Project/Area Number |
20K04930
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Research Category |
Grant-in-Aid for Scientific Research (C)
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Allocation Type | Multi-year Fund |
Section | 一般 |
Review Section |
Basic Section 24010:Aerospace engineering-related
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Research Institution | National Institute for Fusion Science |
Principal Investigator |
高田 卓 核融合科学研究所, ヘリカル研究部, 助教 (30578109)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
岡村 崇弘 大学共同利用機関法人高エネルギー加速器研究機構, 素粒子原子核研究所, 准教授 (90415042)
濱口 真司 核融合科学研究所, ヘリカル研究部, 准教授 (00311209)
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Project Period (FY) |
2020-04-01 – 2024-03-31
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Project Status |
Granted (Fiscal Year 2022)
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Budget Amount *help |
¥4,290,000 (Direct Cost: ¥3,300,000、Indirect Cost: ¥990,000)
Fiscal Year 2022: ¥650,000 (Direct Cost: ¥500,000、Indirect Cost: ¥150,000)
Fiscal Year 2021: ¥1,170,000 (Direct Cost: ¥900,000、Indirect Cost: ¥270,000)
Fiscal Year 2020: ¥2,470,000 (Direct Cost: ¥1,900,000、Indirect Cost: ¥570,000)
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Keywords | 超流動ヘリウム / 実効的熱伝導率 / 超低温 / 極小流路 / ラムダ転移温度 |
Outline of Research at the Start |
超流動ヘリウムにおける常流動成分と超流動成分の比が極端である1.3K以下、およびラムダ点近傍の飽和超流動ヘリウムについて実験的研究を展開する。これによって、既存理論や既存の相関式の拡張、修正を行うのが目標となる。実験環境には精緻な圧力コントロールを可能にした排気系を用いるほか、超流動乱流の特徴的なサイズ効果を明らかにするために細線やキャピラリーといった幾何学形状においての熱流動現象について注目して実験を進める。
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Outline of Annual Research Achievements |
実験の根幹を担うゴーターミリンクチャネルの極低温リーク(室温では発見されないが、極低温になってはじめて見えてくる真空リーク)による再三の実験が出来ない状況に悩まされ、研究実績が積めなかった。超流動ヘリウムの実験においては僅かなリークも許されない為、この箇所が修正できない状況では何も実験的研究を進めることが出来ない。 このリークの原因として製作過程の習熟の悪さ、設計からくる部品の重量バランス等を特定することは出来、修正方法もみいだしたが、部品の修正や製作のやり直しを行うばかりで物理的成果を出すことが出来なかった。
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Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
4: Progress in research has been delayed.
Reason
上記の実験装置不具合の問題に加え、所属機関の別プロジェクトの都合、電気代高騰対応、液化機の為の冷却水塔の破損等による液体ヘリウム提供期間が限定されてしまった時期があることと、自身の家庭の事情により研究に従事出来ない期間があったことが、不運にも重なり合い十分な時間が取れないままに経過してしまった。
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Strategy for Future Research Activity |
実験装置の不具合に起因する遅延理由は解消されつつあるため、昨年度計画していた実験を再開して研究を前に進めたい。本来昨年度完了を予定していた部分を今年度の延長期間を使って進める予定である。
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