Project/Area Number |
20K10148
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Research Category |
Grant-in-Aid for Scientific Research (C)
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Allocation Type | Multi-year Fund |
Section | 一般 |
Review Section |
Basic Section 57060:Surgical dentistry-related
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Research Institution | Kyushu Dental College |
Principal Investigator |
鶴島 弘基 九州歯科大学, 歯学部, 助教 (30725198)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
吉賀 大午 九州歯科大学, 歯学部, 准教授 (10507784)
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Project Period (FY) |
2020-04-01 – 2025-03-31
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Project Status |
Granted (Fiscal Year 2023)
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Budget Amount *help |
¥4,420,000 (Direct Cost: ¥3,400,000、Indirect Cost: ¥1,020,000)
Fiscal Year 2024: ¥650,000 (Direct Cost: ¥500,000、Indirect Cost: ¥150,000)
Fiscal Year 2023: ¥910,000 (Direct Cost: ¥700,000、Indirect Cost: ¥210,000)
Fiscal Year 2022: ¥910,000 (Direct Cost: ¥700,000、Indirect Cost: ¥210,000)
Fiscal Year 2021: ¥910,000 (Direct Cost: ¥700,000、Indirect Cost: ¥210,000)
Fiscal Year 2020: ¥1,040,000 (Direct Cost: ¥800,000、Indirect Cost: ¥240,000)
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Keywords | 薬剤関連顎骨壊死 / MRONJ / ARONJ / BP / サーファクチン / IL-6 / LPS / ミノサイクリン |
Outline of Research at the Start |
既存のMRONJラットにミノマイシンを投与し,骨への取り込みについて検討する.VEL scopeによる蛍光度をControl, MRONJラットで比較検討する.さらに,免疫染色により炎症性サイトカインについてもミノマイシンの抑制効果を検証する.MRONJの病的な部分と骨蛍光標識を比較する. マクロファージ細胞に対するZOL+LPS,ミノサイクリンの影響を検証する.RAW264.7細胞に,ZOLとLPSを作用させた後にミノサイクリンを作用させ,炎症性メディエーターを計測する. また,骨芽細胞様細胞であるMC3T3E1細胞にZOLとLPSを作用させ分化への影響を検証する.
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Outline of Annual Research Achievements |
MRONJの正確な病態生理は明らかとなっていないが、口腔内に特異的に起こることから歯周病源細菌の関与が示唆されている。また、その病態形成にIL-6や1L-10といった炎症性サイトカインが関与していると報告している論文もある。 天然界面活性剤の1つである”サーファクチン”はBacillus subtilisが発酵産生し、ヒトや環境に優しい成分として、化粧品や医薬部外品の原料に使用されている。今回、サーファクチンのMRONJ治療薬としての応用の可能性の探索を目的に、歯周病原細菌に対する免疫応答に及ぼす影響とそのメカニズムを明らかにすることとした。 J774.1細胞を用い、Aggregatibacter actinomycetemcomitans由来LPSにより誘導される炎症性サイトカイン(IL-1β, IL-6, TNF-α, IL-10)の発現に対するサーファクチンの修飾能をReal-time RT-qPCRを行い評価したところ、サーファクチンは濃度依存的にIL-6の発現を抑制することが明らかとなった。続いてIL-6のシグナル伝達経路の動態をWestern Blottingにより調べたところ、JNKのLPSによるリン酸化の亢進をサーファクチンは抑制することが分かった。また、ELISAによりサーファクチンはタンパクレベルでも濃度依存的にIL-6の産生量を減少させることが示唆された。
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Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
3: Progress in research has been slightly delayed.
Reason
新たな知見として、in vitroの研究を先行したためin vivoの研究の面ではやや遅れている。
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Strategy for Future Research Activity |
in vitroの知見を基に、in vivoの研究を進め、合わせて発表できるよう進めていく。
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