Project/Area Number |
20K10391
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Research Category |
Grant-in-Aid for Scientific Research (C)
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Allocation Type | Multi-year Fund |
Section | 一般 |
Review Section |
Basic Section 58010:Medical management and medical sociology-related
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Research Institution | Kinjo Gakuin University |
Principal Investigator |
石田 淳子 金城学院大学, 生活環境学部, 准教授 (50410501)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
加藤 明彦 浜松医科大学, 医学部附属病院, 准教授 (60324357)
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Project Period (FY) |
2020-04-01 – 2025-03-31
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Project Status |
Granted (Fiscal Year 2023)
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Budget Amount *help |
¥3,510,000 (Direct Cost: ¥2,700,000、Indirect Cost: ¥810,000)
Fiscal Year 2022: ¥520,000 (Direct Cost: ¥400,000、Indirect Cost: ¥120,000)
Fiscal Year 2021: ¥780,000 (Direct Cost: ¥600,000、Indirect Cost: ¥180,000)
Fiscal Year 2020: ¥2,210,000 (Direct Cost: ¥1,700,000、Indirect Cost: ¥510,000)
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Keywords | CKD / サルコペニア / 栄養 / 口腔機能低下 / 味覚障害 / 口腔機能 |
Outline of Research at the Start |
慢性腎臓病(CKD)患者においてサルコペニアの合併は、要介護や入院、生命予後のリスクファクターとなる。 申請者らは、サルコペニアに至る過程に見られる栄養障害や口腔機能低下に着目している。 本研究では、サルコペニアを合併するCKD患者の栄養および口腔状態を評価するとともに、その改善効果を検討する。 この検討により、CKD 患者のサルコペニア予防、治療に向けた簡便で汎用的な栄養口腔改善プログラムの作成を試みる。
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Outline of Annual Research Achievements |
慢性腎臓病(CKD)患者の中でも透析患者は特にサルコペニアやフレイル、低栄養の発症率が高く、これらを合併することは要介護や入院、生命予後のリスクファクターとなるため、早期発見、早期治療を行うことが重要である。申請者らは口腔機能低下を含めたオーラルフレイルがサルコペニアと関係している可能性を報告しているが、臨床現場において口腔状態の改善を通したサルコペニアや低栄養への介入方法は十分に整備されていない。そこで本研究では、CKD患者におけるサルコペニアや口腔状態について現状調査を行うとともに、口腔機能や味覚障害と食事、栄養との関係を検討することにより、サルコペニア治療のための簡便で汎用的な栄養口腔プログラムを検討していく。 2020年度は透析患者のサルコペニアの発症状況と口腔機能低下症についての検討から、サルコペニア群は舌圧や咬合力が低下していることを確認し、舌圧の低下した患者に対し口腔訓練を行った結果を報告した。また、透析患者の味覚に関する調査を行い、味覚障害群におい て舌苔の付着度が高いこと、たんぱく質や亜鉛、ビタミン類の摂取量が低下していることを報告した。2021年度は、亜鉛欠乏症を呈する透析患者に亜鉛補充療法を行った結果、味覚の改善が見られたことを報告した。2022年度は透析患者の栄養状態を評価する方法についてまとめ、口腔機能、亜鉛欠乏と味覚の関係も含めて報告した。2023年度は口腔機能と栄養評価法との関係について報告した。
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Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
3: Progress in research has been slightly delayed.
Reason
本研究は透析患者への介入調査を含む研究であったが、研究機関の大部分がコロナ禍と重複していた為、研究に遅れが生じている。研究全体はこれまでに得られたデータの解析なども含めた検討を行っており、現在、研究全体のまとめを進めている。
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Strategy for Future Research Activity |
2024年度については、研究期間の延長を申請した最終年度である。このためこれまでの研究成果をまとめるための検討を進めていく。また、今年度から新たな研究テーマが始まるが、透析患者の栄養障害を対象とした継続テーマであるため、新旧のテーマの橋渡しができるようにまとめていく。
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