Project/Area Number |
20K03313
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Research Category |
Grant-in-Aid for Scientific Research (C)
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Allocation Type | Multi-year Fund |
Section | 一般 |
Review Section |
Basic Section 10010:Social psychology-related
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Research Institution | Wayo Women's University |
Principal Investigator |
市村 美帆 和洋女子大学, 人文学部, 助教 (30805560)
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Project Period (FY) |
2020-04-01 – 2025-03-31
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Project Status |
Granted (Fiscal Year 2023)
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Budget Amount *help |
¥2,730,000 (Direct Cost: ¥2,100,000、Indirect Cost: ¥630,000)
Fiscal Year 2024: ¥260,000 (Direct Cost: ¥200,000、Indirect Cost: ¥60,000)
Fiscal Year 2023: ¥130,000 (Direct Cost: ¥100,000、Indirect Cost: ¥30,000)
Fiscal Year 2022: ¥390,000 (Direct Cost: ¥300,000、Indirect Cost: ¥90,000)
Fiscal Year 2021: ¥780,000 (Direct Cost: ¥600,000、Indirect Cost: ¥180,000)
Fiscal Year 2020: ¥1,170,000 (Direct Cost: ¥900,000、Indirect Cost: ¥270,000)
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Keywords | 自尊感情 / 変動性 |
Outline of Research at the Start |
自尊感情の変動性とは「短期的な自尊感情の変動のしやすさ」である。自尊感情をその高さと変動性の2側面から捉えることにより、これまで矛盾していた自尊感情と適応に関する知見を整理できるようになった。ただし、これまでの研究の多くは青年期を対象としていることや、ある1期間の自尊感情の変動性を測定しており、自尊感情がなぜ変動するのか、自尊感情の変動性のメカニズムについては検討が不十分であった。そこで、本研究では、自尊感情の変動性の横断的検討、縦断的検討、また、自尊感情が変動する出来事を限定的に捉えた調査を行い、自尊感情の変動性のメカニズムを明らかにする。
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Outline of Annual Research Achievements |
本研究では、以下4つの研究を予定している。研究1では、自尊感情の変動性に関する横断的検討として、様々な世代を対象に自尊感情の変動性を測定し、自尊感情の変動性が幅広い世代にも存在する個人差要因なのか確認し、発達的な変化を検討する。研究2では、自尊感情の変動性に関する縦断的な検討として、同一の対象者に長期的に自尊感情の変動性を測定し検討する。研究3では、自尊感情が変動する出来事の検討(1)として、自尊感情が揺れ動きやすい出来事と、揺れ動きにくい出来事の詳細を検討する。研究4では、自尊感情が変動する出来事の検討(1)として、想定場面法を用いて出来事の内容を操作し、出来事を経験した際の状態自尊感情の変化と、自尊感情の変動性との関連を検討する。 2023年度は、下記の準備を行った。第1に、研究1の自尊感情の変動性に関する横断的検討として、様々な世代を対象に自尊感情の変動性を測定し、自尊感情の変動性が幅広い世代にも存在する個人差要因なのか確認し、発達的な変化を検討するための調査準備を行った。具体的には、第3回 JAIOP研究力向上セミナー 「経験サンプリング法の産業・組織心理学への適用」に参加し、経験サンプリング法ついて学び、自尊感情の変動性の測定に追うようできるように準備した。2024年度に調査が実施できるように準備する。第2に、研究2の自尊感情の変動性に関する縦断的な検討として、同一の対象者に長期的に自尊感情の変動性を測定を行う準備を行った。調査計画を立て、学内の倫理審査委員会にて審査を受けている。
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Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
4: Progress in research has been delayed.
Reason
新型コロナウィルス感染症拡大に伴い社会状況の変化を踏まえて、調査実施を見送り、大幅に予定が遅れているため。
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Strategy for Future Research Activity |
当初より、新型コロナウィルス感染症(COVID-19)の流行拡大に伴った社会状況の変化の影響を受け、調査実施を見送っており、全体的に研究実施が予定よりも、大幅に遅れている。 今年度は、研究1の実施に向けて、準備をする。研究1では、幅広い世代を対象に自尊感情の変動性の測定を行い、自尊感情の変動性が幅広い世代にも存在する個人差要因であるのか、加えて発達的な違いがあるかどうかの比較を行うといった自尊感情の変動性の横断的検討を予定している。経験サンプリング法を援用して、同一対象者への複数回の調査を実施し、データを入手し、解析を行う。加えて、研究2~4についても計画を進める。
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