A basic study on university educational support for those who are discharged from child care homes
Project/Area Number |
20K03444
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Research Category |
Grant-in-Aid for Scientific Research (C)
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Allocation Type | Multi-year Fund |
Section | 一般 |
Review Section |
Basic Section 10030:Clinical psychology-related
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Research Institution | Tokyo Metropolitan University |
Principal Investigator |
村松 健司 東京都立大学, 大学教育センター, 教授 (00457813)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
塩谷 隼平 東洋学園大学, 人間科学部, 教授 (00453481)
樋口 亜瑞佐 愛知教育大学, 教育学部, 准教授 (10868607)
坪井 裕子 名古屋市立大学, 大学院人間文化研究科, 教授 (40421268)
波多江 洋介 白百合女子大学, 人間総合学部, 准教授 (50526118)
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Project Period (FY) |
2020-04-01 – 2024-03-31
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Project Status |
Granted (Fiscal Year 2022)
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Budget Amount *help |
¥4,290,000 (Direct Cost: ¥3,300,000、Indirect Cost: ¥990,000)
Fiscal Year 2023: ¥1,430,000 (Direct Cost: ¥1,100,000、Indirect Cost: ¥330,000)
Fiscal Year 2022: ¥910,000 (Direct Cost: ¥700,000、Indirect Cost: ¥210,000)
Fiscal Year 2021: ¥780,000 (Direct Cost: ¥600,000、Indirect Cost: ¥180,000)
Fiscal Year 2020: ¥1,170,000 (Direct Cost: ¥900,000、Indirect Cost: ¥270,000)
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Keywords | 児童養護施設 / 高等教育機関等進学 / 休退学 / 高等教育 / 休・退学 / 社会的養護経験者 / 大学教育 / 移行支援 / 社会的養護 / 大学進学 / 大学教育支援 / 中退 |
Outline of Research at the Start |
社会的養護経験者をここでは、主に児童養護施設退所者と想定しているが、里親の支援を受けた学生も可能であれば調査に協力してもらうことを想定している。 また、進学先は大学だけでなく、短大、専門学校など、どんな学校に進学しているかの把握から始め、その学校の支援状況を調査する。
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Outline of Annual Research Achievements |
2022年度は施設から高等教育機関に進学する際の課題について、施設担当者へのインタビュー調査をおこなった。25施設から協力があり、過去5年間の施設入所児の進学状況についての個別データを得ることができた。高等教育機関に進学する施設入所児については、概ね進学目的が明確であると、施設スタッフの支援を得ながら学生生活を継続できるが、進学目的が「みんながそうするから」などあいまいな状況では、中退するケースが多いことが明らかとなった。進学の際、将来へのビジョンを明確にするために、施設入所児のキャリア教育が重要な課題と考えられるが、ほとんどの施設において、体系的な取り組みには至っていない。一方、地域のNPOなどと協力してキャリア形成支援に取り組んだり、地域の支援者の理解を得て職業体験をする機会をもつなど、興味深い実践に取り組んでいる施設もあった。この成果は今後明らかになっていくものと考えられる。 施設経験者が進学後に孤立しないよう、施設とのつながりを維持する仕組みはどの施設も重要視していた。措置延長ができるケースもあるが、積極的に措置延長を提案する児童相談所もあれば、まったく受け付けない児童相談所もあり、地域間格差が大きいことが示された。とくに、施設経験者が休学した場合、奨学金は支給されなくなってしまうという大きな問題があるが、その間も奨学金を切らずに手厚い支援をする自治体もあった。こういった多様な支援の在り方が収集できたため、全国の施設、行政の担当部局に調査結果を届けることが最終年度の課題である。
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Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
2: Research has progressed on the whole more than it was originally planned.
Reason
全体の進捗は順調である。
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Strategy for Future Research Activity |
最終年度は、施設経験者の高等教育機関進学における諸課題をより詳細に把握することを目的として、当事者である施設経験者へのインタビュー調査を計画しているが、困難な場合は、退所後の支援をしている団体へのインタビュー調査に変更する。
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Report
(3 results)
Research Products
(3 results)