教員が子どもの不登校のサインに適切に気づく力を獲得するためのプログラム開発
Project/Area Number |
20K03367
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Research Category |
Grant-in-Aid for Scientific Research (C)
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Allocation Type | Multi-year Fund |
Section | 一般 |
Review Section |
Basic Section 10020:Educational psychology-related
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Research Institution | Aichi University of Education (2021-2022) Hyogo University of Teacher Education (2020) |
Principal Investigator |
五十嵐 哲也 愛知教育大学, 教育学部, 准教授 (90458141)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
茅野 理恵 信州大学, 学術研究院教育学系, 准教授 (60754356)
藤川 大祐 千葉大学, 教育学部, 教授 (50288429)
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Project Period (FY) |
2020-04-01 – 2024-03-31
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Project Status |
Granted (Fiscal Year 2022)
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Budget Amount *help |
¥4,030,000 (Direct Cost: ¥3,100,000、Indirect Cost: ¥930,000)
Fiscal Year 2023: ¥910,000 (Direct Cost: ¥700,000、Indirect Cost: ¥210,000)
Fiscal Year 2022: ¥1,040,000 (Direct Cost: ¥800,000、Indirect Cost: ¥240,000)
Fiscal Year 2021: ¥1,300,000 (Direct Cost: ¥1,000,000、Indirect Cost: ¥300,000)
Fiscal Year 2020: ¥780,000 (Direct Cost: ¥600,000、Indirect Cost: ¥180,000)
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Keywords | 不登校 / 前兆 / 教員養成 / 予防的支援 |
Outline of Research at the Start |
本研究では,実際に明確な前兆行動を示している模擬事例を提示し,その提示されている状況から,事例が不登校に至る可能性があるとの結論が導き出せるかを検証するという,新たな測定方法を構築する。その際,事例を判断する教員ならびに教員志望の学生の認知の柔軟さに注目し,個々の特性に応じた気づきの様相を明らかにする。 その上で,そうした特性に応じて,教員や教員志望の学生が不登校のサインに気づくことができる力を身に付けるためのプログラムを開発し,効果検証を行う。
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Outline of Annual Research Achievements |
2022年度においては、前年度に実施した調査結果をもとにしながら、教員が「子どもたちが示す不登校の前兆」に気づきを得るための授業プログラムの開発を行った。具体的には、調査結果から作成した「不登校に陥る可能性がある模擬事例」をもとに、どんなポイントを見極めながら不登校の予兆を読み解くのかをディスカッションしながら考察するプログラムを開発した。また、そうした気づきを促進するためには認知的複雑性を高める必要があることを知り、かつ、その認知的複雑性を阻害する要因として「教員のイラショナル・ビリーフ」があることを体感することも組み込んだ。 そのようにして開発したプログラムについて、小規模グループに対し、試行的にプログラムを実施して効果検証を行った。その結果、参加者の「不登校対応効力感」は有意に増加しており、本プログラムは自信をもって不登校対応に向かう姿勢を養うことに効果があることが確認された。また、模擬事例における不登校になる可能性は、プログラム受講後にはむしろ有意に低く見積もることが確認された。このことは、むやみに不登校の可能性を高く見積もるのではなく、プログラムによって適確に見極めるポイントを探る姿勢が身に付いたためであると推測される。ただし、模擬事例の提示数やプログラム内の解説などに関する適切さについては課題が残ったため、これらについてはいくつかの改善が必要であると考えられた。そこで、これらの改善点を検討して、次年度に実施するプログラム内容を決定した。
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Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
2: Research has progressed on the whole more than it was originally planned.
Reason
計画通りに研究内容が進展しているため。
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Strategy for Future Research Activity |
研究を進める上で、今回の調査結果を踏まえたプログラム内容は大学生向けのものであり、現職教員には不向きではないかということが話し合われた。そこで、今後のプログラム実施は大学生を対象とし、主に大学の教職科目などで実践可能なものとすることとした。
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Report
(3 results)
Research Products
(6 results)