249777)
|
Project Period (FY) |
2020-04-01 – 2025-03-31
|
Project Status |
Granted (Fiscal Year 2023)
|
Budget Amount *help |
¥4,160,000 (Direct Cost: ¥3,200,000、Indirect Cost: ¥960,000)
Fiscal Year 2023: ¥780,000 (Direct Cost: ¥600,000、Indirect Cost: ¥180,000)
Fiscal Year 2022: ¥1,040,000 (Direct Cost: ¥800,000、Indirect Cost: ¥240,000)
Fiscal Year 2021: ¥1,300,000 (Direct Cost: ¥1,000,000、Indirect Cost: ¥300,000)
Fiscal Year 2020: ¥1,040,000 (Direct Cost: ¥800,000、Indirect Cost: ¥240,000)
|
Keywords | サイバーセキュリティ / 工学教育 / 産業制御セキュリティ / 制御セキュリティ / 教材開発 |
Outline of Research at the Start |
現代社会において,すべての領域においてサイバーセキュリティへの対策は必須となっている.特に,サイバー攻撃者が狙う標的は,高度な知識・技術力を持った技術者の有する情報であり,今後育成すべき技術者像は,サイバー空間において自らの知識や技術,さらには構築したシステムを守る能力を持つ,いわばサイバーセキュリティの鎧をまとう技術者であると言える. 本研究では,サイバーセキュリティの鎧をまとう非情報系技術者を育成するために,サイバーセキュリティの要素を組み込んだ様々な専門分野の一般的な実験・実習装置を開発することを目的とする.
|
Outline of Annual Research Achievements |
現代社会において,すべての領域においてサイバーセキュリティへの対策は必須となっている.特に,サイバー攻撃者が狙う標的は,高度な知識・技術力を持っ た技術者の有する情報であり,今後育成すべき技術者像は,サイバー空間において自らの知識や技術,さらには構築したシステムを守る能力を持つ,いわばサイバーセキュリティの鎧をまとう技術者であると言える.しかし,情報系を専門としない分野を志す学生や教育機関にとって,そうした知識を得るための時間的, 金銭的なコストはあくまでも付加的なものであるという意識が高い.また非情報系分野の学部,学科において,サイバーセキュリティを教授する教員があまりい ないというのが現状である.本研究では,そうした背景のもと,サイバーセキュリティの鎧をまとう非情報系技術者を育成するために,サイバーセキュリティの要素を組み込んだ様々な専門分野の一般的な実験・実習装置を開発することを目的とする. これまでに,実験教材として,電気・電子および機械系を学ぶ学生のための教材として,機能性デバイス作製装置およびシーケンス制御実験装置を作製した.両装置ともに,産業用制御として広く用いられているPLC(programmable logic controller)によって制御される.特にシーケンス制御実験装置は,オープンソースプロジェクトとして開発されているOpenPLCを利用した.OpenPLCを利 用することにより,守秘義務や製品として流通しているPLCの脆弱性などを配慮することな く,サイバー攻撃のデモを行うことができる. これまで,RaspberryPi上にOpenPLCランタイムによるハードウェア制御およびヒューマンマシーンインターフェイスなどを構築し,セキュリティサイバーレンジを開発した.
|
Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
3: Progress in research has been slightly delayed.
Reason
コロナ禍のため,研究初期段階に遅れを生じたため,教材開発に遅れが生じた.
|
Strategy for Future Research Activity |
開発した教材はコストが高く,大量に導入するのが難しい.今年度はより安価なシステムを構築し教育実践を行う予定である.
|