教師と心理臨床家の専門的態度の協応の可能性:曖昧さへの態度の観点から
Project/Area Number |
20K03365
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Research Category |
Grant-in-Aid for Scientific Research (C)
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Allocation Type | Multi-year Fund |
Section | 一般 |
Review Section |
Basic Section 10020:Educational psychology-related
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Research Institution | Kyoto University of Education |
Principal Investigator |
西村 佐彩子 京都教育大学, 教育学部, 准教授 (80457415)
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Project Period (FY) |
2020-04-01 – 2025-03-31
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Project Status |
Granted (Fiscal Year 2023)
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Budget Amount *help |
¥3,250,000 (Direct Cost: ¥2,500,000、Indirect Cost: ¥750,000)
Fiscal Year 2022: ¥1,300,000 (Direct Cost: ¥1,000,000、Indirect Cost: ¥300,000)
Fiscal Year 2021: ¥780,000 (Direct Cost: ¥600,000、Indirect Cost: ¥180,000)
Fiscal Year 2020: ¥1,170,000 (Direct Cost: ¥900,000、Indirect Cost: ¥270,000)
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Keywords | 曖昧さへの態度 / 教師 / 心理臨床家 / 生徒指導 / 教育相談 / 心理面接 / 教師自己効力感 / カウンセリング自己効力感 |
Outline of Research at the Start |
教師の専門性と心理臨床家の専門性の両方を学んだ上で,それらを協応させていける可能性とその際に生じる困難について明らかにするため,曖昧さへの態度という観点を軸にして検討を行う。教師の曖昧さへの態度尺度を作成し,教師に特有の曖昧さへの態度の特徴を明らかにした上で,教職と心理臨床の両方の学びと実践経験をもつ援助職者への面接調査を実施する。そして,得られた知見を心理臨床的視点を生かした生徒指導・教育相談の実践に還元することを目指す。
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Outline of Annual Research Achievements |
本研究課題の目的は,教職と心理臨床の両方の専門性を学んだ上で,それらの専門的態度を協応させていける可能性とその際に生じる困難について,「曖昧さへの態度」という観点を軸にして明らかにし,心理臨床的視点を生かした生徒指導・教育相談の実践に還元することである。 2023年度は,教師の生徒指導および教育相談における曖昧さへの態度と教師自己効力感の関連について,曖昧さへの態度という教師側の要因だけではなく,職業ストレッサーという職務の負担や職場環境という外的な要因も考慮した分析と学会発表を行った。また,教師と心理臨床家に共通する「援助場面における曖昧さへの態度尺度」について検討を行った結果,各援助職の特徴をふまえて再検討を試みる必要性が考えられたため,再分析についての手続きを進めた。教職と心理臨床の両方の経験を持つ援助職を対象とした面接調査については,実施のための準備を進めた。
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Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
3: Progress in research has been slightly delayed.
Reason
COVID-19の影響により,教職と心理臨床の両方の経験を持つ援助職を対象とした面接調査の実施時期が予定より遅れている。
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Strategy for Future Research Activity |
教職と心理臨床の両方の経験を持つ援助職を対象とする面接調査の実施・分析を行うとともに,研究成果について,心理学関連学会での発表及び論文の投稿を行う。
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Report
(4 results)
Research Products
(10 results)