Project/Area Number |
20K04050
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Research Category |
Grant-in-Aid for Scientific Research (C)
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Allocation Type | Multi-year Fund |
Section | 一般 |
Review Section |
Basic Section 17010:Space and planetary sciences-related
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Research Institution | Hokkaido Information University (2022-2023) Setsunan University (2020-2021) |
Principal Investigator |
佐々木 洋平 北海道情報大学, 情報メディア学部, 准教授 (70583459)
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Project Period (FY) |
2020-04-01 – 2025-03-31
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Project Status |
Granted (Fiscal Year 2023)
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Budget Amount *help |
¥4,290,000 (Direct Cost: ¥3,300,000、Indirect Cost: ¥990,000)
Fiscal Year 2024: ¥780,000 (Direct Cost: ¥600,000、Indirect Cost: ¥180,000)
Fiscal Year 2023: ¥520,000 (Direct Cost: ¥400,000、Indirect Cost: ¥120,000)
Fiscal Year 2022: ¥780,000 (Direct Cost: ¥600,000、Indirect Cost: ¥180,000)
Fiscal Year 2021: ¥520,000 (Direct Cost: ¥400,000、Indirect Cost: ¥120,000)
Fiscal Year 2020: ¥1,690,000 (Direct Cost: ¥1,300,000、Indirect Cost: ¥390,000)
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Keywords | 磁気流体力学 / 電気伝導度 / 数値モデル / 惑星固有磁場 / 表層帯状構造 / ダイナモ作用 / 木星型惑星 / 表層縞状構造 |
Outline of Research at the Start |
木星型惑星の表層大気の特色の一つは雲層レベルで観測される東西風の構造(縞状構造)である. 近年の観測結果より, この東西風について表層のみならず深部の様相も明らかになりつつあるものの, 現在のところ統一的・無矛盾的な理解は得られていない. 本研究では, 木星型惑星の深部から表層までを包括的に扱い、この表層縞状構造の生成維持機構を解明する. 太陽系最大の惑星である木星は, 地球から最も観測しやすい巨大惑星であり, その理解を深めることは近年観測が増えつつある系外惑星の観測結果を解釈するための理論的基盤となる. 本研究では特に, 表層構造からの内部構造への制約を与えることが可能となる.
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Outline of Annual Research Achievements |
本研究は, 木星型惑星の表層大気から深部大気・中心付近までを複数の層からなる流体層として扱うことで, 最深部の磁気流体層から表層の中性大気層までを首尾一貫して扱う数値コードを開発し, 数値実験によって木星型惑星の大気表層において観測される東西風の構造と生成維持機構を明らかにすることを目的とする. 2023年度は昨年度から継続して開発を続けていた数値ソフトウェアの公開準備と論文化を進めた. 公開準備としては, ライセンスの整理と利用者向けのドキュメントの完備, ならびに公開開発へ向けた基盤整備を行なっている. 論文化としては, 既報において記載されている性能を凌駕し, 計算速度ならびに並列化効率をより向上させた事を簡潔にまとめて公表する予定である. また, 木星型惑星の東西風については,深い枠組みでの「薄い」球殻対流計算に基づく数値実験結果について論文としてまとめ, 現在は投稿査読中である.
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Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
2: Research has progressed on the whole more than it was originally planned.
Reason
当初の予定通り、系統だった数値実験を継続して行ないつつ、得られた知見について論文として投稿中である。
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Strategy for Future Research Activity |
昨年度までに構築した数値モデルの公開と論文化を進める。また、継続して行なっている数値実験についても整理と成果報告を進める。
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