Project/Area Number |
20K09684
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Research Category |
Grant-in-Aid for Scientific Research (C)
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Allocation Type | Multi-year Fund |
Section | 一般 |
Review Section |
Basic Section 56050:Otorhinolaryngology-related
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Research Institution | The University of Tokyo |
Principal Investigator |
吉田 昌史 東京大学, 医学部附属病院, 届出研究員 (80396754)
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Project Period (FY) |
2020-04-01 – 2025-03-31
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Project Status |
Granted (Fiscal Year 2023)
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Budget Amount *help |
¥3,770,000 (Direct Cost: ¥2,900,000、Indirect Cost: ¥870,000)
Fiscal Year 2022: ¥780,000 (Direct Cost: ¥600,000、Indirect Cost: ¥180,000)
Fiscal Year 2021: ¥1,560,000 (Direct Cost: ¥1,200,000、Indirect Cost: ¥360,000)
Fiscal Year 2020: ¥1,430,000 (Direct Cost: ¥1,100,000、Indirect Cost: ¥330,000)
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Keywords | 頭頸部癌 / 蛍光イメージング / 脂質代謝 |
Outline of Research at the Start |
本研究では GGT 活性検出蛍光プローブで検出可能な頭頸部癌における脂質代謝の特徴から増殖・転移に関するシグナル伝達経路の機構解明及び治療可能性の検討を行い、蛍光イメージングによるがんの質的診断から方針決定までの治療プロトコール開発を目指す。
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Outline of Annual Research Achievements |
本研究では頭頸部癌におけるGGT(γ-glutamyltransferase)活性の役割に関して脂質代謝に着目して解析することを目指している。細胞内の代表的な脂質メディエーターであるシステニルロイコトリエンの代謝にGGTが関与していることから、癌細胞の特徴とGGT活性との関連を調べるとともに、先行研究からGGTとの関連が示唆されているFGFを中心に解析を進めているが当初想定していたようなGGT活性の有無による細胞増殖や転移能などのパターンの相違を見出せていないのが現状である。 一方で頭頸部癌切除標本に対してGGT1の免疫染色における発現の有無と予後との相関については解析数を増やし有意な結果が出そうな状況である。また過去の蛍光イメージング 症例や遺伝子解析を施行した症例に関して免疫染色との結果の相関を検討するなど詳細な解析を施行中である。 昨年度に引き続き新型コロナウイルス感染拡大による臨床業務の増加が影響して研究時間の確保が難しくなっているため細胞実験や動物実験などが計画通りに進められないため、一部内容の変更を余儀なくされている。
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Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
4: Progress in research has been delayed.
Reason
当初想定していた結果が思うように出ず計画の変更を余儀なくされていることに加え、新型コロナウイルス感染拡大により臨床業務に費やされる労力が増加しており、また研究時間や人員の確保が当初の予定より困難となっているため。
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Strategy for Future Research Activity |
当初の計画であった脂質代謝と頭頸部癌の関連という点からはややテーマが外れてしまうが、GGTとの関連については臨床検体ベースの解析とはなるが何かしらの関連を見出すべく研究を継続していく予定である。引き続き実行可能な実験を継続していくとともに、実験計画の再計画を行うことで効率的な研究推進を図る。
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