クライエントの行動変容に有効な共感的態度の態様の解明
Project/Area Number |
20K03465
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Research Category |
Grant-in-Aid for Scientific Research (C)
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Allocation Type | Multi-year Fund |
Section | 一般 |
Review Section |
Basic Section 10030:Clinical psychology-related
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Research Institution | Gunma University (2021-2023) Tokyo Metropolitan University (2020) |
Principal Investigator |
川道 拓東 群馬大学, 大学院医学系研究科, 研究員 (30596391)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
濱野 友希 早稲田大学, 理工学術院総合研究所(理工学研究所), 客員次席研究員 (00823254)
菅原 翔 公益財団法人東京都医学総合研究所, 認知症・高次脳機能研究分野, 主任研究員 (80723428)
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Project Period (FY) |
2020-04-01 – 2024-03-31
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Project Status |
Completed (Fiscal Year 2023)
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Budget Amount *help |
¥4,290,000 (Direct Cost: ¥3,300,000、Indirect Cost: ¥990,000)
Fiscal Year 2022: ¥1,040,000 (Direct Cost: ¥800,000、Indirect Cost: ¥240,000)
Fiscal Year 2021: ¥1,040,000 (Direct Cost: ¥800,000、Indirect Cost: ¥240,000)
Fiscal Year 2020: ¥2,210,000 (Direct Cost: ¥1,700,000、Indirect Cost: ¥510,000)
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Keywords | fMRI / 社会的交流 / 意見変容 / 親密度 / カウンセリング / 同調性評価 / 共感的態度 / 行動変容 |
Outline of Research at the Start |
本研究では、カウンセラーの共感的態度の効果的な態様の解明を目的として、二種類の共感(認知的共感[相手の感情状態の理解・推定]と感情的共感[相手と同様の感情の生起])があることに着目する。感情的共感を担う領域と認知的共感を担う領域との連関をfMRIを用いて評価することでクライエントの行動変容に有効な二つの共感の連関の態様を評価する。こうした知見を得ることで、カウンセラーの共感的態度の有効性の評価、ひいては、カウンセラーへのフィードバック(有効な共感的態度の促進・教育)が可能となる。
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Outline of Annual Research Achievements |
令和5年度は、令和2-4年度に構築・実験・解析した、ペアが交互に自己の意見を表出する課題を用いて計測したdual fMRIでの脳活動データの解析の追加解析を行うとともに、論文執筆を行った。今年度は、前年度同様に、これまでに得た同性の初対面のペアの脳機能データ(女性12ペア、男性8ペア。平均21.85±0.40歳、ペアの年齢差2.90±0.40歳)を対象として解析を実施した。前年までの解析結果として、交互に自己の意見を表出することを課すことで、自らの意見を相手の意見に近づけること(意見変容)が起こることを確認した。二者の意見の違いの程度により右下前頭回の活動が説明できることを確認した。さらには、課題遂行を通して、右下前頭回と右側頭頭頂接合部の機能的結合性が有意に強まることを確認した。本年度はこれに加えて、右下前頭回と右側頭頭頂連合野の機能的結合と課題を通じた二者の親密度の上昇の間に有意な相関があることを確認した。これは、意見の擦り合わせを通じて起きる脳活動の変化が、二者間の関係性の変化に随伴したものである可能性を示している。これにより、カウンセリング場面などで意見の擦り合わせ(意見変容)の動機付けに関する知見の一端を明らかにすることができた。これらの得られた結果を踏まえて、論文執筆を行った。 上記のように、令和5年度は、令和4年までに得られたデータの追加解析により、これまでに得られた知見の確実性を高めることができ、論文完成に繋げることができた。
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Report
(4 results)
Research Products
(3 results)
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[Journal Article] Enhanced structural connectivity within the motor loop in professional boxers prior to a match2021
Author(s)
Yuichi Ogino, Hiroaki Kawamichi, Daisuke Takizawa, Sho K. Sugawara, Yuki H. Hamano, Masaki Fukunaga, Keiko Toyoda, Yusuke Watanabe, Osamu Abe, Norihiro Sadato, Shigeru Saito & Shigeru Furui
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Journal Title
Scientific Reports
Volume: 11
Issue: 1
Pages: 9015-9015
DOI
Related Report
Peer Reviewed / Open Access
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