プリオン仮説に基づいた蛋白質モノマー間異常構造伝播の実証
Project/Area Number |
20K07737
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Research Category |
Grant-in-Aid for Scientific Research (C)
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Allocation Type | Multi-year Fund |
Section | 一般 |
Review Section |
Basic Section 51030:Pathophysiologic neuroscience-related
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Research Institution | Kindai University |
Principal Investigator |
小澤 大作 近畿大学, 医学部, 定時職員 (60554524)
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Project Period (FY) |
2020-04-01 – 2024-03-31
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Project Status |
Discontinued (Fiscal Year 2023)
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Budget Amount *help |
¥4,160,000 (Direct Cost: ¥3,200,000、Indirect Cost: ¥960,000)
Fiscal Year 2022: ¥1,300,000 (Direct Cost: ¥1,000,000、Indirect Cost: ¥300,000)
Fiscal Year 2021: ¥1,560,000 (Direct Cost: ¥1,200,000、Indirect Cost: ¥360,000)
Fiscal Year 2020: ¥1,300,000 (Direct Cost: ¥1,000,000、Indirect Cost: ¥300,000)
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Keywords | プリオン / ポリグルタミン蛋白質 / アミロイド / 伝播 / 神経変性疾患 / ポリグルタミン |
Outline of Research at the Start |
本研究は、神経変性疾患の一つであるプリオン病で提唱されているプリオン仮説に基づいた蛋白質モノマー間での蛋白質異常構造の伝播を実証し、またこのプリオン現象が他の疾患関連蛋白質においても共通する普遍的現象であるのかを解明するものである。本研究で得られる新知見は、神経変性疾患の初期の蛋白質の異常構造の伝播機構を明らかにするものであり、これをターゲットとした新規治療・予防法開発への端緒をつかむことが期待できる。
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Outline of Annual Research Achievements |
本研究は、神経変性疾患で起きると考えられている蛋白質の異常構造伝播に注目する。特に、蛋白質分子間での異常構造伝播は、神経変性疾患の初期に起きる非常に重要な事象であり、治療・予防法開発の上でも詳細な解明が待たれる。異常構造伝播機構においては、以前よりプリオン仮説が提唱されているが、未だに実証されていない未解決の課題である。本研究は、神経変性疾患の1つであるポリグルタミン病のポリグルタミン蛋白質をモデルとし、①プリオン仮説に基づいた蛋白質モノマー間での異常構造伝播の実証、②他の神経変性疾患関連蛋白質でのプリオン現象の実証、③異常構造伝播を阻害する化合物の探索を行う。本研究は、これまで未解決であったプリオン仮説を実証し、神経変性疾患で起きる共通の普遍的な現象と推測されているプリオン現象を解明し、それをターゲットとした創薬開発を目指すものである。 令和5年度では、令和2年度から4年度の間に得られたプリオン仮説に基づいたポリグルタミン蛋白質による蛋白質モノマー間での異常構造伝播の実験的な実証と低分子化合物によって確認された異常構造伝播の阻害に関する解析結果をまとめ、国際学術誌への論文投稿の準備を進めた。一方、ポリグルタミン蛋白質以外の神経変性疾患関連蛋白質のプリオン現象の実証については、TDP-43蛋白質でプリオン現象が示唆される異常構造変化が確認されたが、モノマー間での異常構造伝播の解析が困難であるため、上記の論文に追加するか検討中である。
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Report
(4 results)
Research Products
(14 results)
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[Journal Article] Arginine is a disease modifier for polyQ disease models that stabilizes polyQ protein conformation.2020
Author(s)
Minakawa EN, Popiel HA, Tada M, Takahashi T, Yamane H, Saitoh Y, Takahashi Y, Ozawa D, Takeda A, Takeuchi T, Okamoto Y, Yamamoto K, Suzuki M, Fujita H, Ito C, Yagihara H, Saito Y, Watase K, Adachi H, Katsuno M, Mochizuki H, Shiraki K, Sobue G, Toda T, Wada K, Onodera O, Nagai Y.
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Journal Title
Brain
Volume: 143
Issue: 6
Pages: 1811-1825
DOI
Related Report
Peer Reviewed
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[Book] 相分離生物学の全貌2020
Author(s)
小澤大作、永井義隆
Total Pages
416
Publisher
東京化学同人
ISBN
9784807913466
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