Project/Area Number |
20K03451
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Research Category |
Grant-in-Aid for Scientific Research (C)
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Allocation Type | Multi-year Fund |
Section | 一般 |
Review Section |
Basic Section 10030:Clinical psychology-related
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Research Institution | 湘南医療大学 |
Principal Investigator |
小林 和彦 湘南医療大学, 保健医療学部リハビリテーション学科理学療法学専攻, 教授 (60310190)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
辻下 守弘 奈良学園大学, 保健医療学部, 教授 (80280197)
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Project Period (FY) |
2020-04-01 – 2025-03-31
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Project Status |
Granted (Fiscal Year 2023)
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Budget Amount *help |
¥3,510,000 (Direct Cost: ¥2,700,000、Indirect Cost: ¥810,000)
Fiscal Year 2022: ¥1,170,000 (Direct Cost: ¥900,000、Indirect Cost: ¥270,000)
Fiscal Year 2021: ¥1,170,000 (Direct Cost: ¥900,000、Indirect Cost: ¥270,000)
Fiscal Year 2020: ¥1,170,000 (Direct Cost: ¥900,000、Indirect Cost: ¥270,000)
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Keywords | 介護職員指導 / 認知症高齢者 / 行動法則 / 介助技能 / 高齢者施設 / 応用行動分析 / 介護職員の職業意識の変化 / 応用行動分析学 / e-Learning / 認知症者 / 介護施設職員指導 / 日常生活活動 |
Outline of Research at the Start |
認知症高齢者の大幅な増加は、介護施設職員の離職率増加の一因として深刻な社会問題となっている。申請者は、施設に勤務する介護職員を対象として「身体障害を有する高齢者(以下、身障高齢者)への介助指導」に取り組んできた。 本研究では、介助指導プログラムをさらに発展させるべく認知症高齢者用に再開発し、その効果を検証する。令和2年度の計画として介助指導教材の作成を行い、令和3年度では対象の選出および事前評価を行う。そして、最終年度において、事後評価、追跡調査と結果の処理を行う。本研究の成果は、在宅における介護者指導プログラムの開発へと、さらなる発展につながるものである。
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Outline of Annual Research Achievements |
以下、令和5年度における研究実績の概要について報告する。 1.e-Learningの実施、事後評価、追跡調査、統計処理:令和4年度においては、コロナ渦により研究対象である高齢者施設の協力が得られなかったため、令和5年5月下旬より実施。(1)介入群の介助者に対するパソコンを用いた介入群へのe-Learningの実施。介入群の介助者に、都合の良い時間帯を利用してe-Learningにて自己学習してもらった。(2)全対象介助者に対する事後評価の実施。令和5年7月上旬より実施。事後評価として事前評価と同じ内容の評価およびデータ処理を、すべての介助者に実施。(3)全対象介助者に対する追跡評価の実施。令和5年8月中旬より実施。追跡評価として、事前評価と同じ内容の評価およびデータ処理を、すべての介助者に実施した。(4)対照群の介助者に対するパソコンを用いた介入群へのe-Learningの実施。令和5年10月中旬より実施。対象群の介助者に、都合の良い時間帯を利用してe-Learningにて自己学習してもらった。(4)全対象介助者に対する事後アンケート調査の実施。令和6年1月上旬より実施。(5)令和5年3月下旬をもって、本研究課題は終了した。2.コロナ渦における研究活動への取り組みと研究遂行に関して、共同研究者および研究対象施設運営・管理責任者と話し合を行った。3.コロナ渦において研究活動の遂行に支障を来す中、本学学生に協力してもらい予備実験を行った。4.コロナ渦において研究活動の遂行に支障を来す中、第48回日本認知・行動療法学会に参加し、本研究課題に関係する演題発表および研修セミナーに参加し、研究課題への知見を深めるとともに関連情報を入手した。
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Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
4: Progress in research has been delayed.
Reason
全研究期間のうち、2021年度および2022年度においては新型コロナウイルス感染症COVID-19)の流行下にあり、依頼にあたったほぼすべての高齢者施設において研究の同意が得られないか、同意の得られた施設においても契約履行不可もしくは棚上げとなってしまった経緯がある。2022年度末に至り感染状況下火となったため、新規研究施設開拓後契約に至り、ようやく研究スタートとなった状況である。したがって、本格的な研究開始が研究計画作成時の予定より1年半~2年程度の大幅な遅れとなってしまった。さらに、コロナ渦の長期化により、各高齢者施設において職員の大量離職による人手不足が進行し、研究計画書通りの研究実施および遂行が極めて困難な状況に至った経緯がある。そして、その状況は2022年年度後半においてもなお、研究状況として逆風となっていた。2023年度初頭に至り、研究対象施設への出入りについて特別な許可や期日等の制限も緩和され、データ収集も比較的自由に行えるようになった。その後、特に問題は生じず、介入およびデータ収集の遅れを取り戻すべく鋭意努力したものの、2023年度は介入およびデータ収集のみで終了となった。その後、延長申請の承認が得られたため、2024年度現在においては収集データの整理および統計処理等、施行中である。
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Strategy for Future Research Activity |
2024年度においては、以下に示す研究の推進方策にて進めてゆく。 1.収集データの統計処理。2.認知行動療法学会等における学会発表。3.研究論文の作成ならびに認知行動療法学会、理学療法化学会等への投稿。4.最終年度における研究報告書の作成。
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