Development of novel quantitative analysis of liver fibrosis and function using MRI
Project/Area Number |
20K08028
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Research Category |
Grant-in-Aid for Scientific Research (C)
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Allocation Type | Multi-year Fund |
Section | 一般 |
Review Section |
Basic Section 52040:Radiological sciences-related
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Research Institution | Fukuoka University (2021-2022) Kyushu University (2020) |
Principal Investigator |
高山 幸久 福岡大学, 医学部, 講師 (60546563)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
久保 雄一郎 九州大学, 医学研究院, 助教 (00844804)
西江 昭弘 九州大学, 医学研究院, 教授 (20457427)
石松 慶祐 九州大学, 大学病院, 医員・臨床助教 (20800147)
牛島 泰宏 九州大学, 大学病院, 講師 (40432934)
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Project Period (FY) |
2020-04-01 – 2024-03-31
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Project Status |
Granted (Fiscal Year 2022)
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Budget Amount *help |
¥4,290,000 (Direct Cost: ¥3,300,000、Indirect Cost: ¥990,000)
Fiscal Year 2022: ¥1,170,000 (Direct Cost: ¥900,000、Indirect Cost: ¥270,000)
Fiscal Year 2021: ¥1,170,000 (Direct Cost: ¥900,000、Indirect Cost: ¥270,000)
Fiscal Year 2020: ¥1,950,000 (Direct Cost: ¥1,500,000、Indirect Cost: ¥450,000)
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Keywords | 肝線維化 / MRI / T1rho / T2 / 肝壊死・炎症 / 肝炎症壊死 / 肝機能 / 肝壊死炎症 / 肝障害度 / T1ρ / 定量的評価 / 肝細胞機能 |
Outline of Research at the Start |
造影および非造影MRIを用いた肝線維化評価や肝細胞機能評価の有用性はこれまで複数報告されているが、標準となる定量的評価法が確立できていない。その為、異なる評価者間や異なる施設間における診断能の再現性が乏しい。本研究によって、我々の定量的画像診断法が、将来的にその問題点を解決する手法となりえると考えている。これまで我々が行った研究により、本研究に必要なMRI撮像プロトコールは確立した。今後行うべき検討として、①肝線維化診断や肝細胞機能評価に関する画像解析法の検証、および問題点の改善、②再現性および精度の高い画像診断法(診断能)の検証である。
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Outline of Annual Research Achievements |
目的:T1ρ計算画像とT2計算画像を用いた肝線維化、肝炎症壊死、非侵襲的な肝細胞機能との関連を評価する。 方法:肝腫瘍術前にMRIにてT1ρとT2マップを撮影し、術後に組織学的結果が得られた82名(男/女=53/29、平均年齢=73.8才)を対象とした。T1ρ計算画像はスピンロック時間(0,20,40,60ms)、T2計算画像はエコー時間(0,20,40,60ms)を用いて撮影。肝実質のT1ρ値とT2値は脈管や病変を除いた関心領域を3箇所設定し算出。壊死炎症(A)と線維化(F)は術後の組織学的評価、肝障害度はMRI撮影日近傍の採血結果より評価したChild-Pugh分類(CP)を使用した。T1ρ値やT2値と、Fステージ、Aステージ、CPグループの関係をスペアマン順位相関係数にて評価。また、各ステージもしくは各グループ間において平均値をTukey-Kramer HSD testにて対比した。 結果:T1ρ値とT2値それぞれの、CP、F、Aとのスペアマン順位相関係数は、T1ρとFステージは0.55、Aステージは0.46、CPグループは0.48で、T2とFステージは0.51、Aステージは0.37、CPグループは0.40だった。いずれも有意な相関を示した(p<.0001)。グループ間での比較では、T1ρがF0とF3、F0とF4、F1とF3、F1とF4、F2とF4、A0とA2、A1とA2、CPAとCPB、CPAとCPC、CPBとCPCの間、T2がF0とF4、F1とF4、F2とF4、A0とA1、A1とA2、CPAとCPB、CPAとCPCの間に有意差を認めた。CPは、T1ρがいずれのペアにて、T2がCPAとCPB、CPAとCPCの間に有意差を認めた。ただし、診断能はT1ρとT2の間に有意差は認めなかった。 結論:T1ρ値とT2値を用いて肝線維化、壊死炎症、肝障害を定量的に評価できうる。
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Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
1: Research has progressed more than it was originally planned.
Reason
研究目的はほぼ達成し、論文を投稿した。更に別の側面からのアプローチでの評価が可能か、模索している。
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Strategy for Future Research Activity |
症例のデータは十分に収集できており、一定の成果は発表済みである。別の側面から肝線維化や肝壊死・炎症を評価できるかどうか検討を重ねている。
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Report
(3 results)
Research Products
(1 results)