Project/Area Number |
20K09152
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Research Category |
Grant-in-Aid for Scientific Research (C)
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Allocation Type | Multi-year Fund |
Section | 一般 |
Review Section |
Basic Section 55030:Cardiovascular surgery-related
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Research Institution | Wakayama Medical University |
Principal Investigator |
本田 賢太朗 和歌山県立医科大学, 医学部, 講師 (60508018)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
田中 篤 和歌山県立医科大学, 医学部, 教授 (50458072)
加藤 暢宏 近畿大学, 生物理工学部, 教授 (60309268)
西村 好晴 和歌山県立医科大学, 医学部, 教授 (70254539)
湯崎 充 和歌山県立医科大学, 医学部, 客員研究員 (80405448)
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Project Period (FY) |
2020-04-01 – 2025-03-31
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Project Status |
Granted (Fiscal Year 2023)
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Budget Amount *help |
¥4,290,000 (Direct Cost: ¥3,300,000、Indirect Cost: ¥990,000)
Fiscal Year 2024: ¥260,000 (Direct Cost: ¥200,000、Indirect Cost: ¥60,000)
Fiscal Year 2023: ¥1,690,000 (Direct Cost: ¥1,300,000、Indirect Cost: ¥390,000)
Fiscal Year 2022: ¥1,430,000 (Direct Cost: ¥1,100,000、Indirect Cost: ¥330,000)
Fiscal Year 2021: ¥260,000 (Direct Cost: ¥200,000、Indirect Cost: ¥60,000)
Fiscal Year 2020: ¥650,000 (Direct Cost: ¥500,000、Indirect Cost: ¥150,000)
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Keywords | マイクロニードル / Poly lactic acid / 外科手術 / 止血シート / 心臓血管外科止血シート |
Outline of Research at the Start |
心臓血管外科手術中における止血手技は、生命予後に直結するため非常に重要な問題である。出血制御には血液由来成分を利用した生物学的組織接着シートが用いられている が、組織での固定性が悪いこと、生体由来であり感染リスク、術後の過度の炎症応答、高価であるなどの欠点を有する。 本研究の目的は、安価で感染リスクのない生体吸収素材(乳酸ポリサッカライド)を利用し、血管壁などの局面における止血操作に優れた屈曲性及び耐圧性を有するデザインのシートを作製し、また止血面にはマイクロニードルを形成し動的摩擦力の高めた新しいコンセプトの止血デバイスを開発することである。
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Outline of Annual Research Achievements |
本研究は、現在外科手術中の止血で多く用いられている血液由来成分を利用した生物学的組織接着シートの代わりとなる、新たな止血シートの開発に関する研究である。Poly lactic acid(PLA)を用いたシートの表面に370μmのニードルをつけて組織への接着性を高めることで、心臓など常に動いている組織でも止血効果を得ることができないか、検討している。 2022年度の研究では、基盤となるシートが硬く組織への全体的な接着が難しかったこと、ニードルの高さが低いことから心表面組織にうまく固定することができなかった。その後シート基盤の形状を変更し、柔軟性を持たせたことに成功、またニードルの高さも370μmから700μmに変更しこれによりより接着力が高くなることを期待し評価を行った。この変更により大動脈表面では効果的な固定は得られたが、心表面ではもう少し固定力が必要と思われた。今後の改良としてはニードル形状の変更や、生体糊以外の、組織への固定性のよい液体を使用し止血シートを心臓と接着できるものがないか検討している。
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Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
2: Research has progressed on the whole more than it was originally planned.
Reason
2023年に生体ブタを用いた再度評価を行った結果、シートの形状を変更しシートそのものに柔軟性を持たせたことで組織接着性は向上した。ニードルの高さを370μmから700μmに変更し、組織への固定力の増強を図ったが、硬い心表面のepicardiumとの相性が悪く、今現在ニードルの形状を変更するなどの改良を行っている。
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Strategy for Future Research Activity |
2024年再度生体ブタでの評価を行う予定としている。学会での合評はすでに行っており、最終評価に向けての実験を行う方針としている。
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