119番通報に人工知能を応用した新たな消防通信指令支援システムの開発に関する研究
Project/Area Number |
20K09286
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Research Category |
Grant-in-Aid for Scientific Research (C)
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Allocation Type | Multi-year Fund |
Section | 一般 |
Review Section |
Basic Section 55060:Emergency medicine-related
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Research Institution | Osaka University |
Principal Investigator |
入澤 太郎 大阪大学, 医学部附属病院, 講師 (50379202)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
北村 哲久 大阪大学, 大学院医学系研究科, 准教授 (30639810)
嶋津 岳士 大阪大学, 大学院医学系研究科, 教授 (50196474)
石見 拓 京都大学, 環境安全保健機構, 教授 (60437291)
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Project Period (FY) |
2020-04-01 – 2025-03-31
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Project Status |
Granted (Fiscal Year 2023)
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Budget Amount *help |
¥4,290,000 (Direct Cost: ¥3,300,000、Indirect Cost: ¥990,000)
Fiscal Year 2022: ¥1,300,000 (Direct Cost: ¥1,000,000、Indirect Cost: ¥300,000)
Fiscal Year 2021: ¥1,040,000 (Direct Cost: ¥800,000、Indirect Cost: ¥240,000)
Fiscal Year 2020: ¥1,950,000 (Direct Cost: ¥1,500,000、Indirect Cost: ¥450,000)
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Keywords | 通信指令 / 119番通報 / 院外心停止 / 口頭指導 / 人工知能 / 指令センター / 消防通信指令 |
Outline of Research at the Start |
超高齢化社会を迎えている本邦において、救急要請数は今後も増加の一途をたどると予想される。そこで、職員数が限られた中で行われている通信指令業務において、適切でかつ効率的な指令業務を行うために、音声認識および人工知能(artificial intelligence 以下AI)の技術を応用して通信指令業務を支援するシステムを確立することとした。差し迫った状態で通報される119番通報を正確に、かつ迅速に把握するアルゴリズムを確立し、通報内容から想定される傷病の候補をAIにより列挙するAI支援システムを開発し、AIと通信指令員とのハイブリッドの指令システムを構築する。
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Outline of Annual Research Achievements |
本研究は、119番通報を受ける、消防機関の通信指令業務において、音声認識および人工知能の技術を応用して通信指令業務を支援するシステムを確立するために、①音声認識を用いて差し迫った状態で通報される119番通報内容を正確に、かつ迅速に把握するアルゴリズムの確立、②通報内容から想定される傷病の候補をdeep learning を重ねたAIにより迅速に列挙し通信指令業務を支援するAI支援システムの開発、③本AI支援システムと実際に通信指令員による指令業務の長所を兼ね備えたハイブリッド指令システムを構築すること、を本研究の目的としていた。 119番通報内容の通報者と指令員とのやり取りをそのまま音声記録として入手し、AIにてスクリーニングし、文字にして起こすという方策が、COVID-19のため指令室への入室ができなくなったことを合わせて、音声記録をそのものを持ち出すことが叶わなくなった。そのため、一旦指令室内で音声記録を文字として出力し、その中から個人情報にまつわる部分を削除した状態で紙ベースで持ち出し、その中から心肺停止など重症な要救護者の情報を拾い上げる方法を確立することとした。一方で、現場を見ることができない状況のため通信内容の把握が通信司令員および通報者双方が正確にできない問題点がある。通信指令員より先にAlertを認知するアルゴリズムの確立が必要であるが、どのような言葉または内容に対しAlertを認知するかが焦点となっており、そのための音声記録の検討件数を増やす必要がある。
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Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
4: Progress in research has been delayed.
Reason
119番通報の音声通話記録の持ち出しが制限されている。音声記録を持ち出す方法では研究が進まず、現在、一旦文書として持ち出すか、もしくはあくまでも研修の一環としてとりあつかう議論を行ない、研究を進める方針としている。個人情報を省く作業、デジタル化を行う作業が発生し当初よりも煩雑な作業および作業量の増加が起こっている。加えて、4市の医療圏の通信指令本部が統合されたため、より困難を極めている。
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Strategy for Future Research Activity |
指令センターの指令員の口頭指導技術の向上、という名目であればデータを解析して再調整を行いつつ指令員口頭指導技術向上の講習会を開催し実際の検討を行う。
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Report
(4 results)
Research Products
(15 results)