Project/Area Number |
20K10239
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Research Category |
Grant-in-Aid for Scientific Research (C)
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Allocation Type | Multi-year Fund |
Section | 一般 |
Review Section |
Basic Section 57070:Developmental dentistry-related
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Research Institution | Aichi Gakuin University |
Principal Investigator |
石坂 亮 愛知学院大学, 歯学部, 歯学部研究員 (00705197)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
林 勇輝 愛知学院大学, 歯学部, 講師 (10756547)
庵原 耕一郎 国立研究開発法人国立長寿医療研究センター, 研究所 幹細胞再生医療研究部, 室長 (60435865)
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Project Period (FY) |
2020-04-01 – 2024-03-31
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Project Status |
Granted (Fiscal Year 2022)
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Budget Amount *help |
¥4,160,000 (Direct Cost: ¥3,200,000、Indirect Cost: ¥960,000)
Fiscal Year 2022: ¥1,430,000 (Direct Cost: ¥1,100,000、Indirect Cost: ¥330,000)
Fiscal Year 2021: ¥1,430,000 (Direct Cost: ¥1,100,000、Indirect Cost: ¥330,000)
Fiscal Year 2020: ¥1,300,000 (Direct Cost: ¥1,000,000、Indirect Cost: ¥300,000)
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Keywords | 再生歯科医療 / 細胞遊走因子 / 微小環境 / 幹細胞 |
Outline of Research at the Start |
重力制御による培養を用い安定して未分化・分化細胞を得て、単独あるいはスキャフォールドとともに外傷モデルに移植する。その後、再生能を比較検討することにより、外傷の際の組織再生に最適な細胞源と分化・未分化の組み合わせを検索するという着想に至った。さらに、各細胞において未分化細胞と分化誘導細胞の再生能に差をもたらしているメカニズムの検討と、そこに関与する因子を網羅的に解析し、さらに遺伝子・タンパク発現を確認することで歯髄象牙質複合体・歯根膜・歯槽骨再生誘導因子の候補を挙げる。その後精製タンパクを外傷モデルへ移植することで、歯髄象牙質複合体・歯根膜・歯槽骨再生誘導因子の同定を行う。
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Outline of Annual Research Achievements |
象牙質誘導培地で培養された歯髄幹細胞に対し、象牙質マーカーであるDSPPによる免疫組織染色を行った。組織像を観察したところ、誘導開始7日目と14日ではDSPPの 発現は認められなかった。誘導開始21日目にてDSPP陽性細胞が細胞質に発現を示した。 象牙質誘導培地で培養された歯髄幹細胞からRNAを分離し、qPCRの解析により分子生物学的解析を行った。その結果、DSPPの発現は象牙質誘導7日目の発現を基準に比較し、14日目の発現との間に有意な差は認められなかった。また、誘導7日目を比較し21日目には6.2倍の発現量があり有意に高発現を示した(図2.a)。Nestinの発現量を解析したところ、移植7日目の発現量を基準とし、14日目のNestinの発現量は7日目との間に有意な差は認められなかった。また21日目のNestin発現量は7日目と比して38.5倍であり有意に高発現を示した。DMP1の発現量は、7,14,21日目の間に有意な差は認められなかった。RUNX2の発現量を解析したところ、移植7日目の発現量を基準とし、14日目のRUNX2の発現量は7日目との間に有意な差は認められなかった。また21日目のRUNX2発現量は7日目と比して51.3倍であり有意に高発現を示した。
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Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
3: Progress in research has been slightly delayed.
Reason
評価する象牙質誘導マーカーを増やし、更なる検討を行ったところ、予定していたin vitroの実験系だけでは証明できず、in vivoの実験を追加した。そのため、昨年度までに論文投稿し、課題を終了する予定であったが、延長することとなった。
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Strategy for Future Research Activity |
再生歯髄・骨内でのマーカーの動態を免疫組織染色および組織から分離したRNAによる分子生物学的な検討を追加する。
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Report
(3 results)
Research Products
(7 results)