女性の健康と女性ホルモンおよびイソフラボン濃度との関連
Project/Area Number |
20K10468
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Research Category |
Grant-in-Aid for Scientific Research (C)
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Allocation Type | Multi-year Fund |
Section | 一般 |
Review Section |
Basic Section 58030:Hygiene and public health-related: excluding laboratory approach
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Research Institution | Gunma University |
Principal Investigator |
井手野 由季 群馬大学, 食健康科学教育研究センター, 准教授 (60616324)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
林 邦彦 群馬大学, 大学院保健学研究科, 教授 (80282408)
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Project Period (FY) |
2020-04-01 – 2025-03-31
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Project Status |
Granted (Fiscal Year 2023)
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Budget Amount *help |
¥4,290,000 (Direct Cost: ¥3,300,000、Indirect Cost: ¥990,000)
Fiscal Year 2024: ¥910,000 (Direct Cost: ¥700,000、Indirect Cost: ¥210,000)
Fiscal Year 2023: ¥650,000 (Direct Cost: ¥500,000、Indirect Cost: ¥150,000)
Fiscal Year 2022: ¥910,000 (Direct Cost: ¥700,000、Indirect Cost: ¥210,000)
Fiscal Year 2021: ¥650,000 (Direct Cost: ¥500,000、Indirect Cost: ¥150,000)
Fiscal Year 2020: ¥1,170,000 (Direct Cost: ¥900,000、Indirect Cost: ¥270,000)
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Keywords | 女性ホルモン / 尿中FSH濃度 / 尿中エストロゲン濃度 / 生活習慣病 / 閉経後女性 / 尿中イソフラボン濃度 / 妥当性研究 / 女性の健康 / イソフラボン |
Outline of Research at the Start |
女性のライフコースにおける種々の疾患・病態と尿中の女性ホルモンおよびイソフラボン濃度との関連について,前向きコホート研究にて調査する.閉経前女性については尿中エストロゲンレベルを中心に,更年期以降の女性については尿中卵胞刺激ホルモン(FSH)レベルについても検討する.とくに閉経後の尿中FSH濃度については,日本人女性における上昇パターンを推定する.推定したパターン分類と閉経後の健康との関連について,前向きコホート研究にて調査し,尿中FSH濃度が閉経後女性における種々の疾患・病態のリスクを予測するための有用なバイオマーカーとなりうる可能性を検討する.
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Outline of Annual Research Achievements |
本研究は日本ナースヘルス研究(JNHS)の一部であり,看護職女性を調査対象としている.2023年度は,学会発表ではあるが,有限混合モデルを用いて,尿中FSHレベルから閉経後女性を3つのサブグループに分類し,わが国の女性のための更年期以降に発症する疾患・病態発生を予測するためのcut-off値について提案した.実際に閉経後の糖尿病発症の有無との関連を調べたところ,BMI≧25の場合は,従来の報告と一致する結果が得られたが,BMI<25では,異なる結果となった.他の疾患も含め,日本人女性のデータにおけるFSHレベルと閉経後の健康についてさらなる検討が必要である.今後,尿中FSH濃度の閉経後の疾患・病態発生の予測因子としての可能性について検討を継続し,論文化を目指す.また,わが国におけるホルモン補充療法(HRT)使用者の特性に関する論文を発表した.更年期以前の婦人科受診の経験がHRT開始と関連しており,これまで指摘されてきたWHIによる乳がんリスクなどの上昇の報告のみでなく,更年期症状での婦人科受診は敷居が高いことが示唆された.さらに,生活習慣に関するデータのクリーニングに関連し,使用している食物摂取頻度調査項目の妥当性を検討した論文および夜勤の睡眠障害への影響についての論文を発表した. 疾患の発生について,新型コロナ感染症拡大による医療機関の負担に配慮して中断していた医療機関医療機関への照会を2023年度より再開した.またこれに伴い,疾病評価委員会による悪性腫瘍および骨粗鬆症の発症例確定作業を進めた.
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Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
2: Research has progressed on the whole more than it was originally planned.
Reason
本研究の主たる目的である尿中FSH濃度の閉経後の疾患・病態発生の予測因子としての可能性について,日本人女性のためのcut-off値を検討し,学会発表を行った.糖尿病に関して,先行研究とは異なる結果が得られたため,他の疾患との関連も含め,さらなる検討を行っている.また,閉経前の両側卵巣の摘出を伴わない子宮摘出術既往女性における閉経状態推定のための調査および閉経のタイミングの傾向についての検討も継続している.循環器疾患の発症に関する発症例確定の手続きの妥当性についての検討も継続中である.その他,看護職女性という対象者の特性上,無視することのできない夜勤の経験に関するデータをはじめ,食生活や身体活動などの生活習慣に関するデータのクリーニングも継続しており,夜勤の睡眠障害への影響および食物摂取頻度調査項目の妥当性について,論文として発表した. 以上より,「おおむね順調に進展している」とした.
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Strategy for Future Research Activity |
本研究の主たる目的の一つである閉経後女性の尿中FSH濃度と閉経後の症状・疾患発生との関連について,有限混合モデルを用いて推定したcut-off値と各症状・疾患発生との関連についての検討を進める.糖尿病について,諸外国からの従来の報告とは異なる結果が得られたため,人種・民族による差という点についても可能な範囲で検討を行う. 同時に,JNHSデータより,乳がん,子宮内膜症,子宮筋腫,婦人科がん等のエストロゲン依存性疾患,閉経後のメタボリックシンドローム,糖尿病,脳心血管疾患,骨粗鬆症など,JNHS追跡調査にて新規発生を調査している種々の疾患の既往および新規発生の同定のための調査および発症例確定作業を継続する.また,これらの疾患を有する対象者における,尿中イソフラボン濃度および尿中女性ホルモン濃度や生活習慣との関連を検討すべく,データのクリーニングも継続する.
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Report
(4 results)
Research Products
(27 results)