Project/Area Number |
20K08545
|
Research Category |
Grant-in-Aid for Scientific Research (C)
|
Allocation Type | Multi-year Fund |
Section | 一般 |
Review Section |
Basic Section 53030:Respiratory medicine-related
|
Research Institution | Yokohama City University |
Principal Investigator |
金子 猛 横浜市立大学, 医学研究科, 教授 (90275066)
|
Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
武山 廉 東京女子医科大学, 医学部, 臨床教授 (00339003)
原永 修作 琉球大学, 病院, 特命准教授 (10381237)
寺田 二郎 千葉大学, 真菌医学研究センター, 特任教授 (20400898)
原 悠 横浜市立大学, 医学部, 講師 (70806299)
迎 寛 長崎大学, 医歯薬学総合研究科(医学系), 教授 (80253821)
堀田 信之 横浜市立大学, 附属病院, 講師 (50616448)
桂 秀樹 東京女子医科大学, 医学部, 教授 (20277213)
|
Project Period (FY) |
2020-04-01 – 2024-03-31
|
Project Status |
Granted (Fiscal Year 2022)
|
Budget Amount *help |
¥4,160,000 (Direct Cost: ¥3,200,000、Indirect Cost: ¥960,000)
Fiscal Year 2023: ¥1,300,000 (Direct Cost: ¥1,000,000、Indirect Cost: ¥300,000)
Fiscal Year 2022: ¥650,000 (Direct Cost: ¥500,000、Indirect Cost: ¥150,000)
Fiscal Year 2021: ¥650,000 (Direct Cost: ¥500,000、Indirect Cost: ¥150,000)
Fiscal Year 2020: ¥1,560,000 (Direct Cost: ¥1,200,000、Indirect Cost: ¥360,000)
|
Keywords | 喀痰 / ガイドライン / 血痰 / 喀血 / 急性気管支炎 / 抗菌薬 |
Outline of Research at the Start |
日本呼吸器学会から2019年4月に上梓された「咳嗽・喀痰の診療ガイドライン2019」は、喀痰診療に関しては、世界初のガイドラインとなった。しかし、喀痰診療についての臨床データが乏しいため、全体として推奨エビデンスが低い状態になっている。したがって、今後のガイドライン改訂に向けて、喀痰診療についてのエビデンスの構築が不可欠である。本研究は、本ガイドラインの喀痰に関する内容のうち、①喀痰の性状と原因疾患、②血痰・喀血の原因、③急性気管支炎における喀痰の膿性化に対する抗菌薬投与の実態について、臨床研究を実施し、これらを検証することにより、喀痰診療においてより正確な情報提供を行う。
|
Outline of Annual Research Achievements |
3つの臨床研究を引き続き実施し、症例を蓄積している。 ①痰と喀血の原因疾患調査 (Retrospective study=Study A)②急性気管支炎における喀痰の膿性化に対する抗菌薬投与の実態(Prospective study = Study B)③喀痰の色調と臨床背景 調査(Prospective study=Study C) ①については、解析可能な症例数の蓄積できたため、本年4月の日本呼吸器学会のEnglish Poster Discussionにて結果を発表した。Study Aの症例登録施設(2022年度):東京女子医科大学医学部 呼吸器内科、長崎大学医歯薬学総合研究科(医学系)呼吸器内科、琉球大学医学部附属病院 呼吸器内科、国際医療福祉大学成田病院 呼吸器内科、東京品川病院 呼吸器内科 ②と③については、参加施設を増やして研究を継続している。新規追加施設:医療法人社団潮陵会 医大前南4条内科 呼吸器内科、広島アレルギー呼吸器クリニック 呼吸器内科、秋葉原 あつたアレルギー呼吸器内科クリニック 呼吸器内科、名嘉村クリニック 睡眠呼吸器センター、鬼倉循環器内科クリニック 循環器内科、千葉大学医学部 呼吸器内科
|
Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
4: Progress in research has been delayed.
Reason
Study Aは、順調に研究が実施され、ほぼ予定通りに実施できた。Study BとCは、手続きに時間を要してスタートが遅れたが、一部の施設を除き症例蓄積が開始することができた。しかしながら、前向きの下気道感染症患者を対象とした臨床研究であることから、コロナ禍による下気道感染症の罹患率減少の影響を大きく受けている。本研究を実施における対象症例が顕著に減少しているために、症例の蓄積が予定通りのペースで進んでいない。対応としては、参加施設を増加させて症例数を増やす努力を行っている。
|
Strategy for Future Research Activity |
Study Aについては、データを解析して学会発表においては、貴重な国内の臨床データとの評価をいただいており、英語論文にまとめて投稿を予定している。Study B、Cについては、参加施設をさらに増やして症例蓄積を急ぎたい
|