Study on elucidating the mechanism of oral disease development in a polar closed environment
Project/Area Number |
20K10245
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Research Category |
Grant-in-Aid for Scientific Research (C)
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Allocation Type | Multi-year Fund |
Section | 一般 |
Review Section |
Basic Section 57080:Social dentistry-related
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Research Institution | Tokyo Medical and Dental University |
Principal Investigator |
財津 崇 東京医科歯科大学, 大学院医歯学総合研究科, 助教 (80611508)
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Project Period (FY) |
2020-04-01 – 2024-03-31
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Project Status |
Granted (Fiscal Year 2022)
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Budget Amount *help |
¥4,290,000 (Direct Cost: ¥3,300,000、Indirect Cost: ¥990,000)
Fiscal Year 2022: ¥1,820,000 (Direct Cost: ¥1,400,000、Indirect Cost: ¥420,000)
Fiscal Year 2021: ¥1,560,000 (Direct Cost: ¥1,200,000、Indirect Cost: ¥360,000)
Fiscal Year 2020: ¥910,000 (Direct Cost: ¥700,000、Indirect Cost: ¥210,000)
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Keywords | 南極 / 遠隔歯科 / 労働 / 口腔保健 / 極地環境 / 閉鎖環境 |
Outline of Research at the Start |
南極観測隊基地や国際宇宙ステーションなど長期隔離環境では歯科医師不在、歯科医療器具の制限のため、口腔疾患の急性化は深刻な問題である。極地閉鎖環境ではストレスの増悪により、口腔セルフケアが不十分になることや口腔の免疫機能が低下することが報告されている。このような環境で口腔疾患を予防するには極地環境の歯科疾患の発症リスクを正確に把握する必要がある。本研究では長期隔離環境における口腔疾患リスクを生化学的、行動学的に分析し評価を行う。本研究の有効性が確認されれば、長期遠隔地滞在における口腔疾患の発症のリスクを下げ、災害医療、在宅医療などでの効率的な口腔ケアプログラムの確立に役立たせることができる。
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Outline of Annual Research Achievements |
南極観測隊基地や国際宇宙ステーションなど長期隔離環境では歯科医師不在、歯科医療器具の制限のため、う蝕や歯周病など口腔疾患の急性化は深刻な問題である。これまで極地閉鎖環境ではストレスの増悪により、口腔セルフケアが不十分になることや口腔の免疫機能が低下することが報告されている。南極観測基地では、疼痛や機能障害を伴う口腔の急性症状が発症した時に十分に対応する歯科医師が不在となるため、歯科健康管理は特に重要となる。このような環境で口腔疾患を予防するには歯科疾患の発症リスクを正確に把握する必要がある。本研究では長期間隔離環境に滞在する者の口腔疾患を予防することを目的に、1年半に及 ぶ長期南極滞在の越冬隊員と4ヶ月滞在の夏隊の歯科疾患リスクを検証する。その調査結果をもとに、遠隔歯科相談システムの有効性を発症頻度の減少について、調査を行う。2020年度は第62次南極観測隊員を対象にベースライン、2回目調査を行った。調査項目としては、(1) 質問票調査(夏・冬両隊)口腔保健行動質問票ストレスに関する質問票()(2) 口腔保健状態調査(夏・冬両隊)口腔内診査(南極観測隊参加前の口腔内診査のデータ)であった。また、南極観測隊員と比較したその他の職業環境の口腔保健状態や行動の調査を実施し、学会で発表を行うことができた。しかし、該当年度において、コロナ禍における極地研究所 との調整に時間がかかっており、関連するデータの収集は一部しか行うことができなかった。
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Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
3: Progress in research has been slightly delayed.
Reason
2022年度の目標は、第63次南極観測隊員の口腔行動の調査行動の調査、さらに第63次南極観測隊員のベースライン調査、2回目調査であった。また南極観測隊員と比較したその他の職業環境の口腔保健状態や口腔保健行動の調査も実施し、学会では票を行うことができた。しかし、該当年度において、コロナ禍における極地研究所との調整に時間がかかっており、関連するデータの収集は一部しか行うことができなかった。
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Strategy for Future Research Activity |
2023年度は引き続き、第64次南極観測隊員の口腔行動の調査行動の調査、さらに第64次南極観測隊員のベースライン調査、2回目調査を行う予定である。南極観測隊員と比較したその他の職業環境の口腔保健状態や口腔保健行動の調査も実施し、それらのデターを利用したデータ分析および学会発表、論文作成を行う予定である。
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Report
(3 results)
Research Products
(35 results)
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[Presentation] 口臭専門外来受診患者の特徴について2020
Author(s)
大城 暁子, 井上 裕子, 斉藤 智也, Zar Chi Kyaw Myint , Nguyen Thi Nhat Vy, Srinarupat Jarassri, Aung Ei Ei, 財津 崇, 川口 陽子
Organizer
第69回日本口腔衛生学会・総会
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