Project/Area Number |
20K06251
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Research Category |
Grant-in-Aid for Scientific Research (C)
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Allocation Type | Multi-year Fund |
Section | 一般 |
Review Section |
Basic Section 41010:Agricultural and food economics-related
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Research Institution | Hokkaido University |
Principal Investigator |
合崎 英男 北海道大学, 農学研究院, 准教授 (00343765)
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Project Period (FY) |
2020-04-01 – 2025-03-31
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Project Status |
Granted (Fiscal Year 2023)
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Budget Amount *help |
¥4,290,000 (Direct Cost: ¥3,300,000、Indirect Cost: ¥990,000)
Fiscal Year 2023: ¥1,430,000 (Direct Cost: ¥1,100,000、Indirect Cost: ¥330,000)
Fiscal Year 2022: ¥780,000 (Direct Cost: ¥600,000、Indirect Cost: ¥180,000)
Fiscal Year 2021: ¥520,000 (Direct Cost: ¥400,000、Indirect Cost: ¥120,000)
Fiscal Year 2020: ¥1,560,000 (Direct Cost: ¥1,200,000、Indirect Cost: ¥360,000)
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Keywords | 表明選好法 / R / Rコマンダー |
Outline of Research at the Start |
本研究では、プログラミングの初心者であっても、表明選好法の例題や実証分析に取り組めるよう、プログラムコードを記述することなく選択肢集合の設計やデータの統計解析を可能とするフリーなR向けグラフィカルユーザインタフェースの開発を目的とする。この目的を達成するため、仮想評価法、離散選択実験、Best-Worst Scaling向けのRコマンダー用プラグイン・パッケージの開発等の課題に取り組む。
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Outline of Annual Research Achievements |
第1の課題であるチュートリアルの作成については、海外の研究者とも協力しながら、コンテンツの作成ならびに編集面での技術的検討を中心に作業を進めた。第2の課題であるRコマンダー用プラグイン・パッケージの開発については、Case 3 Best-Worst Scaling向けパッケージRcmdrPlugin.BWS3を開発してRの公式リポジトリであるthe Comprehensive R Archive Network(CRAN)から公開した。同パッケージを含め、これまでに開発した5つのRコマンダー用プラグイン・パッケージの機能の追加と利便性の向上を図った改良版を公開した。Rコマンダー用プラグイン・パッケージ向けマニュアルの作成も進めた。第3の課題である既存のRパッケージの改良については、二肢選択形式仮想評価法と離散選択実験用の人工回答生成関数を開発し、それぞれ仮想評価法向けパッケージDCchoiceと離散選択実験向けパッケージsupport.CEsに登載して公開した。support.CEs については、RcmdrPlugin.DCEの機能拡張に合わせて必要となった改良も加えた。Case 3 Best-Worst Scalingの例データを当該手法向けパッケージsupport.BWS3に含めて公開した。第4の課題である関連するパッケージを活用した実証研究の推進と成果の普及については、これまでに取り組んできた成果を整理して学会報告した。学会報告を通じてパッケージへの要望の把握や意見の交換を行うことができた。これらの要望把握・意見交換に加えて、実証研究の支援やパッケージ利用者からの問い合わせ対応を通じて得た知見を、パッケージの改良につなげることができた。開発したRコマンダー用プラグイン・パッケージに関する論文を取りまとめる作業を進めた。
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Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
3: Progress in research has been slightly delayed.
Reason
パッケージの開発・改良に関する課題については、予定していた全てのRコマンダー用プラグイン・パッケージを公開することができた一方、学会報告を通じて他の研究者らに紹介することができた。また、既存パッケージも含めて、機能の追加や利便性の向上のための改良を進め、それらを反映した改良版を公開することができた。他方、チュートリアルの作成については、海外の研究者と協力して作業を進める一方、新たにRコマンダー用プラグイン・パッケージ向けの作成にも着手したが、Web公開まで進むことができなかった。さらに、これまでの取り組みの成果をまとめた論文の執筆も進めてきたが、年度内に原稿を完成・投稿することができなかった。パッケージ開発関連の課題は順調に進んだ一方、チュートリアルと論文について年度内に完了できなかった点を踏まえて、上記の区分の評価とした。
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Strategy for Future Research Activity |
チュートリアルと論文については次年度のできるだけ早いタイミングでそれぞれ公開と投稿ができるように作業を進める。パッケージについては利用者からのフィードバック等も踏まえながら、利便性の向上を中心に改良を進める。
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