Project/Area Number |
20K07482
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Research Category |
Grant-in-Aid for Scientific Research (C)
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Allocation Type | Multi-year Fund |
Section | 一般 |
Review Section |
Basic Section 49050:Bacteriology-related
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Research Institution | Osaka Prefecture University |
Principal Investigator |
松澤 健志 大阪府立大学, 生命環境科学研究科, 准教授 (80370154)
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Project Period (FY) |
2020-04-01 – 2023-03-31
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Project Status |
Discontinued (Fiscal Year 2021)
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Budget Amount *help |
¥4,290,000 (Direct Cost: ¥3,300,000、Indirect Cost: ¥990,000)
Fiscal Year 2022: ¥1,560,000 (Direct Cost: ¥1,200,000、Indirect Cost: ¥360,000)
Fiscal Year 2021: ¥1,560,000 (Direct Cost: ¥1,200,000、Indirect Cost: ¥360,000)
Fiscal Year 2020: ¥1,170,000 (Direct Cost: ¥900,000、Indirect Cost: ¥270,000)
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Keywords | 細菌感染学 / 細胞自律的免疫 / 自然免疫 / マクロファージ / インターフェロン / オートファジー / ゼノファジー / 細胞内寄生性細菌 / インターフェロン誘導性細胞自律的自然免疫 / インターフェロン誘導性タンパク質 |
Outline of Research at the Start |
生体内に侵入した病原体と直接戦うのは、マクロファージを代表とする食細胞である。細胞内寄生性細菌は、マクロファージの通常の殺菌作用を回避するため、細胞内寄生性細菌の感染防御には、マクロファージ自身の感染防御機構である細胞自律的自然免疫(cell autonomous innate immunity)の強化が重要である。これまでに、インターフェロンγが、宿主細胞の自己成分分解システムであるオートファジーを介して、マクロファージの細胞自律的自然免疫を活性化することが明らかになっている。そこで、本研究では、細胞内寄生性細菌に対するインターフェロンγ誘導性オートファジーの分子メカニズム解明を試みる。
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Outline of Annual Research Achievements |
病原体が生体内に侵入した場合、病原体と直接戦うのはマクロファージを代表とする食細胞である。細胞内寄生菌は、通常の殺菌作用を回避しマクロファージ 内で生存・増殖するため、細胞内寄生菌の感染防御には、マクロファージ自身の感染防御機構である細胞自律的自然免疫(cell autonomous innate immunity) の強化が重要である。これまでに、インターフェロンγ(IFN-γ)が細胞自律的自然免疫を活性化することが明らかにされている。また、我々の研究グループで は、宿主細胞の自己成分分解システムであるオートファジーがIFN-γ誘導性の細胞自律的自然免疫に関与する事、IFN-γ刺激によりオートファジーの1つである LC3 associated phagocytosis (LAP)が活性化する事を明らかにしている。そこで、本研究ではIFN-γ誘導性LAPを詳細に解析するとともに、その生物学的意義 を明らかにすることで、マクロファージの細胞内寄生菌に対する細胞自律的自然免疫の全貌解明を試みる。
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Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
3: Progress in research has been slightly delayed.
Reason
令和3年度は新型コロナ感染拡大にともなう緊急事態の発令等により、当初計画していた研究が大幅に遅れた。
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Strategy for Future Research Activity |
病原体が生体内に侵入した場合、病原体と直接戦うのはマクロファージを代表とする食細胞である。一方、細胞内寄生菌は、通常の殺菌作用を回避しマクロ ファージ内で生存・増殖する。このような細胞内寄生菌に対する感染防御には、マクロファージ自身の感染防御機構である細胞自律的自然免疫(cell autonomous innate immunity)の強化が重要である。これまでに我々の研究グループでは、宿主細胞の自己成分分解システムであるオートファジーがIFN-γ誘導 性の細胞自律的自然免疫に関与する事を明らかにしている。今後は、細菌に対するオートファジー(ゼノファジー)の生物学的意義を明らかにしていく予定であ る。
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