大規模コホートにおける認知症および認知機能低下の変容可能な予防・リスク要因の解明
Project/Area Number |
20K10526
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Research Category |
Grant-in-Aid for Scientific Research (C)
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Allocation Type | Multi-year Fund |
Section | 一般 |
Review Section |
Basic Section 58030:Hygiene and public health-related: excluding laboratory approach
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Research Institution | Niigata University |
Principal Investigator |
北村 香織 新潟大学, 医歯学系, 助教 (80468975)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
中村 和利 新潟大学, 医歯学系, 教授 (70207869)
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Project Period (FY) |
2020-04-01 – 2024-03-31
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Project Status |
Granted (Fiscal Year 2022)
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Budget Amount *help |
¥4,420,000 (Direct Cost: ¥3,400,000、Indirect Cost: ¥1,020,000)
Fiscal Year 2022: ¥1,040,000 (Direct Cost: ¥800,000、Indirect Cost: ¥240,000)
Fiscal Year 2021: ¥2,080,000 (Direct Cost: ¥1,600,000、Indirect Cost: ¥480,000)
Fiscal Year 2020: ¥1,300,000 (Direct Cost: ¥1,000,000、Indirect Cost: ¥300,000)
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Keywords | 認知症 / 一次予防 / 疫学 / 縦断研究 / 生活習慣 |
Outline of Research at the Start |
我が国における認知症患者の増加は著しく、予防に有効な研究成果への関心が高まっている。本研究では、地域住民対象の大規模コホート研究(N=14,364)の枠組みにおいて、認知機能低下および認知症の縦断研究を計画し、認知症に関連する変容可能な予防・リスク要因を解明することを目的とする。具体的には、① コホートサブグループにおける認知機能低下の5年後縦断調査と、② 診療情報および要介護情報による認知症の長期追跡調査を遂行する。このコホート内の2種類の調査により、日本人の認知症および認知機能低下の変容可能な要因を解明を目指す。
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Outline of Annual Research Achievements |
我が国における認知症患者の増加は著しく、予防に有効な研究成果への関心が高まっている。本研究では、地域住民対象の大規模コホート研究(N=14,364)の枠組みにおいて、認知機能低下および認知症の縦断研究を計画し、認知症に関連する変容可能な予防・リスク要因を解明することを目的とする。具体的には、1)コホートサブグループにおける認知機能低下の5年後縦断調査と、2) 診療情報および要介護情報による認知症の長期追跡調査を遂行する。このコホート内の2種類の調査により、日本人の認知症および認知機能低下の変容可能な要因の解明を目指している。 COVID-19の感染拡大の影響により、前述1)の研究計画が変更となり1年半遅れで昨年度実施した。今年度は未実施地域の対象者に対する調査を実施した。COVID-19感染予防のため、規模を縮小して実施した影響があり、見込んでいたフォローアップ数より1割程度少ない件数となった。2)の調査は感染予防にかかる制限はあるものの、可能な範囲で継続して症例を収集した。 調査実施(フォローアップ症例収集)が1年遅れたため、次年度まで研究期間を延長し、期間中に収集したデータを更に検討してまとめる予定である。
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Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
3: Progress in research has been slightly delayed.
Reason
本研究は、2種類の認知症予防縦断調査を計画している。1)コホート研究のサブグループに対して行う認知機能の5年後縦断調査は、一年後ろ倒して実施することができた。しかし調査年が一年遅れであることに伴い、データ解析やまとめもやや遅れることとなった。 2)認知症の長期追跡調査は、研究参加者の新規認知症の症例を医療機関と要介護認定情報から収集している。コホート研究参加者のベースライン時データには、多岐にわたる詳細な環境・生活習慣がカバーされている。認知症全体およびアルツハイマー病の予防要因およびリスク要因を特定するために、ベースラインの環境・生活習慣情報と、本研究における調査で得られた認知症発症データを用いて解析を行い、今年度は学会発表を行った。
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Strategy for Future Research Activity |
本研究は、2種類の認知症予防縦断調査を計画し実施している。1)コホート研究のサブグループに対して行う認知機能の5年後縦断調査は、1年後ろ倒しとなったが、今年度に完了したため、今後はその解析とまとめを進める。2)認知症の長期追跡調査は、研究参加者の新規認知症の症例を医療機関と要介護認定情報から収集しており、研究期間中は引き続き症例収集を行う。
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Report
(3 results)
Research Products
(2 results)
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[Journal Article] Leisure-Time and Non-Leisure-Time Physical Activities are Dose-Dependently Associated With a Reduced Risk of Dementia in Community-Dwelling People Aged 40-74 Years: The Murakami Cohort Study2022
Author(s)
Kaori Kitamura, Yumi Watanabe, Keiko Kabasawa, Akemi Takahashi, Toshiko Saito, Ryosaku Kobayashi, Ribeka Takachi, Rieko Oshiki, Shoichiro Tsugane, Masayuki Iki, Ayako Sasaki, Osamu Yamazaki, Kei Watanabe, Kazutoshi Nakamura
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Journal Title
Journal of the American Medical Directors Association
Volume: -
Issue: 7
Pages: 1197-1204.e4
DOI
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Peer Reviewed
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