子宮内細菌叢と口腔内細菌叢が子宮内膜脱落膜化及び脂質産生に及ぼす影響
Project/Area Number |
20K09650
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Research Category |
Grant-in-Aid for Scientific Research (C)
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Allocation Type | Multi-year Fund |
Section | 一般 |
Review Section |
Basic Section 56040:Obstetrics and gynecology-related
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Research Institution | Saitama Medical University |
Principal Investigator |
梶原 健 埼玉医科大学, 医学部, 教授 (80286103)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
水野 由美 埼玉医科大学, 医学部, 講師 (20584014)
水野 洋介 埼玉医科大学, 医学部, 准教授 (30406532)
佐藤 毅 埼玉医科大学, 医学部, 准教授 (60406494)
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Project Period (FY) |
2020-04-01 – 2024-03-31
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Project Status |
Granted (Fiscal Year 2022)
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Budget Amount *help |
¥4,420,000 (Direct Cost: ¥3,400,000、Indirect Cost: ¥1,020,000)
Fiscal Year 2022: ¥1,170,000 (Direct Cost: ¥900,000、Indirect Cost: ¥270,000)
Fiscal Year 2021: ¥1,690,000 (Direct Cost: ¥1,300,000、Indirect Cost: ¥390,000)
Fiscal Year 2020: ¥1,560,000 (Direct Cost: ¥1,200,000、Indirect Cost: ¥360,000)
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Keywords | 子宮内膜 / 着床 / 細菌叢 / 脱落幕化 / LPS / 子宮細菌叢 / 子宮内膜脱落膜化 / 子宮内膜細菌叢 / 子宮内細菌叢 / 口腔内細菌叢 / 不妊治療 / マイクロバイオーム / NGS解析 |
Outline of Research at the Start |
子宮内細菌叢の違いが体外受精の着床率に影響を与えるとの報告がなされ、子宮内細菌叢が子宮内膜機能になんらかの影響を及ぼしていることが想定されるが、その詳細は不明である。また子宮内細菌叢は、腸管や皮膚に比べ口腔内と最も高い相関があることや腸内細菌が行う脂肪酸代謝が宿主の脂肪酸組成に影響を与えていることも報告されており、子宮内膜においても細菌叢の分布の違いにより子宮内膜での脱落膜化過程で重要とされる脂肪酸の組成に影響を与えている可能性が考えられる。そこで本研究では、子宮内膜におけるマクロバイオームの同定と口腔内との類似性や、歯周病などの口腔内細菌叢の異常と産婦人科疾患との関連について明らかにする。
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Outline of Annual Research Achievements |
昨年度は、子宮内膜細胞が細菌感染した場合を想定し、菌体由来で炎症を誘起するLPSの投与による遺伝子発現の違いを検討した。本年度は、同じ系を使い、最近、情報伝達物質として注目されているエクソソームの分泌に違いがあるかどうかの検討を行った。その結果、LPS投与した子宮内膜から分泌されるエクソソームの量に違いがありそうな傾向が見られたので今後詳細に解析したい。
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Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
4: Progress in research has been delayed.
Reason
海外から輸入される試薬の到着が以前より遅くなり、想定外に遅くなっている。
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Strategy for Future Research Activity |
細菌感染時の子宮内膜の細菌叢とエクソソームの分泌及び、細胞から分泌される脂質の組成を分析し、着床への影響と着床不全の発症メカニズムについて明らかにする。
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Report
(3 results)
Research Products
(12 results)