Project/Area Number |
20K10190
|
Research Category |
Grant-in-Aid for Scientific Research (C)
|
Allocation Type | Multi-year Fund |
Section | 一般 |
Review Section |
Basic Section 57060:Surgical dentistry-related
|
Research Institution | Tokai University |
Principal Investigator |
山崎 浩史 東海大学, 医学部, 准教授 (00338708)
|
Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
森 泰昌 国立研究開発法人国立がん研究センター, 中央病院, 医員 (00296708)
|
Project Period (FY) |
2020-04-01 – 2024-03-31
|
Project Status |
Granted (Fiscal Year 2022)
|
Budget Amount *help |
¥4,290,000 (Direct Cost: ¥3,300,000、Indirect Cost: ¥990,000)
Fiscal Year 2022: ¥910,000 (Direct Cost: ¥700,000、Indirect Cost: ¥210,000)
Fiscal Year 2021: ¥1,300,000 (Direct Cost: ¥1,000,000、Indirect Cost: ¥300,000)
Fiscal Year 2020: ¥2,080,000 (Direct Cost: ¥1,600,000、Indirect Cost: ¥480,000)
|
Keywords | 歯学 / 癌 / 遺伝子 / 口腔扁平上皮癌 |
Outline of Research at the Start |
口腔扁平上皮癌においても、化学療法や放射線療法の効果が症例によって異なることや、同一症例で原発巣と転移巣で感受性が異なることを経験する。このような『がんの不均一性』による難治化を克服するために、これまでに手術標本を用いた3次元培養法による抗がん剤・分子標的薬に対する感受性を検討してきた。その結果、感受性試験と臨床試験の成績は同等であったが、個々の症例に着目すると感受性試験と臨床での効果が必ずしも一致しないことを経験した。そこで、患者腫瘍の特性に忠実であるとされる患者腫瘍移植マウスモデルを確立し、シングルセル解析によるがんの不均一性の検討および薬剤感受性試験を行い、新規治療の開発につなげたい。
|
Outline of Annual Research Achievements |
口腔扁平上皮癌においても、化学療法や放射線療法の効果が症例によって異なることや、同一症例で原発巣と転移巣で感受性が異なることを経験する。このような「がんの不均一性」による難治化を克服するために、これまでに手術標本を用いた三次元培養法による抗がん剤・分子標的薬に対する感受性を検討してきた。その結果、感受性試験と臨床試験の成績は同等であったが、個々の症例に着目すると感受性試験と臨床での効果が必ずしも一致しないことを経験した。そこで患者腫瘍の特性に忠実であるとされる患者腫瘍移植マウスモデルを用い、シングルセル解析によるがん不均一性の検討および薬剤感受性試験を行い、新規治療の開発につなげたい。 そこで本研究の目的は、口腔扁平上皮癌における患者由来腫瘍移植マウス(PDX)モデルを確立・バンク化し、PDXを用いたシングルセル解析により、がんの不均一性に起因する難治化のメカニズムを解明する。さらに、新規の抗がん剤や分子標的薬の薬剤感受性試験をPDXで行うことにより進行/再発転移口腔扁平上皮癌の新規治療戦略を構築することである。現状ではPDXに関する報告は大腸癌や乳癌のような比較的症例数が多い癌種が中心であり、口腔扁平上皮癌のような比較的希少とされる腫瘍の報告は少ないため重要と考えられる。 現在、患者由来腫瘍移植モデルの確立・バンク化を進めるため、対象症例のサンプル収集を行い、シングルセル解析や薬剤感受性試験の予備実験を行い、実験系の確立を進めている。
|
Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
4: Progress in research has been delayed.
Reason
コロナ禍において所属する施設の診療体制に変化が生じ、対象とする症例が減少した。そのためサンプルの収集が遅れている。
|
Strategy for Future Research Activity |
サンプルの収集は引き続き継続し、併せて他の診療科や他施設に協力を引き続き要請する。並行して実験系の確立を進める。
|