Project/Area Number |
20K08478
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Research Category |
Grant-in-Aid for Scientific Research (C)
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Allocation Type | Multi-year Fund |
Section | 一般 |
Review Section |
Basic Section 53020:Cardiology-related
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Research Institution | Yokohama City University |
Principal Investigator |
荒川 健太郎 横浜市立大学, 医学研究科, 客員研究員 (00806747)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
石上 友章 横浜市立大学, 医学部, 准教授 (50264651)
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Project Period (FY) |
2020-04-01 – 2023-03-31
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Project Status |
Granted (Fiscal Year 2021)
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Budget Amount *help |
¥4,290,000 (Direct Cost: ¥3,300,000、Indirect Cost: ¥990,000)
Fiscal Year 2022: ¥910,000 (Direct Cost: ¥700,000、Indirect Cost: ¥210,000)
Fiscal Year 2021: ¥1,690,000 (Direct Cost: ¥1,300,000、Indirect Cost: ¥390,000)
Fiscal Year 2020: ¥1,690,000 (Direct Cost: ¥1,300,000、Indirect Cost: ¥390,000)
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Keywords | 動脈硬化症 / 腸内細菌 / 液性免疫 / B2細胞 / 脾臓 / 腸管漏洩症候群 / 腸管バリア / Leaky Gut Syndrome / 脾臓B2細胞 / 自己抗体 |
Outline of Research at the Start |
動脈硬化症の成因を、腸内細菌の抗原化による、脾臓由来のB2細胞サブセットの活性化、teritary lymphoid organ(3次リンパ組織)であるPVAT(傍大動脈脂肪組織)ならびに血管外膜(Adventitia)への活性化B2リンパ球のmigrationによる、初期プラーク病変の形成に至るとする。具体的な実験では、動脈硬化症の残余リスクである炎症を、クロライドチャネルアクチベーター・ ルビプロストンにより、腸管漏洩症候群(Leaky Gut Syndrome)の解消を通して、腸内細菌の抗原化・脾臓由来B2細胞の活性化を制御することにより、制圧することが可能であるかどうかを検証する。
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Outline of Annual Research Achievements |
研究代表者の所属する研究グループでは、これまでに炎症としての動脈硬化症の成因について、研究を行ってきた。これまでの成果から、炎症を永続させる生物学的基盤に、液性免疫がかかわる免疫異常があり、ヒトでは自己抗体を産生する機序がかかわっていると考えている。動物モデルを対象にした検討からは、腸内細菌が抗原化し、脾臓由来のB2細胞が活性化し、teritary lymphoid organ(3次リンパ組織)であるPVAT(傍大動脈脂肪組織)ならびに血管外膜(Adventitia)への活性化B2リンパ球のmigrationによる、初期プラーク病変の形成される機序を明らかにした。こうした生物学的プロセスは、マクロファージの泡沫化と、血管内膜への集簇、脂質コア・壊死コアの形成に先行する、動脈硬化症の超初期の変化であり、動脈硬化症の成因の上流である。我々はこれまでに、①腸内共生微生物の除菌による、total microbe burdenの抑制、②活性化B2細胞を抑制する、抗CD23抗体の投与、の制御により、動脈硬化症の制御が可能になることを明らかにしている。ならびに,③腸管バリア機能を修復するクロライド・チャネル活性化剤(Lubiprostone)による、腸管漏洩症候群(Leaky Gut Syndrome)の制御による制圧を目指している。
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Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
3: Progress in research has been slightly delayed.
Reason
Lubiprostoneに引き続いて、probioticsを投与することで、腸内細菌のtotal bacterial burdenを制御することで、動脈硬化症が制御可能になる可能性を追求している。初期のデータを得ることができた。現在、臨床試験化を試みると同時に、有効なprobioticsを特定する研究に着手している。
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Strategy for Future Research Activity |
本研究をはじめとした、我々の研究グループのコンセプトに基づいた、①動物モデル(ApoEノックアウトマウス)を対象にした研究、②ヒトを対象にして、コンセプトを証明する(POC)臨床研究を計画し、実行する計画である。
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