Project/Area Number |
20K09484
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Research Category |
Grant-in-Aid for Scientific Research (C)
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Allocation Type | Multi-year Fund |
Section | 一般 |
Review Section |
Basic Section 56020:Orthopedics-related
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Research Institution | Fukushima Medical University |
Principal Investigator |
渡邉 和之 福島県立医科大学, 医学部, 教授 (80529149)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
大谷 晃司 福島県立医科大学, 医学部, 教授 (50285029)
紺野 愼一 福島県立医科大学, 医学部, 教授 (70254018)
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Project Period (FY) |
2020-04-01 – 2025-03-31
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Project Status |
Granted (Fiscal Year 2023)
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Budget Amount *help |
¥4,420,000 (Direct Cost: ¥3,400,000、Indirect Cost: ¥1,020,000)
Fiscal Year 2023: ¥520,000 (Direct Cost: ¥400,000、Indirect Cost: ¥120,000)
Fiscal Year 2022: ¥520,000 (Direct Cost: ¥400,000、Indirect Cost: ¥120,000)
Fiscal Year 2021: ¥1,560,000 (Direct Cost: ¥1,200,000、Indirect Cost: ¥360,000)
Fiscal Year 2020: ¥1,820,000 (Direct Cost: ¥1,400,000、Indirect Cost: ¥420,000)
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Keywords | 腰部脊柱管狭窄 / 軽度認知機能障害 / 手術成績 / 高齢社会 / 痛み / QOL |
Outline of Research at the Start |
近年の高齢社会化を受けて、認知症と正常との間の状態と定義される軽度認知機能障害(Mild cognitive impairment :MCI)が注目されている。脊椎疾患の手術成績は、痛みやしびれといった自覚症状と患者立脚型アウトカムで評価されるが、MCIはこれらの評価に影響を及ぼす可能性がある。本研究の目的は、腰椎疾患患者でMCIの有無をMontreal Cognitive assessment(MoCA)を用いて調査し、MCIと腰椎疾患における痛み、生活の質、および手術成績との関係を明らかにすることである。
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Outline of Annual Research Achievements |
高齢社会において、認知症の前段階であるMCI(Mild Cognitive Impairment:軽度認知機能障害)が注目されており、その頻度は15-25%と報告されている。高齢者が多い整形外科領域でもMCIを有する症例の割合は高いと考えられるが、詳細な検討は行われていない。整形外科で頻度の高い腰部脊柱管狭窄症例を対象に、MCIの有病率を明らかにすること、そしてMCIが手術前後の痛みやQOL、手術成績に与える影響を調査することを目的として研究を開始した。本研究では、MCIの評価として世界的に用いられているMontreal Cognitive Assessment の日本語版(MoCA-J)を用いてMCIの有無を判定する。また認知症の客観的検査として脳脊髄液のバイオマーカー測定を行う。脳脊髄液バイオマーカーと痛みや手術成績との関連については過去に報告はない。脳脊髄液バイオマーカーは正常例でも認知機能の予後予測に有用であり、MoCA-Jと脳脊髄液バイオマーカーを用いることで、正常例の認知機能予後と痛みや手術成績との関連やMCI例での認知症への進行リスクと痛みや手術成績との関連を明らかにすることができる。本年度は新規に28名の登録を行った結果、現在まで合計67名を登録して術前評価を行った。MCIの評価、脳脊髄液の採取は問題なく施行できており継続する。目標症例数は100例であり、今後33例を登録する必要がある。症例登録数の面から研究の進捗はやや遅れている。
今後は研究計画を変更して研究期間を延長して症例登録を継続する。MoCA-Jの評価、脳脊髄液の採取とバイオマーカーの測定は問題なく施行できており継続する。今後33例の登録を行う必要があり、昨年度より登録数を増加させる必要がある。登録数が不十分であれば、再手術例を含めるなど登録基準の見直しも検討する。また研究期間の延長も検討する。
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Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
2: Research has progressed on the whole more than it was originally planned.
Reason
コロナ禍による手術件数の減少が、症例登録数に影響していたが現在1年間で30例前後登録されており、研究期間を延長した結果おおむね予定通りの進捗状況である。
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Strategy for Future Research Activity |
現在の進捗は計画通りと考えられ、引き続き研究計画に従って症例登録とフォローアップを進める。またデータ解析、学会発表、論文作成を進める。
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