Development of image diagnostic criteria for estimating budding grade and WPOI-5 in the oral cancer
Project/Area Number |
20K10108
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Research Category |
Grant-in-Aid for Scientific Research (C)
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Allocation Type | Multi-year Fund |
Section | 一般 |
Review Section |
Basic Section 57060:Surgical dentistry-related
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Research Institution | Fukuoka Dental College |
Principal Investigator |
湯浅 賢治 福岡歯科大学, 口腔歯学部, 客員教授 (40136510)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
香川 豊宏 福岡歯科大学, 口腔歯学部, 教授 (00258592)
稲冨 大介 福岡歯科大学, 口腔歯学部, 診療放射線技師 (00454934)
大野 純 福岡歯科大学, 口腔歯学部, 教授 (10152208)
筑井 朋子 (白石朋子) 福岡歯科大学, 口腔歯学部, 講師 (80580472)
吉田 祥子 福岡歯科大学, 口腔歯学部, 助教 (90780635)
横尾 嘉宣 福岡歯科大学, 口腔歯学部, 助教 (10846413)
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Project Period (FY) |
2020-04-01 – 2024-03-31
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Project Status |
Granted (Fiscal Year 2022)
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Budget Amount *help |
¥4,030,000 (Direct Cost: ¥3,100,000、Indirect Cost: ¥930,000)
Fiscal Year 2022: ¥910,000 (Direct Cost: ¥700,000、Indirect Cost: ¥210,000)
Fiscal Year 2021: ¥1,170,000 (Direct Cost: ¥900,000、Indirect Cost: ¥270,000)
Fiscal Year 2020: ¥1,950,000 (Direct Cost: ¥1,500,000、Indirect Cost: ¥450,000)
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Keywords | 口腔癌 / 蔟出 / 病理組織学的悪性度 / 超音波検査 / CT / MRI / 腫瘍の厚さ / 組織学的悪性度 / 画像診断 |
Outline of Research at the Start |
口腔癌の予後評価基準である癌深部先端部の組織学的悪性度評価にWPOI-5および簇出があるが、これらの評価基準は主に術後の手術検体での評価法である。本研究の目的は、超音波所見およびMRI所見を用いて、組織学的悪性度評価を術前に推定するための定量的画像診断基準を構築し、その診断能を評価することである。方法としては、超音波検査およびMRIが有する組織の生理的・機能的性状を定量的に画像化する特徴を利用し、癌深部先端部および隣接組織の細胞密度、細胞間質の狭小さ、血管新生の程度、毛細血管レベルでの血流動態、出血、壊死、線維化等を数値化して多変量解析を行い、その結果より定量的画像診断基準を構築する。
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Outline of Annual Research Achievements |
超音波画像、造影CT画像および造影MR画像における舌癌の厚さの相違が意味する病理組織学的背景を明らかにすることを目的として研究を行った。T1N0M0およびT2N0M0で1年以上の経過観察を行った17例の舌癌症例を対象とした。口腔内超音波画像、造影CT画像および造影MR画像における舌癌の腫瘍の厚さを測定した。病理組織学的分析はbudding activity (山川案)およびcell nest size pointを分析し、その両者の値からcellular dissociation grade(CDG)算出した。各画像における腫瘍の厚さの差と各病理組織学的所見および後発リンパ節転移の出現との関連を評価した。 造影CT画像と造影MR画像における腫瘍の厚さは両者に有意差はなかったが、口腔内超音波画像における腫瘍の厚さと比較して有意に厚かった。造影CT画像および造影MR画像における腫瘍の厚さと口腔内超音波画像における腫瘍の厚さの差は低いbudding activityを示した症例より高いbudding activityを示した症例において小さかった。nest size point においては、造影CT画像および造影MR画像における腫瘍の厚さと口腔内超音波画像における腫瘍の厚さとの差はnest size pointが大きくなるほど小さくなった。CDGを5ポイント以上と5ポイント未満と分けた場合、造影CT画像および造影MR画像における腫瘍の厚さと口腔内超音波画像における腫瘍の厚さとの差は5ポイント以上の症例の方が有意に小さく、後発頸部リンパ節転移の出現が多かった。 造影CTおよび造影MRIの腫瘍の厚さと口腔内超音波画像における腫瘍の厚さの差は舌癌のinvasion front周囲の病理組織像を反映し、CDGや後発頸部リンパ節転移を予測するのに有用であることが示唆された。
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Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
3: Progress in research has been slightly delayed.
Reason
研究結果が当初予測したものとやや異なる部分が生じたため、その検証のために再度腫瘍辺縁および蔟出部の血管増生に関する病理組織学的検査が必要となった。
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Strategy for Future Research Activity |
蔟出部の血管造生と蔟出の大きさとの関連を検証するとともに、解析する症例数を増やし、本年度の結果の検証を行う。
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Report
(3 results)
Research Products
(1 results)