Project/Area Number |
20K10622
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Research Category |
Grant-in-Aid for Scientific Research (C)
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Allocation Type | Multi-year Fund |
Section | 一般 |
Review Section |
Basic Section 58050:Fundamental of nursing-related
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Research Institution | Kansai Medical University |
Principal Investigator |
太田 祐子 関西医科大学, 看護学部, 准教授 (70349778)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
山口 みのり 静岡県立大学, 看護学部, 准教授 (00369480)
安酸 史子 日本赤十字北海道看護大学, 看護学部, 学長 (10254559)
上山 千恵子 関西医科大学, 看護学部, 講師 (90751587)
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Project Period (FY) |
2020-04-01 – 2025-03-31
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Project Status |
Granted (Fiscal Year 2023)
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Budget Amount *help |
¥4,290,000 (Direct Cost: ¥3,300,000、Indirect Cost: ¥990,000)
Fiscal Year 2023: ¥520,000 (Direct Cost: ¥400,000、Indirect Cost: ¥120,000)
Fiscal Year 2022: ¥1,300,000 (Direct Cost: ¥1,000,000、Indirect Cost: ¥300,000)
Fiscal Year 2021: ¥1,430,000 (Direct Cost: ¥1,100,000、Indirect Cost: ¥330,000)
Fiscal Year 2020: ¥1,040,000 (Direct Cost: ¥800,000、Indirect Cost: ¥240,000)
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Keywords | リフレクション / 看護教育 / キャリア中期 / ナラティブ / ピアグループ / 対話 / 語り / 看護職 / キャリア |
Outline of Research at the Start |
本研究では、キャリア中期看護職が実践家として成長する支援として、対話的なリフレクションの促進をはかる。 具体的には、キャリアおよび看護・看護教育にかかわる実践を、対等な関係のピアグループで語り検討する場である、語りの会を提供する。 そこで展開されるプロセスの詳細とキャリアおよび看護・看護教育実践に関する看護職の経験を丁寧に観察・分析する。これらを通して、対話的リフレクションを契機としたキャリア中期看護職の成長とその方法を明らかにすることを目的とする。
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Outline of Annual Research Achievements |
本研究の目的は、キャリア中期看護職における対話的リフレクションを志向した語りの会を開催し、そこで展開されるプロセスの詳細を記述し、看護職の成長に関する対話的リフレクションがどのように発現し展開されるのか、検討することである。 2023年度は、当該領域の国内外の研究動向や、最新の知見の獲得とともに、本課題の補助事業期間以前に取り組み、本課題に引き継がれた継続的な課題の成果を再分析し、国際学会での発表を通して交流・発信を行った。 フィールドでの実施としては、キャリア中期看護職の対話的リフレクションを意図した語りの会を企画・運営した。キャリア中期看護職の語りの会の実施として、看護教育者等を主な対象として看護教育事例検討会を開催した。計6回開催し、結果としてのべ66人の参加であった。これまで、新型コロナウイルス蔓延の為に対面を見送っており、感染状況が落ち着いたため対面の開催を検討したが、遠方からの参加もあり簡便に参加できるため、オンラインでの開催を継続した。リフレクションの場の提供として、事例提供者や参加者が安全を感じながら発言ができることが重要であり、会に参加する約束事として定着に努めるなど、フィールドの場の醸成が継続的にはかられ、実施されている。併せて、研究者と研究参加候補者との関係づくりを継続し、研究参加への内諾が得られている状況であるが機関の倫理審査が長引いており、承認され次第、データ収集が開始できるよう整えている。
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Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
4: Progress in research has been delayed.
Reason
本研究は、グループで集い対話をしながらリフレクションを進めることを主な特徴としている。新型コロナウイルス蔓延に伴い、集いが困難となっていたこと、また研究者らが従事する大学教育のマンパワー不足から、臨地実習を含めた大学での授業・教育を学生の学びを止めないために優先的に取り組む必要があり、時間的な制約があったため、進捗が遅れていた。 この遅れのため、補助事業期間の延長を申請し認められた。2024年度は、遅れていたデータ収集と分析に精力的に取り組む予定である。
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Strategy for Future Research Activity |
2024年度は、2023年度に引き続き、看護教育者の事例検討会を定期的に開催する。事例検討会では、フィールドの醸成を行いながら、研究協力者を獲得しデータ収集を確実に実施するとともに、データの分析を行い、成果をまとめていく。
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