Project/Area Number |
20K08813
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Research Category |
Grant-in-Aid for Scientific Research (C)
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Allocation Type | Multi-year Fund |
Section | 一般 |
Review Section |
Basic Section 54020:Connective tissue disease and allergy-related
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Research Institution | St. Marianna University School of Medicine |
Principal Investigator |
唐澤 里江 聖マリアンナ医科大学, 医学研究科, 准教授 (50434410)
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Project Period (FY) |
2020-04-01 – 2024-03-31
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Project Status |
Granted (Fiscal Year 2022)
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Budget Amount *help |
¥4,290,000 (Direct Cost: ¥3,300,000、Indirect Cost: ¥990,000)
Fiscal Year 2022: ¥1,300,000 (Direct Cost: ¥1,000,000、Indirect Cost: ¥300,000)
Fiscal Year 2021: ¥1,430,000 (Direct Cost: ¥1,100,000、Indirect Cost: ¥330,000)
Fiscal Year 2020: ¥1,560,000 (Direct Cost: ¥1,200,000、Indirect Cost: ¥360,000)
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Keywords | 抗血管内皮細胞抗体 / 好酸球性多発血管炎性肉芽腫症 / 喘息患者由来ヒト肺微小血管内皮細胞 / プロテオーム解析 / プロテオミクス / 国際共同研究 |
Outline of Research at the Start |
プロテオミクスを用いてEGPAにおける ①早期診断 ②疾患活動性評価に有用な疾患特異的バイオマーカーを検出・同定する。さらに、同定された個々の特異的マーカーと ③フェノタイプとの関連性 ④血管傷害との関連性について検討する。
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Outline of Annual Research Achievements |
抗血管内皮細胞抗体(AECA)の対応抗原であるheat shock cognate 71 kDa protein (HC70)およびtropomyosin alpha-4 chain (TPM4) に対する自己抗体を検出するためにELISAをおこなった。血清中の自己抗体は、好酸球性多発血管炎性肉芽腫症(EGPA)の日本人患者10人および日本人健常者7人で測定された。HSC70に対する自己抗体は、EGPAの30%で検出され、健常人では検出されなかった。一方、TPM4に対する自己抗体はEGPAの10%で検出され、健常人では検出されなかった。さらに、EGPAで抗HSC70抗体もしくは抗TPM4抗体が検出された患者では、全症例でANCAが陰性であった。喘息患者由来ヒト肺微小血管内皮細胞(HLMVEC-AS)からの抽出蛋白とEGPAの日本人患者血清を用いたウエスタンブロッティング(WB)では、ANCA陽性患者に比べ陰性患者で多数のAECAが検出された。特に、約40、50、100および150kDaのタンパク質に対する自己抗体が測定した全5症例のANCA陰性EGPAで検出され、ANCA陽性EGPAでは検出されなかった。現在、プロテオーム解析を行いANCA陰性EGPAもしくはEGPAに特異的なAECAの対応抗原候補蛋白を検出・同定している。
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Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
3: Progress in research has been slightly delayed.
Reason
血液検体の準備および物品の納期に時間を要したため。
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Strategy for Future Research Activity |
同定された個々の対応抗原に対する自己抗体が、EGPAもしくはANCA陰性EGPAに特異的であるか否かをELISAにて評価する。さらにそれらの自己抗体がEGPAの疾患活動性やフェノタイプと関連するか否かについても検討する。
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