包括的線維化疾患診断を目指したペリオスチン測定システムの開発
Project/Area Number |
20K08781
|
Research Category |
Grant-in-Aid for Scientific Research (C)
|
Allocation Type | Multi-year Fund |
Section | 一般 |
Review Section |
Basic Section 54020:Connective tissue disease and allergy-related
|
Research Institution | International University of Health and Welfare |
Principal Investigator |
太田 昭一郎 国際医療福祉大学, 福岡薬学部, 教授 (20346886)
|
Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
森山 良太 国際医療福祉大学, 福岡保健医療学部, 助教 (50711363)
|
Project Period (FY) |
2020-04-01 – 2025-03-31
|
Project Status |
Granted (Fiscal Year 2023)
|
Budget Amount *help |
¥4,290,000 (Direct Cost: ¥3,300,000、Indirect Cost: ¥990,000)
Fiscal Year 2022: ¥1,170,000 (Direct Cost: ¥900,000、Indirect Cost: ¥270,000)
Fiscal Year 2021: ¥1,300,000 (Direct Cost: ¥1,000,000、Indirect Cost: ¥300,000)
Fiscal Year 2020: ¥1,820,000 (Direct Cost: ¥1,400,000、Indirect Cost: ¥420,000)
|
Keywords | 線維化疾患 / アレルギー疾患 / ペリオスチン / 診断試薬 |
Outline of Research at the Start |
ペリオスチンは細胞外マトリクスタンパク質の一つであり、様々なアレルギー・線維化疾患の病変局所で血中濃度が上昇する。我々は血清ペリオスチン濃度測定システムを構築し、血清ペリオスチン濃度が喘息のステロイド抵抗性や特発性肺線維症の呼吸機能予後を反映することを示した。しかし、ペリオスチンは様々な疾患で上昇するが故、疾患特異性が低いことが欠点である。そこで我々は、ペリオスチンスプライシングアイソフォームを個々に検出することで種々の線維化疾患を鑑別することを着想した。本研究では、包括的な線維化疾患診断を実現するために、ペリオスチンのアイソフォームを個別に測定する検査試薬を開発することを目的とする。
|
Outline of Annual Research Achievements |
細胞外マトリクスタンパク質であるペリオスチンは、種々のアレルギー疾患や線維化疾患で発現が増加し、一部ではこれら疾患の増悪因子としてもはたらいている。われわれはペリオスチンを特異的に認識するモノクローナル抗体を作製し、血中ペリオスチンをバイオマーカーとして測定可能な血清ペリオスチン濃度測定試薬キットを開発した。しかし、ペリオスチンは様々な疾患で上昇するため、疾患特異性が低いことが欠点である。しかし、これまでの複数存在するペリオスチンアイソフォームの一括検出ではなく、各アイソフォームを個別に検出し、疾患ごとの発現パターンを解析することで、複数の線維化疾患を鑑別できる可能性がある。そこで、本研究ではアイソフォームを個別に測定できる検査試薬を開発することを目指して、各アイソフォーム特異的抗体の作製を行っている。 現在の進捗は下記の通りである。 1. これまでに作製したペリオスチンアイソフォームを安定発現するS2細胞を用いて、各アイソフォームのリコンビナントタンパク質を大量産生・精製中である。これらは、免疫抗原として、あるいはハイブリドーマスクリーニング用の抗原として使用する。 2. 測定システム構築には最低でも4種類のアイソフォーム特異的な抗体が必要である。このうち、2種類は既に作製しているが、もう2種類が未作製である。 3. すでに作製した抗体を用いて、アイソフォーム測定システム構築の基礎的検討を行っている。
|
Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
4: Progress in research has been delayed.
Reason
想定外の動物実験施設の不備により、ほとんどの期間で実験ができなかったため。
|
Strategy for Future Research Activity |
動物実験設備の正常化を図るとともに、計画した研究を進めていく。動物実験が開始できない場合、動物を用いない抗体作製法も検討する。
|
Report
(4 results)
Research Products
(12 results)
-
-
-
-
-
-
[Journal Article] Assessment of serum periostin level as a predictor of requirement for intensive treatment for type-2 inflammation in asthmatics in future: A follow-up study of the KiHAC cohort2021
Author(s)
Sunadome H, Matsumoto H, Tohda Y, Horiguchi T, Kita H, Kuwabara K, Tomii K, Otsuka K, Fujimura M, Ohkura N, Iwanaga T, Hozawa S, Niimi A, Kanemitsu Y, Nagasaki T, Tashima N, Ishiyama Y, Morimoto C, Oguma T, Tajiri T, Ito I, Ono J, Ohta S, Izuhara K, Hirai T.
-
Journal Title
Allergology International
Volume: 70
Issue: 2
Pages: 252-254
DOI
NAID
ISSN
1323-8930, 1440-1592
Related Report
Peer Reviewed / Open Access
-
-
-
-
-
-