抑制性分子CD72の樹状細胞疲弊における役割の解明
Project/Area Number |
20K07048
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Research Category |
Grant-in-Aid for Scientific Research (C)
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Allocation Type | Multi-year Fund |
Section | 一般 |
Review Section |
Basic Section 47030:Pharmaceutical hygiene and biochemistry-related
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Research Institution | Tokyo Medical and Dental University |
Principal Investigator |
赤津 ちづる 東京医科歯科大学, 難治疾患研究所, 助教 (60735984)
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Project Period (FY) |
2020-04-01 – 2022-03-31
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Project Status |
Discontinued (Fiscal Year 2021)
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Budget Amount *help |
¥4,420,000 (Direct Cost: ¥3,400,000、Indirect Cost: ¥1,020,000)
Fiscal Year 2022: ¥1,040,000 (Direct Cost: ¥800,000、Indirect Cost: ¥240,000)
Fiscal Year 2021: ¥1,690,000 (Direct Cost: ¥1,300,000、Indirect Cost: ¥390,000)
Fiscal Year 2020: ¥1,690,000 (Direct Cost: ¥1,300,000、Indirect Cost: ¥390,000)
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Keywords | 免疫学 / CD72 / 樹状細胞 / 慢性感染症 |
Outline of Research at the Start |
プラズマ細胞様樹状細胞(pDC)はウイルス感染時などに抗ウイルス作用を持つサイトカイン、I型IFNを産生し感染免疫を担うが、慢性感染症では「pDC疲弊」が起こりI型IFNの産生が低下する。我々は、pDCの活性化に伴いpDC上に発現誘導される抑制性分子CD72が、pDC疲弊を引き起こすと考えた。本研究ではこの仮説を検証することでpDC疲弊のメカニズムを解明し、慢性感染症の新たな治療法の開発を目指す。
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Outline of Annual Research Achievements |
本研究は、樹状細胞(DC)の活性化に伴ってDC上に発現誘導される抑制性受容体CD72分子が、慢性感染症における病態の持続に重要なDC疲弊にどのような機能を果たすかを明らかにすることを目的とした。まず、様々な免疫細胞におけるCD72の発現を詳細に明らかにするため、マウス脾臓細胞をフローサイトメトリー解析すると、CD72はB細胞に強く発現しており、DCやNK細胞にも発現が認められた。DC上のCD72の発現は、イミキモドやLPS刺激によりDCを活性化することで、B細胞と同程度に増強した。マウス骨髄細胞から誘導したDCにおけるCD72の発現も、DCの活性化によりで増強した。さらに、野生型マウスおよびCD72欠損マウスに、LCMウイルス(LCMV)clone 13株を腹腔内投与により感染させて持続感染のモデルマウスを作製し、感染後1カ月間の体重、血中ウイルス力価を継続的に測定すると、野生型マウスでは感染後期でもウイルスが排除されずに感染症が持続し、体重が減少していたが、CD72欠損マウスではウイルスが排除されて感染の持続化が起こらず、体重減少も見られなかった。以上より、活性化に伴ってDC上に発現誘導されたCD72が、DC疲弊を引き起こし、感染の持続に寄与する重要な分子であることが示唆された。
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Report
(2 results)
Research Products
(9 results)