骨粗鬆症に対する新しい発症機序の解明と新規薬物開発
Project/Area Number |
20K09467
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Research Category |
Grant-in-Aid for Scientific Research (C)
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Allocation Type | Multi-year Fund |
Section | 一般 |
Review Section |
Basic Section 56020:Orthopedics-related
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Research Institution | Oita University of Nursing and Health Sciences |
Principal Investigator |
濱中 良志 大分県立看護科学大学, 看護学部, 教授 (60274750)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
松尾 哲孝 大分大学, 医学部, 准教授 (10284788)
花田 俊勝 大分大学, 医学部, 教授 (10363350)
矢野 博之 純真学園大学, 保健医療学部, 講師 (50448552)
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Project Period (FY) |
2020-04-01 – 2024-03-31
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Project Status |
Granted (Fiscal Year 2022)
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Budget Amount *help |
¥4,290,000 (Direct Cost: ¥3,300,000、Indirect Cost: ¥990,000)
Fiscal Year 2022: ¥1,300,000 (Direct Cost: ¥1,000,000、Indirect Cost: ¥300,000)
Fiscal Year 2021: ¥1,300,000 (Direct Cost: ¥1,000,000、Indirect Cost: ¥300,000)
Fiscal Year 2020: ¥1,690,000 (Direct Cost: ¥1,300,000、Indirect Cost: ¥390,000)
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Keywords | 骨細胞分化 / 放射線照射 / 骨分化 / 骨粗鬆症 |
Outline of Research at the Start |
高齢者の骨粗鬆症による骨折は、寝たきり状態を惹起する大きな誘因の一つである。骨代謝は骨芽細胞による骨形成と破骨細胞の骨吸収のバランスによって維持される。閉経後の骨粗鬆症は、エストロゲン欠乏による破骨細胞の増加が原因であると考えられているが、エストロゲン不足による骨粗鬆症の機序を正確に把握し、副作用の少ない薬物を開発することが重要である。 本研究は、エストロゲン欠乏による骨粗鬆症に、骨芽細胞において申請者らが発見した新規分解機構が生体内で関与しているかを明らかにし、骨粗鬆症で生じる骨折による寝たきりを予防する治療的応用へと展開するための研究基盤を確立したい。
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Outline of Annual Research Achievements |
人の骨細胞の分化モデルとしてヒト骨芽細胞様骨肉腫細胞Saos-2を使用した。ステロイドホルモンを除くチャコール処理血清群とエストロゲンの作用を見るためのE2(17βエストジオール)添加群の2つに分けた。10mMβグリセロ‐ル、50μg/mLビタミンCを分化誘導剤として使用し、分化誘導(-)群と分化誘導(+)群のそれぞれに、E2の添加群と非添加群の4つの群を用いて、2日ごとに培地交換を行い、4日間培養した。その後、コラーゲンを青く染めるアザン染色、カルシウムを赤く染めるアリザリンレッド染色、OPG(オステオプロテゲリン)抗体を用いたウェスタンブロット、OPGの特異的プライマーを用いたリアルタイムRT-PCRを施行した。その結果、アリザリン染色で、分化誘導を行わない群は処理血清群、E2添加群ともに赤く染色されなかったが、分化誘導した2つの群ともに赤く染色された結節を認めたが、染色の差を認めなかった。アザン染色では、分化誘導の有無にかかわらず青く染色され、大きな染色の差を認められなかった。ウエスタンブロットでは、処理血清群(+分化誘導剤)に比べてE2添加群(+分化誘導剤)のOPGが増加していた。OPGはRANKに結合して破骨細胞の分化を抑えるおとり受容体の役割が知られているため、エストロゲンは破骨細胞の抑制という直接的作用とともに、骨分化時には骨芽細胞に働きかけ、破骨細胞を抑制するという間接的な作用もあることが示唆された。
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Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
3: Progress in research has been slightly delayed.
Reason
コロナ禍による実験室の人数制限などにより、若干予定より遅れている。
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Strategy for Future Research Activity |
研究期間を1年延長して、HSPタンパク質の骨分化に与える影響に関する研究を進めていく。
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Report
(3 results)
Research Products
(1 results)