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泌尿器科外来受診中の女性尿失禁患者に対するセルフケア促進支援と介入効果の検討

Research Project

Project/Area Number 20K03474
Research Category

Grant-in-Aid for Scientific Research (C)

Allocation TypeMulti-year Fund
Section一般
Review Section Basic Section 10030:Clinical psychology-related
Research InstitutionFujita Health University

Principal Investigator

伊藤 桜子  藤田医科大学, 保健学研究科, 准教授 (80545004)

Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) 佐々木 ひと美  藤田医科大学, 医学部, 教授 (00319261)
Project Period (FY) 2020-04-01 – 2025-03-31
Project Status Granted (Fiscal Year 2023)
Budget Amount *help
¥4,420,000 (Direct Cost: ¥3,400,000、Indirect Cost: ¥1,020,000)
Fiscal Year 2023: ¥1,040,000 (Direct Cost: ¥800,000、Indirect Cost: ¥240,000)
Fiscal Year 2022: ¥780,000 (Direct Cost: ¥600,000、Indirect Cost: ¥180,000)
Fiscal Year 2021: ¥780,000 (Direct Cost: ¥600,000、Indirect Cost: ¥180,000)
Fiscal Year 2020: ¥1,820,000 (Direct Cost: ¥1,400,000、Indirect Cost: ¥420,000)
Keywords習慣行動変容 / 尿失禁 / 行動療法 / セルフケア支援 / メンタルヘルス / 行動変容 / 習慣改善 / QOL / 健康 / 体重コントロール / セルフケア / 健康心理学
Outline of Research at the Start

本研究では、尿失禁の症状軽減に有効とされる習慣行動の改善や減量、骨盤底筋訓練、膀胱訓練等の行動療法を、患者自身がセルフケアによって実施できるよう支援するための行動科学に基づく簡便な支援法を開発する。
介入群には、開発した支援法を通常の泌尿器科外来の治療に加えることにより、症状や習慣行動のチェック結果に基づく個別フィードバックと、セルフケア行動の実践支援を目的とした個別面談とを提供し、習慣、症状、QOL(生活の質)、メンタルヘルス、体組成の変化を縦断的に統制群と比較検討して、セルフケア行動の促進や心身症状の軽減効果を明らかにする。その結果に基づき、外来診療の中で実施可能で効果的な支援法を提案する。

Outline of Annual Research Achievements

尿失禁の症状軽減には、行動療法による治療が効果的な介入として推奨されている。本研究では、症状軽減に寄与するとされる推奨行動を、外来患者が日常生活の中で自律的に実践していくことを支援することを目的に、行動科学に基づく簡便な支援法を開発した。そして泌尿器科における通常の外来治療に加えることによるセルフケア行動の促進効果と心身の症状改善効果を検討することを目的に介入研究を実施した。
2023年度は、引き続き尿失禁症状を主訴とする外来患者を対象として、本研究で開発した外来診療で簡便に実施できる行動療法によるセルフケア実践支援法を用いたランダム化比較試験(RCT)を実施し、その介入効果を検討するためのデータ収集を行った。
具体的には、研究計画に基づき、本大学病院泌尿器科外来を受診中の女性尿失禁患者のうち、骨盤底筋訓練や習慣行動の改善などにより症状の軽減が期待できると主治医が判断した患者で研究参加同意の得られた者に対し、1年にわたる縦断的な質問紙調査と体組成測定を行った。また、RED-Capシステムを用いて研究参加者を無作為に介入群または非介入群(対象群)に1:1で割り付け、介入群には行動療法によるセルフケア実践支援のための個別面談を2回加えた。面談では、質問紙調査と体組成測定の結果に基づき、日常生活の中で実践可能な訓練や習慣行動の具体的な目標設定と行動実施のためのアドバイスを行い、セルフモニタリングによる行動実施支援を提供した。現在は、両群における習慣行動やモチベーション、体組成や心身症状の経時的変化を観察し、統計分析による比較検討を実施するためのデータを集積中である。

Current Status of Research Progress
Current Status of Research Progress

4: Progress in research has been delayed.

Reason

2023年度は、引き続きコロナ禍の影響を受け、感染拡大防止の観点から参加者のリクルートに慎重を期した。本研究の対象者は、尿失禁症状改善のため泌尿器科外来を受診中の女性患者のうち、行動療法的なセルフケア行動の実践が尿失禁症状の改善に役立つと主治医が判断する者であるが、対象となる患者の多くが高齢者である。したがって、参加者の安全と安心の担保に配慮しつつ、慎重に参加者のリクルートと継続的な調査・介入を実施したため、参加者の確保が十分にできず、調査データの収集が計画よりも遅れる結果となった。

Strategy for Future Research Activity

2024年度は前年度に引き続き、開発した調査紙バッテリーとセルフケア行動の実践支援法を用いた調査と介入を進める。これにより集積するデータを統計的に比較分析し、継時的変化と群間差について分析・評価していくことにより、開発した支援法による介入効果を検討していく予定である。また、個人内での経時的変化についても事例的に検討し、より効果的なテーラーメイド介入の方法についても検討し、関連学会にて結果を報告していく予定である。

Report

(4 results)
  • 2023 Research-status Report
  • 2022 Research-status Report
  • 2021 Research-status Report
  • 2020 Research-status Report

URL: 

Published: 2020-04-28   Modified: 2024-12-25  

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