IL-5を起点とした非IgE依存的アレルギー性鼻炎発症機序の解明
Project/Area Number |
20K10428
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Research Category |
Grant-in-Aid for Scientific Research (C)
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Allocation Type | Multi-year Fund |
Section | 一般 |
Review Section |
Basic Section 58020:Hygiene and public health-related: including laboratory approach
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Research Institution | Kanazawa University (2022) University of Toyama (2020-2021) |
Principal Investigator |
山崎 輝美 (長井輝美) 金沢大学, ナノ生命科学研究所, 特任助教 (20558134)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
土田 暁子 富山大学, 学術研究部医学系, 助教 (00867674)
柳橋 努 富山県薬事総合研究開発センター, その他部局等, 主任研究員 (60710887)
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Project Period (FY) |
2020-04-01 – 2024-03-31
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Project Status |
Granted (Fiscal Year 2022)
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Budget Amount *help |
¥4,420,000 (Direct Cost: ¥3,400,000、Indirect Cost: ¥1,020,000)
Fiscal Year 2022: ¥1,170,000 (Direct Cost: ¥900,000、Indirect Cost: ¥270,000)
Fiscal Year 2021: ¥1,560,000 (Direct Cost: ¥1,200,000、Indirect Cost: ¥360,000)
Fiscal Year 2020: ¥1,690,000 (Direct Cost: ¥1,300,000、Indirect Cost: ¥390,000)
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Keywords | アレルギー性鼻炎 / 唾液細菌叢 / コホート研究 / IL-5 / 花粉症 / ILC2 / 神経 / 小児コホート研究 / 非IgE依存的アレルギー性鼻炎 / 前向きコホート研究 |
Outline of Research at the Start |
アレルギー性鼻炎においては、即時型反応に免疫グロブリンE(IgE)が関与しない経路が存在することが報告されているが、その発症機序は未解明である。本研究では、IL-5を起点とした非IgE依存的アレルギー性鼻炎の発症機序解明のため、①IL-5産生ILC2と三叉神経の相互作用についてマウスモデルで明らかにし、②さらに環境省「子どもの健康と環境に関する全国調査(エコチル調査)」の参加者に対し追加調査を実施し、小児におけるアレルギー性鼻炎へのIL-5の関与についての疫学的解析を行う。本研究の進展は、アレルギー性鼻炎の新規治療薬開発のみならず疾病予防にも貢献すると考えられる。
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Outline of Annual Research Achievements |
アレルギー性鼻炎においては、即時型反応に免疫グロブリンE(IgE)が関与しない経路が存在することが報告されているが、未解明である。 2022年度は、2020年度に調査に同意した調査参加者のうち、2021年度に唾液を回収できた314名の小児の唾液細菌叢およびサイトカインの解析を行い、質問票のデータを併せてアレルギー性鼻炎および花粉症の有無およびその症状との関連を明らかにした。その結果、アレルギー性鼻炎と唾液細菌叢においては、その症状により唾液細菌叢のα多様性に違いがみられることが明らかになった。α多様性については、Chao-1指数、Faith指数、shannon指数、Evenness指数指数、菌数指数について解析を行なった。そのうち、Chao-1指数、Faith指数、および菌数指数は、繰り返し鼻症状がありかつ、「中程度」に鼻症状が邪魔であると回答した群では、「少し(邪魔である)」または「まったく(邪魔ではない)」と回答した群に比較して有意に低下することが明らかになった。一方、weighted unifrac距離、 unweighted unifrac距離によるPCoA解析ではいずれの群間でも有意差はみられなかった。花粉症有病者と無病者においては、α多様性およびβ多様性について解析した結果、いずれも両群に違いはみとめられなかった。また今年度は、全検体の唾液において自然型アレルギーと関連すると考えられるIL-5を解析した。その結果、唾液IL-5はアレルギー性鼻炎および花粉症診断の有無とは関連が認められなかった。
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Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
2: Research has progressed on the whole more than it was originally planned.
Reason
唾液を採取することができた小児全員分の唾液細菌叢とサイトカインを解析し、唾液細菌叢のα多様性とアレルギー性鼻炎症状との関連を明らかにすることができたため。
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Strategy for Future Research Activity |
今年度は、唾液細菌叢と唾液サイトカインの関連からアレルギー性鼻炎への影響を明らかにし、論文化する予定である。
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Report
(3 results)
Research Products
(7 results)