自己炎症性角化症におけるプレシジョンメディシンの開発
Project/Area Number |
20K08648
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Research Category |
Grant-in-Aid for Scientific Research (C)
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Allocation Type | Multi-year Fund |
Section | 一般 |
Review Section |
Basic Section 53050:Dermatology-related
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Research Institution | Nagoya University |
Principal Investigator |
武市 拓也 名古屋大学, 医学系研究科, 講師 (30754931)
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Project Period (FY) |
2020-04-01 – 2024-03-31
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Project Status |
Granted (Fiscal Year 2022)
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Budget Amount *help |
¥4,290,000 (Direct Cost: ¥3,300,000、Indirect Cost: ¥990,000)
Fiscal Year 2022: ¥1,430,000 (Direct Cost: ¥1,100,000、Indirect Cost: ¥330,000)
Fiscal Year 2021: ¥1,430,000 (Direct Cost: ¥1,100,000、Indirect Cost: ¥330,000)
Fiscal Year 2020: ¥1,430,000 (Direct Cost: ¥1,100,000、Indirect Cost: ¥330,000)
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Keywords | 角化異常症 / 自己炎症 / 遺伝性皮膚疾患 |
Outline of Research at the Start |
研究期間内に以下の3点を行う。 1. 既存の遺伝子変異がないAiKD患者のDNAを用いて、全エクソームシークエンス法等で、新規病因遺伝子を同定する。 2. 同定された新規病因遺伝子と、既存の遺伝子変異を持つ患者の表現型を比較して、その相違点を詳細に分析する。集積されたAiKD患者を、その遺伝子型に基づいて分類し、使用されている薬剤について調べ、その薬効について検討する。 3. AiKDモデルマウス・モデル細胞の樹立と治療薬候補製剤の検討を行う。
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Outline of Annual Research Achievements |
本研究の目的は、自己炎症性角化症 (autoinflammatory keratinization diseases: AiKD) の包括的病態解明を目指し、各々の患者に適したプレシジョンメディシン開発に直結する基礎的データを得ることである。 研究計画にしたがって、2022年度は新しく病的バリアントが同定された症例と、データベースならびに今までに報告されている論文を比較検討して、発症年齢、皮疹の分布や性状、他臓器合併症の有無などを調べ、新規の遺伝型について包括的に解析した。薬効については、内服薬 (レチノイド剤のエトレチナートなど)、外用薬 (活性型ビタミンD3外用薬、サリチル酸ワセリン、尿素軟膏など) がある。さらに成人 (非妊娠時)、妊婦・授乳婦例と小児例のグループに分類して、それぞれ詳細に分析を行った。 上記研究の成果として、AiKDsに含まれる汎発性膿疱性乾癬とCARD14-associated papulosquamous eruptionsの症例を発表した。具体的には、セルトリズマブペゴルが効果的であった汎発性膿疱性乾癬の症例、ビメキズマブと顆粒球単球吸着療法が著効した汎発性膿疱性乾癬の症例などを報告した。稀少難治性疾患である汎発性膿疱性乾癬患者の治療報告を行うことで、プレシジョンメディシン開発に繋がるデータを集積していきたい。並行して、AiKDsの一疾患である毛孔性紅色粃糠疹のモデルマウスの作成と解析を進めた。
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Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
3: Progress in research has been slightly delayed.
Reason
現在、3系統のAiKDモデルマウスの樹立・解析を進めているが、実験動物部門の改築やマウスの繁殖等の問題があり、やや遅れている。
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Strategy for Future Research Activity |
AiKDモデルマウスの薬剤投与実験まで進めて、論文化する計画である。
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Report
(3 results)
Research Products
(35 results)
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[Journal Article] Autoinflammatory Keratinization Disease With Hepatitis and Autism Reveals Roles for JAK1 Kinase Hyperactivity in Autoinflammation.2022
Author(s)
Takeichi T, Lee JYW, Okuno Y, Miyasaka Y, Murase Y, Yoshikawa T, Tanahashi K, Nishida E, Okamoto T, Ito K, Muro Y, Sugiura K, Ohno T, McGrath JA, Akiyama M.
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Journal Title
Front Immunol.
Volume: 12
Pages: 737747-737747
DOI
Related Report
Peer Reviewed / Open Access / Int'l Joint Research
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[Presentation] セクキヌマブが著効した汎発性膿疱性乾癬の3例2022
Author(s)
浅川 理子, 岡本 崇, 木下 真直, 福島 有貴, 小川 陽一, 島田 眞路, 川村 龍吉, 武市 拓也, 秋山 真志, 杉浦 一充, 塚本 克彦
Organizer
第37回日本乾癬学会学術大会
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[Presentation] DNA複製ストレス反応の変化が毛孔性紅色粃糠疹5型の自然治癒現象を誘導する2022
Author(s)
宮内 俊成, 鈴木 翔多朗, 竹田 真依, Teng Peh Jin, 相庭 昌之, 夏賀 健, 藤田 靖幸, 清水 宏, 氏家 英之, 坂本 泰子, 武市 拓也, 秋山 真志, 乃村 俊史
Organizer
第427回日本皮膚科学会北海道地方会
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[Presentation] Autoinflammatory keratinization disease with hepatitis/autism reveals roles for JAK1 hyperactivity.2022
Author(s)
Takuya Takeichi, John Y. W. Lee, Yusuke Okuno, Yuki Miyasaka, Yuya Murase, Takenori Yoshikawa, Kana Tanahashi, Emi Nishida, Tatsuya Okamoto, Komei Ito, Yoshinao Muro, Kazumitsu Sugiura, Tamio Ohno, John A. McGrath, Masashi Akiyama
Organizer
日本研究皮膚科学会第47回年次学術大会・総会
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Int'l Joint Research
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[Presentation] 顆粒球単球吸着除去療法とビメキズマブの併用で救命し得た汎発性膿疱性乾癬の1例2022
Author(s)
宿院 梨衣, 小泉 遼, 江畑 葵, 鈴木 由以佳, 今井 聡子, 山下 雄太, 桃原 真理子, 武市 拓也, 室 慶直, 高見 徳人, 秋山 真志
Organizer
第302回日本皮膚科学会東海地方会
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